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パーソナルなスペースにHomePod mini 2。ひとり立ちする家族にプレゼントしたい【先行レビュー】

米国ではHomeViewが出たが日本では販売されず、HomePod miniがアップデートした。HomeViewの話題に押されてあまり話題にならなかったが、これはこれで良い製品だし、先行レビューの機会を得たのでご紹介したい。発売は10月30日。色は、ホワイト、ミッドナイト、ブルー、ピンク、グリーンの5色。価格は2万4800円。

S10チップを積んだHomePod mini 2登場

娘や息子を見ていると、ヘッドフォン、イヤフォンを使っていない時には、iPhoneのスピーカーや、MacBook Airのスピーカーからそのまま音楽を流していたりする。もちろん、どちらの音も昔よりはよくなっているが、それでも筆者がそれなりの歳になったせいかキンキンして耳障りだと思ってしまう。音楽を聴いたり、映像に付随する音を聞くなら、ちゃんともうちょっと大きなスピーカーを使って欲しい。

HomePod mini 2はそんなシチュエーションにピッタリのスピーカーだ。ひとり暮らしのワンルームマンションや、小さな書斎にフィットする。家族で暮らす広い家なら、普通のサイズのHomePodやSonosのスピーカーなどが欲しくなるが、コンパクトな部屋ならかえってHomePod mini 2の方がいい。

大きさは、だいたいソフトボールと同じぐらい(直系97.9mm)。ケーブルが1本出ていて付属する20WのアダプターにUSB-Cで接続する。本体側は抜けないのでケーブルは傷めたり、汚したりしないように注意。

上面に発光するタッチパネルがあり、再生/停止、音量の調節ができる。

接続は簡単。新色はグリーンとピンク。ブルーは明るくなった

接続は、一般的なBluetooth接続を使うのではなく、BluetoothとWi-Fiを連動させて使うAirPlayという仕組みを使っており、iPhone、iPad、Macなどに搭載されているホームアプリで操作する。

ちなみに初期設定は、iPhone、もしくはiPadを近づけることで自動的にそれらのデバイスにHomePod mini 2からの通知が送られ、そこで『接続』をタップすることで、家庭内のWi-Fiに接続され、自身のアカウント、もしくはファミリーのアカウントから操作できるようになる。

一度、初期設定が終われば近くにiPhoneやiPadがなくても、音声操作で音楽を演奏したり、天気やニュースを聞いたり、連動しているスマートホーム製品を操作したりすることができる。初代HomePod miniは、S5チップを搭載していたが、HomePod mini 2はS10チップ(2024年のApple Watch Series 10に搭載されていたもの。デュアルコアCPU、4コアNeural Engineを積んだ、4nmプロセスで生産されたチップセット)を搭載している。

アップルは明言はしていないが、チップセットが更新されることで音質が向上しいてる可能性はあるし、Siri AIへの対応などにもこのチップセットの性能向上が必要だったと思われる。

ちなみに、製品カラーはホワイト、ミッドナイトは従来通り。ブルーは従来のモデルより少し明るくなった。そして、新色としてピンク、グリーンが用意されている。

サイズ感よりはるかに高音質。ボーカルがクッキリ前に出る。だが……

さっそく、試聴してみた。まずは、1台で。

アップルらしいバランスの取れたサウンドで、見た目のサイズ感よりずっと迫力のある音を出力する。AirPodsや、AirPods Proを使っている人なら、同系統の音といえば理解してもらえるのではないかと思う。極端に繊細でも、低音がブーストされているわけでもなく、ニュートラルなバランスの取れた音だ。

しかし、当然のことながら、iPhoneやMacBook Airのスピーカーよりはるかに音がいい。筆者の子供たちは、もうすぐ日本でのひとり暮らしを始めるかもしれないのだが、そんなシチュエーションにピッタリのスピーカーだと思う。サイズ感も小さいし、いつでもiPhoneやMacの音を出力することができるのは素晴らしい。

とりわけ特徴的なのは、クッキリとしたボーカルだ。男性にせよ、女性にせよ、ボーカルがくっきりと前に出ていて聞きやすい。ポップスなどを聴く若者に使って欲しいと、そのあたりの音の輪郭にこだわったのかもしれれない。

低音もベースのようなタイプの音はしっかり出るのだが、ただ物足りない点があるとすれば、少々音の広がりに欠けるところだ。そこは、このサイズからいっても仕方ないのかもしれない。

ステレオぺアにすると、音の広がりが素晴らしい

HomePod mini 2は、2台を『ステレオペア』として登録することで、左右のスピーカーとして使うことができる。今回、2台お借りできたので、ステレオペアとして登録してみた。

再生してみてビックリ、さっき物足りないと思っていた、音の広がりが急激に改善する。楽器の定位もいいし、空間に音が広がっていく感じがする。これはぜひ、2台で使いたいと思った。2台あれば、日本家屋の6〜8畳ぐらいの部屋で音楽を楽しむには十分だと(日本家屋といったのは、あまり大きな音量を使えないという意味で。大音量で再生しても問題ない環境なら、フルサイズのHomePodをお勧めする)。

お借りしたのが、グリーンとピンクなので、少々色としては変だが……テレビ台やデスクの左右にお気に入りの色のHomePod mini 2を置くのは楽しそうだ。

娘や息子がひとり暮らしを始める時のプレゼントに

ちなみに、Apple TV 4K(第4世代)と、ステレオペアのHomePod 2を連携させると、この2台をリアスピーカーとして4スピーカーサラウンドを楽しむこともできるそうだ。残念ながら、わが家のApple TV 4Kも、HomePodも初代なので、試すことはできなかったが……お持ちの方はHomePod mini 2をリアスピーカーとしても使えるということだ。

また、上面が、曲に合わせた色(おそらくジャケットカラーに関連しているようだ)で明滅する『サウンドグロー』という仕組みもあって、設定からオン/オフできる。部屋を暗くして、アンビエントな音楽を楽しむ時に良さそうだ。

2万4800円という価格も手頃なので(とはいえ、初代登場時は1万1880円だったことを考えると泣けてくるが)、娘や息子が一人暮らしを始めたら、好みの色を1台プレゼントしようと思う。もちろん、ステレオペアにした方が音は良くなるが、そちらは稼げるようになったら、自分で買ってもらうということにして。

(村上タクタ)

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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