注目されるずっと以前から乗り続けるFXR【二渡一弘さんが FXRに乗る理由】

世界中に熱狂的なファンをもつ「FXR」と「ダイナ」。両車に共通するのは、どちらもハーレーらしい“大排気量Vツイン”を“ラバーマウントフレーム”に搭載し、スポーティな走りを快適に楽しめることが特徴。しかし、世界中で多くの人を魅了しているのだから、単にそれだけが魅力ではないハズ!? 今流行のカスタムや実際のオーナーの声から真の魅力をひも解く――。今回は二渡一弘さんにお話を伺った。

スポーティな乗り味に引かれ注目されるずっと以前から乗り続けてきたFXR

群馬県桐生市でバイカーズアパレルを展開する「フリーライド」の代表であり、オリジナルブランド「スカルフライト」、「カリフォルニアライン」のディレクターでもある二渡一弘さん。バイクと旅をテーマとした服作りをしていくに当たって、これまでさまざまなバイクに乗ってきた。中でも一生乗り続けると決めているのがこのFXRだ。

世間的にはFXRが「不人気車」と呼ばれていた90年代頃、アメリカでモーターサイクルクラブのメンバーが乗っていたのを見て、その走行性の高さに魅了され、初めて手に入れたFXRがこの車両だった。

「スポーツスターのような軽快さがありながら、ビッグツインらしいフレームの剛性もある。しかもホイールベースが短いから日本人が乗るにはもってこいのモデルだと思いました。

当時はハイグリップタイヤを履いたりステダンやオイルクーラーなど国産で使うようなパーツを付けていたことから、いろいろ言われましたが、やっぱり走りにこだわりたい。ワインディングでタイヤの端ギリギリ使うぐらい寝かして走りたいし、荷物を満載にして旅にも行きたい。そのどちらも叶えてくれるのがFXR。だからこのモデルが好きで乗り続けているんです」

そんな二渡さんに影響され、周囲にはFXR乗りが増えていった。二渡さんはこれまでFXRを20台ほど乗ってきたが、そのほとんどが仲間のもとへ嫁いでいった。

「初めて手に入れたコイツは最後まで乗るつもりです。FXRの魅力を教えてくれたバイクなので」

いち早く魅力に気づき、こだわりをもって乗り続けてきた二渡さんにようやく時代が追いついてきたのかもしれない。

1992 FXRS-S ローライダー スポーツ

FXRシリーズの中でもよりスポーツ走行に特化したモデルとして登場したローライダースポーツエディション。ダブルディスクやスピードとタコの2連メーターが特徴。さらに足まわりも他のFXRとは異なる仕様だが、二渡さんは自分の身体に合った設定に変更している。

以前はステップ下から取り回していたサンダーヘッダー。カーブで擦ってしまうのでアップタイプに加工。

クォーターフェアリングに取り付けたリップシールドが高速走行時に風の抵抗を軽減してくれる。

エンジンはワイセコのオーバーサイズピストンやハイカムを組んだホットな仕様。

ステムベアリングが正確に動く前提で、高速走行時にブレを防ぐためのステアリングダンパー。

FXRの魅力は何より特徴的な三角のサイドフレームなどに由来するフレーム剛性だと語る二渡さん。

(出典/「CLUB HARLEY 2026年10月号」)

この記事を書いた人
チューバッカ沼尾
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チューバッカ沼尾

旅好き元バックパッカー

1981年式の元カメラマンでパックパッカー。バイクは2007年にクラブハーレー編集部に配属になってから興味を持ったクチなので、遅咲きといえば遅咲き。ただ、旅をするのにこの上ない乗り物と知りドハマり。現在に至る。愛車は1200ccボアアップの2011年式XL883。
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