トラッドシーンの開拓者「ビームス プラス」キーマン6人のトラッドの原点とは?

本邦トラッドシーンの開拓者であり海外からも厚い信任を得るビームス プラス。彼らの原点となるトラッドアイテムを紹介。嘘偽りも忖度もないセレクトから、個性豊かなトラッド観が垣間見える!

やはり南西部のトラディショナルが原点です|バイヤー小林隆さん

インディアンジュエリーの達人。ファッション的な打ち出しに加え、製造の背景や、アーティストの作風・技術まで深く理解し提案。

アーニーリスターの古典的ジュエリー

写真右は、ナバホ族の本格銀細工師が、伝統技法で制作したバングル。写真左は、モレンシターコイズを自ら持ち込み、制作を依頼したリング。「ターコイズとコインシルバーに南西部ジュエリーの誇りが宿っています」

ルケーシーのローパーブーツ

ビームス プラスでは、2010年ごろに取り扱っていたという、もはや説明不要なウエスタンの名作。「ヒールの低いローパーなら日頃から履きやすい。ボロータイと同様に、テキサス州の代名詞ですね」

ホピ族のボロータイ

手間の掛かるオーバーレイ技法で製作。某モーターサイクルのエンブレムにも見られるイーグルなどの鳥モチーフが、アメリカの誇りを感じさせる60〜80年代の作品

トラッドには3つの美徳があります|MD長谷部慎之介さん

学生時代のアルバイトも含めビームス歴30年の御大。ビームス プラスの敏腕MDにして、コラージュアーティストとしても活動。

エル・エル・ビーン×ビームス プラスのボート・アンド・トート

「トラッド(プレッピー)スタイルの美徳『普遍性・経年変化・サステナブルと経済性』すべてが宿る名作です」。“ディープボトム”がレアなビームス プラス別注仕様

パッチワークジャケット

パッチポケットやセンターフックベントという米国仕様ながら、不思議な位置に付く2つボタンの謎仕様。「これもトラッドの『3つの美徳』すべてが宿っています。ブランドもない匿名性から色々なストーリーを想像できておもしろい」

アメリカ関連のドキュメンタリー資料

アメリカに関わる1950年代の事実が分かる資料。「ファッション誌などからは分からない、リアルな生活者を知ることが、アメリカ服の真の背景を知ることに繋がります。その知識をふまえて提案できるかどうかは重要かと」

伝統と革新が詰まったものに弱いんです|バイヤー柳井純一さん

2022年秋より同レーベルバイヤー就任。米国的ディテールにこだわった別注企画のディレクションや、大型イベントの企画もこなす。

パレス スケートボード×ビームス プラスのスーツ

英国のスケートブランドと、ビームス プラスらしいアメトラのトラッドクローズがクロスしたスーツ。「一見振り切ってますが、細部や生地の織り柄はトラッド。そして唯一無二。伝統と革新の融合がトラッドを感じさせます」

チューブ×ビームスプラスのパッチワークベスト&トラウザーズ

チューブのデザイナーである斎藤久夫さんの所有していた生地を、デザインされたパッチワークで表現。「型自体はベーシックですが、見え方としては全く別物。ベーシックなアイテムが、デザインやコーデで新鮮に見える。それも自分にとってのトラッド」

ジャミーソンズのフェアアイルニット

昔も今も変わらないスタイルで、リアルシェットランドウールの紡績から始まり、全工程を一貫して行うジャミーソンズ。「いまだ根強く残る手編みの風習をベースに、クオリティを落とすことなく生産をする姿勢が魅力的。そのプライドや島の文化を大切にする姿勢がトラッドですね」

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2nd 編集部
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