
実は、もうちょっとゆっくりと走るのかと思ったら、ウェット路面でこれほどのスピードで走ることができるのか! と思うくらい圧巻のスピードだった。

空いていたリヤシートに筆者も同乗させてもらった。
「酔いそうになったら、すぐに言ってくださいね!」と言われたのだが、あまりのGに、ひとつ目のコーナーで三半規管がブチっとなった感じで、そこからすぐに猛烈に酔った(笑)取材者が「酔いました」とは言えないので、そしらぬ顔して、どのコーナーがどのサーキットのコーナーを模しているのかを聞いたりしていたが、実は相当気持ち悪かった。吐かなくて良かった(笑)

同乗した内定者の方々は平気な顔をされていて、「これが若さか……」と思った。
いいイベントだった。このコースは有償でポルシェに乗れる
その後、『ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京』のレストランで、懇親会が行われたが、そこは失礼して帰路に着いた。
新入社員だった時が前世紀になってしまっている筆者としては、「内定式とはなんぞや?」と思いつつ参加したが、来春入社する新しい仲間である内定者に対して、企業について知ってもらうイベントだった。もちろん、いい会社であることを知ってもらって、その後に内定辞退なんてことが起こらないようにという目論見もあるのだろう。
齋藤CEOの話を聞いていても、非常にいい会社なんだろうなと思った。社員の上下関係も厳しくなさそうだったし、創業90年を超える老舗の大手企業でもあるのに、ベンチャースピリットを忘れていないところも素敵だと感じた。内定者の方も、今どきのテック企業のようにすぐに転職という感じではなく、TDKの中で人生を過ごす心持ちのようだった。業績もいいし、待遇もいいし、実にいい話だと思った。
筆者としては、iPhoneのとある秘密も知れたので、とても実りある取材だった。これについては、そのうち記事中に盛り込んでいきたいと思う。
そうそう、『ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京』は、ポルシェオーナーのための設備だと思っていたが、ポルシェオーナーでなくてもポルシェを借りて90分のドライビングスクールに参加できるというのも興味深かった。
一番安価な設定の718 Caymanで5万6000円、New 911 Carreraで6万9000円とのことなので、絶対に支払えない価格でもない。人生に一度ぐらいポルシェのハンドルを握ってみるのもいいかもしれない(欲しくなっても困るが(笑))。
(村上タクタ)