普段着のオーダースーツ。「KURASHIKI ORDER JEANS」のデニムスーツ

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「今年、ページの原稿で『夏』というワードを使うのは今号が最後。来月からは秋、秋、秋。考えただけでワクワクしてしまう季節。スーツも秋から楽しむよ」と語る編集長・松島親方がお届け!

「KURASHIKI ORDER JEANS」のデニムスーツ

ロンドンでアロハシャツがプチブーム。これには私もちょっとだけ貢献しているつもりだ。ハワイから遠い国、ほぼ地球の裏側になるし、常夏のハワイとはまったく異なる気候のイギリスでは、あまり縁の無いアイテムだった。しかし、最近はロンドンの夏も暑くなってきた。気温30度を超える日が年間で10日くらいある。そんな日のために、日本から伝わったアロハシャツを着る。その柄、色、素材感、すべてが新鮮だったようで、広まるのにあまり時間は必要なかった。

とはいえ、ロンドンの夏は短い。彼らは考えた。ジャケットの下にアロハシャツ、スーツの下にアロハシャツというスタイルを。これが私の想像を遥かに上回る展開。特にダークスーツとアロハの組み合わせはカッコよかった。カッコよかったのですぐにこのスタイルをパクることに。たまたま、岡山の児島にあるベティスミスの「倉敷オーダージーンズサロン」で、デニムのスーツをオーダーできることを知った。

老舗テーラーで仕立てられる本格派スーツ。でも、素材はデニムという、組み合わせが面白い。アロハシャツに合わせる普段着のオーダースーツって贅沢だよね。メジャーメイドなのでワガママ体型の私でも安心。休日にスーツでお出掛けって、カッコいいでしょ。デニムがちょうどいい塩梅。

倉敷オーダージーンズサロンでオーダーできるのは、ジーンズだけにあらず。本誌でもオーダージーンズについては2026年8月号でも紹介しているが、ここではデニムのスーツもオーダーできる。オーダーしたスーツは名門テーラーで職人によって仕立てられる。数種類の素材から今回選んだのはストレッチの入った上品なデニム生地。上下のスーツで99,000円〜。岡山と東京でオーダー可能(ベティスミス Tel.03-5457-2461 https://betty.co.jp/)

名門の老舗テーラーが仕立てるので仕事も丁寧。ポケットのフラップの裏にも身頃に使われる生地が当てられている。見所満載の一着。

ジーンズのような荒々しい表情ではなく、スーツならではの上品な佇まいを表現してくれる目の細かなデニム生地。ストレッチ仕様だ。

デニムの前身頃内側には倉敷オーダージーンズと、岡山のデニム生地の織りネームが付き、スーツらしさを主張する。

(出典/「Lightning 2026年9月号 Vol.389」)

この記事を書いた人
松島親方
この記事を書いた人

松島親方

買い物番長

『Lightning』,『2nd』,『CLUTCH Magazine』男性スタイル&カルチャー誌の統括編集長。ロンドンのセレクトショップ「CLUTCH CAFE」のプロデューサーも務める。 物欲を満たすためには海をも越え、全地球規模で買い物を楽しんでいる。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

遊びをぎっしり詰め込んだ“俺ジーンズ”を作ってみた。

  • 2026.07.29

児島に本社と工房を置くベティスミスでは、その人に合ったジーンズをフルオーダーで作ることができる。そこで編集部スタッフが現地へ赴き、わがまま言い放題の“俺だけのジーンズ”をオーダー。その様子と完成品をレポートする。 編集・ジョージ(右)|編集部イチのジーンズ偏愛者といっても過言ではない。とんでもないジ...

ジャパンレザーの集大成がここに。AJLP始動。

  • 2026.08.06

ALL JAPAN LEATHER PRODUCT。略して「AJLP」なるビッグプロジェクトが始動した。国産の原皮=地生(じなま)にこだわり、鞣しから縫製まですべてを日本で行う“オールジャパン”に価値を見出し、そのクオリティや魅力を伝えるべく、革のプロフェッショナルたちがここに集結した。 ALL J...

朗報!「ウエアハウス」最高峰レーベルの最高傑作DDシリーズ「1001XX」が待望の再入荷。これは見逃すな!

  • 2026.08.02

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 「1001XX 1947」が近日入荷。夏の装いに欠か...

変わらぬ美学に宿る新たな意匠。「アリゾナフリーダム」の今季注目は『浮唐草』

  • 2026.08.03

ARIZONA FREEDOMのものづくりは、受け継がれてきた美学を守りながら、新たな表現を追求し続けている。今季は、立体感のある彫刻で唐草を表現した「浮唐草」が登場。伝統的なモチーフに新たな息吹を吹き込み、ブランドの世界観をさらに進化させている。一方で、創業以来愛され続ける定番モデルも、その普遍的...

Pick Up おすすめ記事

変わらぬ美学に宿る新たな意匠。「アリゾナフリーダム」の今季注目は『浮唐草』

  • 2026.08.03

ARIZONA FREEDOMのものづくりは、受け継がれてきた美学を守りながら、新たな表現を追求し続けている。今季は、立体感のある彫刻で唐草を表現した「浮唐草」が登場。伝統的なモチーフに新たな息吹を吹き込み、ブランドの世界観をさらに進化させている。一方で、創業以来愛され続ける定番モデルも、その普遍的...

ジャパンレザーの集大成がここに。AJLP始動。

  • 2026.08.06

ALL JAPAN LEATHER PRODUCT。略して「AJLP」なるビッグプロジェクトが始動した。国産の原皮=地生(じなま)にこだわり、鞣しから縫製まですべてを日本で行う“オールジャパン”に価値を見出し、そのクオリティや魅力を伝えるべく、革のプロフェッショナルたちがここに集結した。 ALL J...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

朗報!「ウエアハウス」最高峰レーベルの最高傑作DDシリーズ「1001XX」が待望の再入荷。これは見逃すな!

  • 2026.08.02

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 「1001XX 1947」が近日入荷。夏の装いに欠か...

遊びをぎっしり詰め込んだ“俺ジーンズ”を作ってみた。

  • 2026.07.29

児島に本社と工房を置くベティスミスでは、その人に合ったジーンズをフルオーダーで作ることができる。そこで編集部スタッフが現地へ赴き、わがまま言い放題の“俺だけのジーンズ”をオーダー。その様子と完成品をレポートする。 編集・ジョージ(右)|編集部イチのジーンズ偏愛者といっても過言ではない。とんでもないジ...