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『ゴミ清掃員の日常』の作者がApple Storeで話す『誰でもクリエイターになる方法』

『ゴミ清掃員の日常』というマンガをご存知だろうか?

お笑いコンビ、マシンガンズの滝沢秀一さんが、原作を書いている本だ。このマンガの絵を描かれている滝沢友紀さんは奥様。マンガなんて一度も描いたことがないのに、マンガを描いて10万部以上売れた大ヒット作になったのだ。

『ゴミ清掃員の日常』
https://books.apple.com/jp/book/id1464878088

その滝沢友紀さんが、Apple Store丸の内のToday at Appleに登場される。ゴミ清掃員とお笑いの二足のわらじで働かれる滝沢秀一さんとの日常のエピソードの他、実際にiPadを使ってマンガを描いてみるワークショップも。今回、先行開催されたセッションに参加取材してきた。

お笑いライブの手取り315円

マンガの冒頭で描かれる清掃員になる前、お笑いライブにはお客さんが入らずギャラは1000円。事務所の取り分を引き、相方と2等分するとなんと手取りは315円……という状態だったそうだ。

その状態で、奥様は妊娠。なんとか、収入を得なければ……とはじめた仕事が『ゴミ清掃員』だったのだそうだ。ゴミ清掃員というのは、ゴミ収集車と一緒に来て、ゴミを回収して行く人たち。

我々が深くは考えずに、しかしすべての人がお世話になっているこの職業に、滝沢秀一さんはしっかりと取り組み、そのうちに、どちらかといえばそちらが本業のようになってくる。

友人や仲間の漫才師、果てはお母様まで、「このゴミはどうやって捨てるの?」と聞いてくる始末。

右が講談社『マガジンエッジ』の副編集長 塩田将也さん。

そこで、Twitterで『ゴミ清掃業のあるある』などの情報を発信していると、先輩である有吉弘行さんが「面白い!」とRTしてくれて、大きな話題になり、それが講談社の編集者である塩田将也さんの目に留まりマンガ化することになる。

編集者の『当事者が描いた方がいい』というひと言で、未体験の友紀さんが描き始める

奥様である滝沢友紀さんにマンガを描いてもらおうというのは、塩田さんのアイデアだそうだ。

「誰か他のマンガ家が描くより、たとえ下手でも当事者が描いた方がいいと思ったんですよね。そこで秀一さんに描いてもらったんですが、『これはいくらなんでも』という画力だった。そこで、友紀さんに描いてもらいました」と塩田さん。

「当時、私は家計を助けるために歯医者さんでパートをしていて……マンガは読んではいましたが、描いたことはありませんでした。iPadも触ったことがありませんでした。そんな状態で、iPadの使い方を3時間教えてもらってマンガを描き始めました」と友紀さん。

使い方を教えてもらいつつ、初めてiPadを使ってみている滝沢さん。

「上手に描こうとは思わずに、とにかく伝わるように描こうと思いました。たとえばゴミを描かないといけなかったら、ネットでゴミを検索して、それを見て参考にしながら描きました。夫にヘルメットを被ってもらって、ポーズを取ってもらったりもしました。ゴミ収集車の絵の参考にするためにミニカーを用意してもらったりもしました」

話の内容は秀一さんと塩田さんが、(呑みながら)綿密に打ち合わせて、最初のうちは絵コンテもお二人が起こした。秀一さんはお笑いタレントだから、話の起承転結、オチの付け方などはお手の物だ。それを友紀さんが一生懸命に絵にした。

iPadも塩田さんが、お絵書きアプリのメーカーの知人に頼んで貸してもらったという。自分のiPadが買えるようになったのは1冊目の本がヒットして収入が入ってからだ。作業はすべてiPad Pro 12.9インチ、1台で行った。パソコンなどは併用していない。調べものなどはスマホでやって、それを参考にしながら描いたとのこと。

原稿は塩田さんがアプリからTIFFで描き出して入稿作業を行ったそうだ。

誰でも使えるProcreateとApple Pencil

ワークショップは、アップルが用意したiPadでProcreateを使って行われた。

作業ファイルは友紀さんが作成されたファイルを使い、ゴミを分別するゲームをしながらレイヤーの概念とその操作方法を理解した。

また、顔やセリフを書き足すことで、どうやってマンガを描いて行くのかを少し体験できた。我々が体験したのは1時間の短いセッションだったが、本番は2時間のセッションだということで、もっといろいろなことを教えてもらえるのだと思う。

アップルのキャンペーン『超えていこう』

実は、このセッション、5月12日から30日にかけて、『超えていこう』というテーマで行われる、日本独自のコンテンツストア(App Store、 Apple Music、 Apple Books、 Apple TV、 Apple Podcast)、Apple Store連動型のキャンペーン。

超えていこう
https://explore.appleservices.apple/GoBeyond

既存の枠組みや固定観念にとらわれることなく想像し、発信するクリエイターの方を応援するとのこと。新たなチャレンジや、変化を求めるすべての人に勧めたいとのこと。

Today at Appleとしては、

5月19日 午後6:00 – 午後7:15 Apple表参道
渋谷の路上ライブからスタートし、メジャーデビューを果たしApple Musicの新人プロジェクト『Up Next』にも選出されたバンド、Omoinotakeによるセッション『Exclusive:Omoinotake – 挑戦から生まれる創造性』

5月25日 午後6:00 – 午後7:00 Apple丸の内
第一線で活躍するジャーナリストが話す情報伝達を通じて相手の共感を引き出す方法『Exclusive:朝日新聞が考える、聞き手の共感を引き出すポッドキャスト』

5月30日 午後6:00 – 午後7:30 Apple丸の内
ゴミゼロの日に今回ご紹介した滝沢友紀さんのセッション『アートラボ:滝沢友紀に学ぶマンガで紡ぐストーリー』

その他にも、期間中、Apple丸の内、表参道、渋谷、新宿、川崎で、『ミュージックスキル:Podcastをはじめよう』『ミュージックスキル:GarageBandではじめよう』『アートスキル:Procreateではじめよう』が行われる。

詳しくは、こちら
https://www.apple.com/jp/today/collection/go-beyond/?cid=rem-jp-taa-internal-services-cp-gobeyond23

(村上タクタ)

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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