いまだに人気の衰えないT3のパッセンジャーモデル【1989 VOLKSWAGEN CARAVELLA GL】

クラシックな見た目と直線基調のデザインによって今でも人気の高いフォルクスワーゲンのT3。数年前に空前のブームになったが、今でも人気は衰えておらず良い個体を入手するのはますます困難になっている。

1989 VOLKSWAGEN CARAVELLA GL(フォルクスワーゲン カラベル GL)

T3は、フォルクスワーゲンのトランスポーターとして3世代目に当たることから呼ばれる名称。T3というと「バナゴン」という車名を思い浮かべる人が多いかもしれないが、これは北米市場で販売された際の名称。ドイツでは「カラベル」の名称だったことからヤナセで販売されたディーラー車もこれに倣って「カラベル」の名前で販売された。

その後90年にVWアウディ日本が設立されると、日本でも北米仕様と同じ「バナゴン」として販売。両車名は併存することとなる。

今回紹介するのは、神奈川で親子二世代にわたってヤナセの販売協力店を務めるティーワークスで販売中(取材当時)の89年式のカラベルGLだ。これまで数多くのT3を取り扱ってきたそうだが、このクルマは内装の状態も良く、エンジンも好調。

T3というとキャンピングカーとなっているウェストファリアが人気だが、シンプルな7人乗りのパッセンジャーモデルもここ最近は非常に人気。人も荷物も満載できてどこにでも行ける。家族で旅に出かけるには最適な一台というわけだ。

取材車両はカタログにも登場し、最もポピュラーなブルーツートンのボディカラーとなる。

切り立ったフロントパネルに丸目二灯ヘッドライトが歴代VWトランスポーターの伝統。

ディーラー車の助手席側ミラーは上下ステー支持での鏡面の大きなものが備わる。実際に運転時の視認性もかなり良い。

エンジンは伝統のフラット4ながら水冷化した2.1リッターをリアに搭載する。ラゲッジスペースフロアのハッチを開けてアクセスする。

北米仕様などにはアルミホイールも用意されたが、日本仕様はスチールホイールにクロームのハブキャップの組み合わせが標準となる。

側面のスライドドアを開けると、連動して飛び出すステップ。電気は使用しておらず、リンクで出入りする仕組み。

フロントシートは左右セパレートで、センターを通ってリアに移動できるウォークスルー構造。格納式の肘掛けが備わる。

セカンドシートはドア周辺にスペースを確保し2名掛け、サードシートはフルワイズで3名掛けとなり、合計で乗車定員は7名となる。

パッセンジャーモデルのエアコンは、ダッシュだけでなく、リアにもルーフに吹き出し口が備わるデュアルエアコン仕様となる。

取材車両はヤナセで販売されたディーラー車で右ハンドルとなるトランスミッションは3速AT。

Specification:

全長:4600mm
全幅:1840mm
全高:1950mm
ホイールベース:2460mm
エンジン:水冷水平対向4気筒
排気量:2109cc
燃料供給方式:インジェクション
駆動方式:RR
税込車両価格:298万円

【DATA】
ティーワークス
神奈川県横浜市磯子区洋光台6-19-2
TEL045-831-2310
10時〜19時
火曜&水曜休み
https://t-works.info/

(出典/「Lightning 2026年6月号 Vol.386」)

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