書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

骨伝導とオープンイヤー、Shokzが二枚看板を同時刷新──『OpenRun Air 2』『OpenFit Air 2』はどちらも1万9880円

Shokzから、骨伝導イヤフォン『OpenRun Air 2』とオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤフォン『OpenFit Air 2』が発表された。価格はどちらも1万9880円。軽量化と装着感の刷新、そしてバッテリー持続時間の底上げが両モデル共通のテーマで、性能を考えるとかなり頑張った価格設定だと言っていいだろう。両モデルを試す機会を得たので、さっそくレポートしよう。

Shokz『OpenRun Air 2』『OpenFit Air 2』
(個数限定で、プレゼントがもらえる発売キャンペーン実施中)
https://jp.shokz.com/pages/new-product-launch

「世界の工場」と言われる深圳の、Shokzの生産設備に驚いた

「世界の工場」と言われる深圳の、Shokzの生産設備に驚いた

2026年08月31日

汗にも、強い曲げにも耐える。スポーツイヤフォン『Shokz』のタフさの秘密を深圳の研究所で探る

汗にも、強い曲げにも耐える。スポーツイヤフォン『Shokz』のタフさの秘密を深圳の研究所で探る

2026年08月31日

『OpenRun Air 2』──軽さと駆動時間を同時に伸ばす

筆者はランニング時にはずっと歴代のShokzのオープン骨伝導イヤフォンを使ってきた。現在はOpenRun Pro 2を使っている。これはもう性能も音質も素晴らしい骨伝導なのだが、いかんせんお値段が2万7880円と安くない。

OpenRun Air 2はそれに近い性能をリーズナブルな価格で提供しようという意欲的な商品だ。OpenRun Air 2は、従来モデルより9%以上小型化され、重量はわずか26.4g(Miniサイズは25.9g)。新設計のイヤーフックは耳の自然なカーブに沿って圧力を分散する形状になっており、一体型フレームには形状記憶合金を採用、前方重心の最適化でネックバンドの揺れを抑えているという。

音質面では『PremiumPitch 3.0』を搭載し、オールメタル製のデュアルコイル・デュアルリード構造の骨伝導ドライバーで低音とボーカルのディテールを強化したとのこと。実際に聞いてみると、中・高音の音質はかなりいい。ただ、空気伝導を使って低音をカバーしているOpenRun Pro 2と違って骨伝導だけなので、やはり少々低音が不足しているように思う。 8000円の価格差なら、筆者ならOpenRun Pro 2を選ぶが、これは価格設定タイミングの問題かもしれない。

つまり、本当はOpenRun Air 2はもっと安い価格設定にしたかったのだが、円安が続いたタイミングだったので、この価格設定になったのではないかと思う。OpenRun Pro 2との価格差はもうちょっと大きくてもいい。逆に言うと、現在の為替相場ならOpenRun Pro 2はリーズナブルで、次モデルなどで値上がりしたりするのかもしれない。そう考えると、今のOpenRun Pro 2はお買い得かも。

バッテリーは最大10時間の連続再生(前モデル比25%増)、5分の急速充電で最大2時間再生できるというから、これは助かる。防塵防水性能はIP67で、汗や雨を気にせずトレーニングに使える設計だ。後述のIP55のOpenFit Air 2よりもだいぶヘビーデューティなコンディションでも使えるところがメリットだ。

通話面ではデュアルマイクとAIノイズリダクションアルゴリズムにより、前モデルよりも風切り音低減性能が向上しているという。接続はBluetooth 6.0で通信距離は最大10mだ。カラーはブラック、アイスブルーの2色。

『OpenFit Air 2』──オープンイヤー完全ワイヤレスの本命候補

対するOpenFit Air 2は、片耳わずか7.2gと、前モデル比17.2%の軽量化を果たした。

(左が、今回の新製品OpenFit Air 2、右が前モデルのOpenFit Air)

0.75mmのニッケルチタン合金製フレームを採用し、耳の形状に合わせて圧迫感を軽減する設計。充電ケースを含めた総重量は前モデル比17.6%軽量化、10.5%小型化されており、ポケットにもすっと収まるサイズ感を追求したという。

音質面では独自技術『Bassphere』ドライバーを搭載、カスタム16mmドライバー相当の出力をデュアルドライバー構成で実現し、『OpenBass 2.0』アルゴリズムで低音の厚みを出しているそうだ。たしかに、明らかに低音側もカバーされておりバランスがいい。オープンイヤーとしてはかなり高音質なので、日常の使いのイヤフォンとしてお勧めだ。

しかし、こちらもかなり音質の良いOpenFit Pro(3万9880円)があるので、さらに高い音質を楽しみたいならOpenFit Proの方がお勧めではある。とはいえ、ここは2倍の価格差なので、リースナブルなOpenFit Air 2はアリだと思う。

(取ったらそのまま耳に入れられるデザインに戻った。OpenFit Proは回転させて装着する方式なので、筆者は混乱すると感じた)

バッテリーは1回の充電で最大8時間、充電ケース併用で最大36時間、10分の急速充電で3時間再生というスペックで、こちらもなかなか侮れない。防塵防水性能はイヤホン本体がIP55、充電ケースはIP54。接続はBluetooth 6.1。ボタンは前世代のタッチ式から感圧式ボタンにアップグレードされており、汗や水滴、髪の毛による誤操作を防ぐ設計になっているという。カラーはブラック、ホワイト、アイスブルーの3色展開。

タフに使えるOpenRun Air 2と、日常で高音質を楽しめるOpenFit Air 2

両モデルとも『Shokzアプリ』でEQ調整(4種のプリセット+2種のカスタムモード)やボタンカスタマイズ、マルチポイント接続の管理ができる点は共通している。ざっくりすみわけをするなら、ランニングや登山など、アクティビティ時のタフさを重視するならOpenRun Air 2、一般的なイヤフォンに近い音質やケース込みの長時間駆動を求めるならOpenFit Air 2、という選び方になりそうだ。もちろん、実際に着けてみないと分からないフィット感の差もあるだろうから、可能なら家電量販店などで試着したい。

いずれにしても、この価格帯(1万9880円)でここまでスペックを詰め込んできたのは、Shokzの本気度の表れだと思う。オープンイヤー市場は競合も増えているだけに、今後の展開にも注目していきたい。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

時間を重ねて、ヴィンテージになる。「RAGGY CLOTHING」の何年先も、格好いいと思える服

  • 2026.10.02

時代が変わっても、色褪せない格好よさがある。「ラギークロージング」が大切にするのは、流行に左右されない普遍的さ。アメリカンカジュアルの王道を、いまの時代に自然に着られる1着へと仕立てる。 旧きよき服を現代の日常に アメリカンカジュアルの王道を見つめながら、現代の日常に馴染む服を作る「ラギークロージン...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

Pick Up おすすめ記事

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

今季ワードローブに加えたいアイテムを厳選紹介! 「EIGHT-G」で秋支度。

  • 2026.10.04

秋の装いが楽しくなる季節。ミリタリーやワークといったアメリカ由来の実用服をベースに、素材やディテールへこだわりを詰め込んだエイトジーの新作から今季のワードローブに加えたいアイテムをピックアップ。 (右)ジャケット110,000円(TMJ2615)、シャツ23,100円(8LS-81)、ジーンズ24,...

無垢の金属、輝く伝統。純金や純プラチナを使った「市松」の究極の逸品

  • 2026.09.25

純金や純プラチナなど、純度100%の軟らかい金属をアクセサリーにするためには非常に高い技術が必要だ。それを可能にするのが「市松」。約30年にわたって培った“叩く”技術が可能にする唯一無二のリングの輝きに迫る。 熟練の技なくしては完成しない究極の逸品 原材料高騰の影響もあって、希少性が高まっている純金...

労働者やアウトドアマンに愛された実用服。「ウエアハウス」のフランネルシャツ

  • 2026.10.02

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 糸そのものから再現し旧式の織り機を用いて製作 フラン...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...