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骨伝導とオープンイヤー、Shokzが二枚看板を同時刷新──『OpenRun Air 2』『OpenFit Air 2』はどちらも1万9880円

Shokzから、骨伝導イヤフォン『OpenRun Air 2』とオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤフォン『OpenFit Air 2』が発表された。価格はどちらも1万9880円。軽量化と装着感の刷新、そしてバッテリー持続時間の底上げが両モデル共通のテーマで、性能を考えるとかなり頑張った価格設定だと言っていいだろう。両モデルを試す機会を得たので、さっそくレポートしよう。

Shokz『OpenRun Air 2』『OpenFit Air 2』
(個数限定で、プレゼントがもらえる発売キャンペーン実施中)
https://jp.shokz.com/pages/new-product-launch

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『OpenRun Air 2』──軽さと駆動時間を同時に伸ばす

筆者はランニング時にはずっと歴代のShokzのオープン骨伝導イヤフォンを使ってきた。現在はOpenRun Pro 2を使っている。これはもう性能も音質も素晴らしい骨伝導なのだが、いかんせんお値段が2万7880円と安くない。

OpenRun Air 2はそれに近い性能をリーズナブルな価格で提供しようという意欲的な商品だ。OpenRun Air 2は、従来モデルより9%以上小型化され、重量はわずか26.4g(Miniサイズは25.9g)。新設計のイヤーフックは耳の自然なカーブに沿って圧力を分散する形状になっており、一体型フレームには形状記憶合金を採用、前方重心の最適化でネックバンドの揺れを抑えているという。

音質面では『PremiumPitch 3.0』を搭載し、オールメタル製のデュアルコイル・デュアルリード構造の骨伝導ドライバーで低音とボーカルのディテールを強化したとのこと。実際に聞いてみると、中・高音の音質はかなりいい。ただ、空気伝導を使って低音をカバーしているOpenRun Pro 2と違って骨伝導だけなので、やはり少々低音が不足しているように思う。 8000円の価格差なら、筆者ならOpenRun Pro 2を選ぶが、これは価格設定タイミングの問題かもしれない。

つまり、本当はOpenRun Air 2はもっと安い価格設定にしたかったのだが、円安が続いたタイミングだったので、この価格設定になったのではないかと思う。OpenRun Pro 2との価格差はもうちょっと大きくてもいい。逆に言うと、現在の為替相場ならOpenRun Pro 2はリーズナブルで、次モデルなどで値上がりしたりするのかもしれない。そう考えると、今のOpenRun Pro 2はお買い得かも。

バッテリーは最大10時間の連続再生(前モデル比25%増)、5分の急速充電で最大2時間再生できるというから、これは助かる。防塵防水性能はIP67で、汗や雨を気にせずトレーニングに使える設計だ。後述のIP55のOpenFit Air 2よりもだいぶヘビーデューティなコンディションでも使えるところがメリットだ。

通話面ではデュアルマイクとAIノイズリダクションアルゴリズムにより、前モデルよりも風切り音低減性能が向上しているという。接続はBluetooth 6.0で通信距離は最大10mだ。カラーはブラック、アイスブルーの2色。

『OpenFit Air 2』──オープンイヤー完全ワイヤレスの本命候補

対するOpenFit Air 2は、片耳わずか7.2gと、前モデル比17.2%の軽量化を果たした。

(左が、今回の新製品OpenFit Air 2、右が前モデルのOpenFit Air)

0.75mmのニッケルチタン合金製フレームを採用し、耳の形状に合わせて圧迫感を軽減する設計。充電ケースを含めた総重量は前モデル比17.6%軽量化、10.5%小型化されており、ポケットにもすっと収まるサイズ感を追求したという。

音質面では独自技術『Bassphere』ドライバーを搭載、カスタム16mmドライバー相当の出力をデュアルドライバー構成で実現し、『OpenBass 2.0』アルゴリズムで低音の厚みを出しているそうだ。たしかに、明らかに低音側もカバーされておりバランスがいい。オープンイヤーとしてはかなり高音質なので、日常の使いのイヤフォンとしてお勧めだ。

しかし、こちらもかなり音質の良いOpenFit Pro(3万9880円)があるので、さらに高い音質を楽しみたいならOpenFit Proの方がお勧めではある。とはいえ、ここは2倍の価格差なので、リースナブルなOpenFit Air 2はアリだと思う。

(取ったらそのまま耳に入れられるデザインに戻った。OpenFit Proは回転させて装着する方式なので、筆者は混乱すると感じた)

バッテリーは1回の充電で最大8時間、充電ケース併用で最大36時間、10分の急速充電で3時間再生というスペックで、こちらもなかなか侮れない。防塵防水性能はイヤホン本体がIP55、充電ケースはIP54。接続はBluetooth 6.1。ボタンは前世代のタッチ式から感圧式ボタンにアップグレードされており、汗や水滴、髪の毛による誤操作を防ぐ設計になっているという。カラーはブラック、ホワイト、アイスブルーの3色展開。

タフに使えるOpenRun Air 2と、日常で高音質を楽しめるOpenFit Air 2

両モデルとも『Shokzアプリ』でEQ調整(4種のプリセット+2種のカスタムモード)やボタンカスタマイズ、マルチポイント接続の管理ができる点は共通している。ざっくりすみわけをするなら、ランニングや登山など、アクティビティ時のタフさを重視するならOpenRun Air 2、一般的なイヤフォンに近い音質やケース込みの長時間駆動を求めるならOpenFit Air 2、という選び方になりそうだ。もちろん、実際に着けてみないと分からないフィット感の差もあるだろうから、可能なら家電量販店などで試着したい。

いずれにしても、この価格帯(1万9880円)でここまでスペックを詰め込んできたのは、Shokzの本気度の表れだと思う。オープンイヤー市場は競合も増えているだけに、今後の展開にも注目していきたい。

(村上タクタ)

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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