ひときわ存在感を放つ、個性豊かな70年代アイテムに注目! “70sらしさ”って何?

ヒッピームーブメントの継続もあり、個性や主張を発信する70年代。あらゆるカルチャーが交差し、服は自己表現のためのアイテムへと進化した。曖昧に語られがちな“70sらしさ”を、ディテールやシルエットから紐解く。

ハンドクラフトを感じさせるレザーアイテム

大きく、丸みを帯びた襟、分厚く重たいラフスウェードも、70年代らしいポイント。このようなハンドクラフト系のブランドが70年代は多く存在する。10,780円(ウエスビルTel.0471-62-5661)

ヒッピーカルチャーが生んだ色鮮やかな刺繍

既製品に刺繍を加えるカスタムが流行。シャンブレーシャツや、デニムシャツは、その格好のキャンバスとなった。9800円(デザートスノー 町田本店Tel.042-727-3660)

従来の枠に収まらないディテールと配色

パッチポケットや、浅い股上、幅広のベルトループ、剥き出しのボタンフライなど既成概念にとらわれないディテールが70年代らしさを物語る。18,000円(コズミックジャンパーTel.042-726-0610)

大胆なピクチャープリント

60年代後半から70年代にかけて、フォトプリントが定着。100%ポリ素材を用いることで、鮮やかなグラフィックを実現。16,280円(コモンTel.0471-66-5433)

光沢感のある100%ポリシャツ

絵画や、グラフィックがデザインされた個性的な総柄があしらわれる。ディスコシーンで好んで着用されたことから「ディスコシャツ」とも呼ばれる。7,480円(セカンドブームTel.03-3462-1721)

レザー×金具の組み合わせ

70年代中期までのアウトドアバックには、レザーと金具の組み合わせが多く見られるが、70年代後期になるとこれに取って代わり、プラスチック素材が主流になる。31,680円(コモンTel.0471-66-5433)

タグにも遊び心あふれるデザインが取り入れられた

LA発のケニントンは、顔のイラストがタグにデザインされたブランド。証明書でしかなかったタグがブランドイメージを表現するディテールに変化していく。5,000円(コズミックジャンパー 042-726-0610)

ディスコカルチャーの影響でロングノーズ×スクエアトゥが台頭

ブラウンやベージュなどアースカラーのブーツはフレアパンツとも相性抜群だ。やや大きいストラップベルトも70年代らしい意匠のひとつ。21,780円(セカンドブームTel.03-3462-1721)

華美なデザインをさらにステッチで強調

ベルベット素材のジャケットは70年代に多く作られた。70年代らしい大ぶりな襟や、ポケットデザインがボディの反対色で強調されるのも、この時代ならでは。8,690円(デザートスノー千葉Tel.043-225-9600)

複雑な柄を表現できるジャガード織が流行

民族調などの複雑な柄を表現できるジャカード織りが流行。サーフブランドのボーダーTにも多く採用された。10,780円(コモンTel.0471-66-5433)

(出典/「Lightning 2026年9月号 Vol.389」)

この記事を書いた人
原田学
この記事を書いた人

原田学

断然古着主義

1972年京都府生まれ。『2nd』『Lightning』『CLUTCH』 を支えるスタイリスト。『2nd』での連載は通算200回を超え、現代の古着市場のリアルな声を反映したスタイリングには定評がある。ヴィンテージやアンティークへの深い知識を持ち、素材や背景を理解したコーディネートにファンも多い。自らの“好き“を詰め込んだ私的アーカイブ『the SUKIMONO BOOK』は、ファッション業界内でも愛読者の多い。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

「FIRST ARROW’s」秋の銀祭り。

  • 2026.10.10

ようやく暑さも和らいでオシャレが楽しめる秋の到来とともに、ファーストアローズから届いたこの秋にオススメのアイテムがコチラ。稲妻を模した「ライトニング」シリーズから定番品まで、お気に入りのアイテムとともに更なるスタイルアップを目指せ! Pendant メインとなるモチーフのチョイスはもちろん、単品なの...

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

Pick Up おすすめ記事

今季ワードローブに加えたいアイテムを厳選紹介! 「EIGHT-G」で秋支度。

  • 2026.10.04

秋の装いが楽しくなる季節。ミリタリーやワークといったアメリカ由来の実用服をベースに、素材やディテールへこだわりを詰め込んだエイトジーの新作から今季のワードローブに加えたいアイテムをピックアップ。 (右)ジャケット110,000円(TMJ2615)、シャツ23,100円(8LS-81)、ジーンズ24,...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

TRUE SWEATWEAR, MADE IN JAPAN. “未来のヴィンテージ”となる究極のスウェット。

  • 2026.09.29

スウェットやTシャツを中心に、高品質なプロダクトを創り続けるジャパンブランド「RIDING HIGH」。生地や糸より前の“綿”から開発するなど、徹底的なモノづくりの姿勢は国内外で高い評価を獲得している。そんな彼らが生み出すプロダクトは、すべてメイド・イン・ジャパンである。 [caption id="...

労働者やアウトドアマンに愛された実用服。「ウエアハウス」のフランネルシャツ

  • 2026.10.02

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 糸そのものから再現し旧式の織り機を用いて製作 フラン...

時間を重ねて、ヴィンテージになる。「RAGGY CLOTHING」の何年先も、格好いいと思える服

  • 2026.10.02

時代が変わっても、色褪せない格好よさがある。「ラギークロージング」が大切にするのは、流行に左右されない普遍的さ。アメリカンカジュアルの王道を、いまの時代に自然に着られる1着へと仕立てる。 旧きよき服を現代の日常に アメリカンカジュアルの王道を見つめながら、現代の日常に馴染む服を作る「ラギークロージン...