幻のアメアパTシャツにアイドルのツアーT、10年愛用する最強の「寝間着Tシャツ」を紹介!

お気に入りのTシャツの行く末は二つある。ベストコンディションを維持しながらクローゼットの一角を担い続けるか、シミや汚れができて「寝間着Tシャツ」に格下げされるかだ。だが「寝間着Tシャツ」は本当に格下げなのだろうか? 長く寝間着でいられることのほうが、実はTシャツとしての実力を試されている気がする。

寝間着Tシャツの価値とは? 10年選手の3枚を紹介

ヴィンテージTシャツの価値といえば、デザイン、貴重性、コンディションなどの要素で相対的に決まるものだが、寝間着Tシャツにおいては着心地の良さ一択だ。寝間着として、寝ている者の邪魔をしないこと。ストレスを感じさせない肌触り、毎日洗濯してもダメージが広がらない耐久性、厚くも薄くもない絶妙な生地……つまり質という点においては一般的に価値があるとされるTシャツを凌駕するかもしれない。

さて、今回写真を載せるのが正直40過ぎの女としてアリなのかと悩みつつ、ヴィンテージだということにして掲載してしまう。個人的寝間着Tシャツランキングを紹介していきたいと思う。

1位 「BAXTER FINLEY BARBER & SHOP」のショップTシャツ

圧倒的1位はLAのバーバーショップ「バクスター・フィンリー バーバー&ショップ」のもの。メンズグルーミングブランド「Baxter of California」の創業者がオープンさせたサロンで、奇しくも今年店名が変わってしまったので今は存在しない店名のロゴT。いまは10年ものなので、この肌触りはベビー用品のごとく柔らかく、繊維のざらつきはもうない。それでいて穴が開いていないすごさ。

理美容業界誌「Men’s PREPPY」に所属していた2016年、アメリカンバーバーの特集を企画したものの自らLAに行く時間が取れず、編集部の若手がその大役を担いLAでバーバーショップの取材をした。そのときオリジナルグッズがあったら買ってきてほしいと伝えて、手に入ったのがこのTシャツだ。

それにしても、新品のときからかなり肌触りが良く、バーバーショップのショップTのクオリティとは思えなかった(失礼!)。タグをじっくりと眺めてみたら驚いた。

まさかの「アメアパ」こと「American Apparel」ではないか。極小の文字で刻まれた輝かしい「Made in USA」。そう、これはアメアパの定番Tシャツ「2001 Fine Jersey T-Shirt」だったというわけ。手に入れた2016年に「アメアパ」は日本から完全撤退。その後、本国では「Gildan」に買収され再始動したというタイミング。なかなかのいわくつきの寝間着Tシャツ1位は、この調子ならもう10年ともにしてくれそうだ。

気になる方はZOZOTOWNなどECサイトをチェックしていただければと思うが、「Made in USA」を狙うなら古着屋で探してみてほしい。

2位 「Shorty’s BARBER SHOP」のショップTシャツ

穴が開き、日焼けにより紫がかった黒になってしまって、つい先日処分してしまったのが同じく2016年のLA取材で購入してきてもらった「Shorty’s BARBER SHOP」のショップT。記事のネタにしようとはつゆほども思わず、そのままゴミ箱に入れてしまったのが悔やまれる。

「Men’s PREPPY 2017年1月号」の誌面にその姿を見つけた。棚の上段にいる、ピンナップガールが大きく描かれた黒T。「アメアパ」とはまた違った質感でさらっとしていて非常に着心地が良かった。LA在住で行く機会がある方がいれば、まだこのTシャツがあるのかチェックして、あったらタグを見てきてほしい!

Tシャツの正体はわからなくなってしまったが、この「Men’s PREPPY 2017年1月号」、アメリカのバーバーショップ事情が詳しく載っていて、10年経ったいま読んでもなかなかに面白い。デジタル版ならAmazonなどで読めるので興味がある方はぜひ。

3位 Sexy Zone 2016年ライブツアーTシャツ

3位は、2016年に開催されたSexy Zone(現timelesz)の『Welcome to Sexy Zone Tour』公式ツアーTシャツ。関係者の方に招待いただきファミリー席で観覧するという貴重な体験をし、ケンティーこと中島健人さんの生「セクシーサンキュー!」も経験した。その帰りに、お土産としてプレゼントしていただいたのがこのTシャツだ。

身幅約62cm、着丈約67cmという、今見てもかなりワイドなボックスシルエット。寝間着になるために生まれてきたようなストレスフリーなシルエットなのだ。襟ぐりが広く頭が引っかからない。着替える前にメイクやヘアセットをしてしまったとき、ものすごく助かる仕様だ。そして生地が圧倒的に柔らかい。ライブTでこれほど柔らかいTシャツを知らない。それでいて10年着てもダメージがないのもすごい。

どこのものかと調べようとするとライブTの困るところがコレ。事務所名や、舞台の場合は主催者の会社名しか掲載されていない。このライブTは、デザインも含めてどこの会社が製作しているのか気になるところ。ちなみに2,800円だったそうだ。

今回紹介した3枚はどれもたまたま2016年に手に入れたTシャツだったけれど、10年のときを経てもまだまだ現役(1枚はつい先日ゴミ箱へ行ってしまったが)。寝間着に格下げしたと言えるけれど、実際は一番長く付き合っているTシャツたち。別れのときはくるのだろうか?

この記事を書いた人
ぬまっち
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ぬまっち

Dig-it中の人

ライトニング編集部に配属されたのは2010年。その後、海外ガイド本、美容専門誌などを渡り歩き、再びライトニング編集部へ戻ってくるも実は本誌で執筆したことがないDig-it中の人。延べ5年ほど在籍しているのに寂しい!ということでWEBで書くことを決意(編集長はまだ知らない)。東京都町田市出身。小学生の時、駅前のマルカワでエドウィンのジーパンとネルシャツを購入してもらい、アメカジデビュー。その後エビちゃん期を乗り越え、ゆるくアメカジ周りを周回中。
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