憧れのアメリカンハウスに住む! 「SUNNY SPOT」の家づくりを徹底解剖

福岡・沖縄を拠点にアメリカンな家を作り続ける「サニースポット」。住む人のライフスタイル考慮しつつイメージする憧れの生活を実現する、そんなこだわりの家を手に入れたお宅を訪問!

広い土地を贅沢に使う、カリフォルニア風の平屋[ 石川邸 ]

もともとアメリカンなものが好きだったという石川さん。家を作るに当たって、まずはガレージを作ることから計画がスタート。また母屋は憧れていたアメリカにあるような広い平屋を希望。しかし、候補としてた土地の区画が細かいため、2区画分である140坪ほどの土地を購入し、そこに広い庭とガレージを備えた家を建てた。

設計を担当したサニースポットは、住む人のライフスタイルに合わせたアメリカンな家づくりを得意としている。それだけに、板張りの壁や上げ下げ窓、重厚な木製の扉、広いカバードポーチを備えた外観を見るだけでも完全なアメリカだが、屋内も広いリビングやオープンキッチンに家具やランプなど、細部まで抜かりないこだわりの空間を作り上げた。

こうした見た目にもこだわりつつも、機能性や暮らしの中の導線、休日の過ごし方などまで考慮した間取りになっているのも特徴だ。
ここに住み始めて4年、子どもたちの生活サイクルなども変わっていくが、リビングには家族が自然と集まり、会話が生まれる。それこそが暮らしを楽しむことが考えられた家づくりの好例なのだ。

家と芝生を挟んだところに設置されたガレージ。内部は大型のランプシェードが取り付けられ、ファクトリーのような雰囲気になっている。

サイドの扉のガラスには「BOO PINSTRIPING」によるピンストとレタリングが施された。

クルマが2台余裕で入る広々としたガレージ。スチール製の部品を組み立てる、アメリカでもポピュラーなタイプのガレージを選択している。

上げ下げ窓や外壁などによって、グッとアメリカンな雰囲気に。外壁で採用したラップサイディングは湿気があっても腐らないのもポイント。

雨が降っても濡れずに過ごせる広いカバードポーチ。休日はバーベキューを楽しんだり、くつろぎの空間としても使える。

広いキッチンとリビングで自然と家族が集まる空間作りはサニースポットが特にこだわりをもっている要素。

また、玄関からの導線や、複数で使える洗面所など、設計時に打合せを重ねることで、石川さんの生活スタイルに合わせた間取りを実現している。

子ども部屋の扉と壁の一面を好みの色にし、それぞれの個性とプライバシーを尊重した間取りとした。また平屋であるため、呼べばすぐにリビングに集まれるという家族がストレスなく過ごせる設計になっている。

石川裕太さん/寿美さん/咲來さん/湊太さん/瑛大さん

ハワイのヴィラを思わせる家具とファイヤーキングに囲まれた家[ 中村邸 ]

約300坪もの広い敷地内に建つカバードポーチを備えた平屋の建物と、独立した大型ガレージ。まるで南国のヴィラを思わせる中村さんの家。奥様が現在、青森の三沢基地に在籍する自衛官のため、2人の子どもを連れて青森に住んでいる。そのためこの家は普段ご主人の健人さんが逆単身赴任のような形で暮らしている。

この家が出来上がったのは約5年前。夫婦ともにアメリカンカルチャーが好きで、こだわりの家具や小物、そして長い間集め続けているというファイヤーキングに囲まれた家に住みたいと、知り合いを通じて知ったサニースポットに依頼をした。

家の外観を見てみると、一般的な日本の平屋の場合、もう少し屋根の高さがあるが、こちらは限界まで屋根位置を低くし、内部は天井が低くならないように、設計上ギリギリの屋根裏のクリアランスにすることで、アメリカの住宅のような、シルエットに仕上げた。

また、クルマが乗り入れられるカバードポーチや玄関のシューズクローク、広いリビングダイニングなど、家族の導線を考えた間取りになっているのはサニースポットならではの設計。

コレクションであるファイヤーキングを普段から使ったり、家の至るところにヴィンテージの家具やランプを置くことで、そこにいる全員が楽しめる、特別な空間づくりを実現させている。

リビング、ダイニングとワンフロアになっているキッチン。特にこだわっているのは食器棚。一般的には扉を付けるなどして隠す傾向があるが、中村さんのコレクションであり、普段使いしているファイヤーキングを飾れる形にした。

石を敷いた広い玄関を入ると正面にはルーパー型のウエスタンドア。奥はシューズクロークになっている。目隠しになる上、通気性を確保できるので靴の保存に最適。

リビングの外はゴーヤのグリーンカーテンになっているので、直射日光ではないやさしい光が入る。リビングを始め、子ども部屋などでも使用しているランプやシェードなど、ところどころにアメリカやヨーロッパのヴィンテージを採用することで、統一感のある空間づくりに一役買っている。

庭は家と藪に挟まれているため、周囲の目を気にすることなく家族や仲間との時間を過ごすことができる庭ではご主人が様々な種類のプルメリアを栽培しており、それだけで海外のような雰囲気。

木造のガレージはシボレーK5ブレイザーがスッポリ入るビッグサイズ。外壁は家と同じラップサイディングを張っており、アメリカンな雰囲気を出すと同時に、雨などによる内部への水の侵入を防ぐ。

ガレージの内部は無垢材とOSB合板で木材の温かみが感じられるようになっている。ヴィンテージのランプや以前からコレクションしているファイヤーキングなどが飾られた中村さんの好きなものを詰め込んだ空間だ。

長い間コレクションしているというファイヤーキング。特にジェダイには目がなく、見つけるとすぐ買ってしまうという。ランプやミラーなども多く飾られており、まるでアンティークショップのよう。

ウッドデッキは屋根の下にあるカバードポーチスタイル。外スペースながら、プライベート空間の役割も果たす。

玄関ポーチはクルマをそのまま乗り入れられるので、雨に濡れずに荷物の出し入れなどが可能。

中村健人さん/裕子さん/海斗さん/恵麻さん

平屋の発想をもとにした土地の条件に合わせた2階建て[ 中川邸 ]

中川さんが当初に希望していたのは平屋。しかし細長い敷地であったため、平屋では狭くなってしまう。また、この場所に建てたいというこだわりもあった。そこで2階建てながら平屋の要素を取り入れた家を設計した。

カバードポーチやビルドインガレージ、ラップサイディングの壁など機能性とデザイン性にこだわった外観。さらに内部は家族が集まる広いリビング、キッチンを手前に置き、バスルームやランドリールーム、主寝室などを奥にまとめた。こうした間取りは平屋の構造を応用したものだ。さらに2階部分を建物の奥に作ることによって、外観も手前が平屋のように見える構造にしている。2階には子ども部屋になっており、4兄弟それぞれの部屋用意されている。

もう1点この家の特徴が木が多く使われていること。色を付けずあえてクリア塗装をすることで素材の色を活かしている。こうした材料を使うことで、年月とともに経年変化し、家の深みが増していく。これから何十年も住むことで、生活スタイルが変化しても、その時々に合った暮らし方ができる。そんな余白のある家となっている。

玄関トビラ横のカバードポーチ。一般的にはないが、軒下にライトを備えることで、昼夜問わずここで過ごすことができる。こちらのお宅も外壁はラップサイディングを採用してアメリカンな外観に仕上げた。

6人家族の中川家。人数が多いため洗面所やランドリールームが広くなっている。2階は子ども部屋とトイレが設けられており、各部屋の扉はそれぞれの好みの色に塗ってある。家族が集まる1階リビングの窓からカバードポーチにアクセスできるので、休日にはウッドデッキでバーベキューなども可能と、楽しい暮らしが実現する間取りになっている。

シューズクロークを備えた玄関とリビングを仕切るドアにはBOO PINSTRIPINGによる“CLASSIC”の文字をレタリング。これはヒップホップにおける「名盤」を意味していて、この家に付けられた名前だ。リビングの奥は長いアイランドキッチンになっており、この周りを子どもたちが回遊できるようになっている。

中川航さん/彩華さん/悠之介さん/咲空さん/瑛愛さん/美亜さん

アメリカの暮らしを楽しみたいならSUNNY SPOTへ

福岡と沖縄を拠点として、アメリカンな家づくりをするサニースポット。今回紹介した3軒の家は、サニースポットが家を建てる計画段階から関わってきた物件。代表の城さんに家づくりのポリシーをうかがった。

「これから家を建てようとしている人は初めての方が多いので、完成後の実際の暮らしをイメージをするのは難しい。でも好きなものやこだわりを語ってもらえれば、いろいろな提案ができます。さらにそこへ機能性やカルチャー的な要素を盛り込むことで、僕らが得意とする見た目だけじゃなく暮らしやすいアメリカンな家が出来上がります。住む人に優しい家はカッコいい。そんなカッコいい家づくりを心掛けていますので、気になった方はぜひご相談下さい!」

スチールシェルターの内装を作り込み、ガレージ風に仕上げた福岡の事務所。現在カフェとしても営業しており、間取りなどの相談は奥の打合せスペースで行うが、この部屋もアイデアの宝庫。相談に来る人はワクワクしながら未来の自分の家のイメージを膨らませている。

サニースポット代表の城匠之介さん。クルマやバイクを始め、アメリカンカルチャーをこよなく愛する建築士。現在は福岡と沖縄の拠点を行き来しながら、こだわりの強い人も納得する家づくりをしている。新築の他、リノベーションや商業施設なども幅広く手掛けている。

左の棟はヴィンテージ家具や小物が置かれたガレージ。家を建てるお客さんのため、インテリアの参考にもなるような、よりよいものを集めている。

9月20日にオープンした「Sunny Spot Coffee」。高性能エスプレッソマシンを導入し、本格的なスペシャルティコーヒーと手作りスイーツが楽しめる。バリスタは城さんの奥様が担当している。

Sunny Spot 福岡/Sunny Spot Coffee
福岡県嘉麻市飯田606 Tel.0948-43-8258
定休日:なし

Sunny Spot 沖縄
沖縄県中頭郡読谷村波平2188-2
Tel.0948-43-8258 定休日:なし

沖縄にヴィラをオープン予定!

現在沖縄・読谷でRC造の建物をリノベーションしてヴィラを作っている。完成後は本誌でも紹介する予定だ。

【問い合わせ】
サニースポット 
Tel.0948-43-8258
https://sunnyspot-home.jp/

この記事を書いた人
チューバッカ沼尾
この記事を書いた人

チューバッカ沼尾

旅好き元バックパッカー

1981年式の元カメラマンでパックパッカー。バイクは2007年にクラブハーレー編集部に配属になってから興味を持ったクチなので、遅咲きといえば遅咲き。ただ、旅をするのにこの上ない乗り物と知りドハマり。現在に至る。愛車は1200ccボアアップの2011年式XL883。
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