重厚なマテリアルに宿るジャパンメイドヘリテージの神髄。ジプシー&サンズの、この秋冬を制す新作を紹介

尾州産ビーチクロスから英国ミラレーンのワックスコットンまで。こだわりの生地と日本のものづくりを融合させ武骨なヴィンテージプロダクツに落とし込むジプシー&サンズ、この秋冬を制す新作。

M.O.GOD SUKA JK (velveteen)

ブランドの拠点でもある愛知県で、1926年から1967年まで行われていた「天王寺オートレース」へのオマージュを込めた1着。チープな質感ながらインパクトのある、50年代らしい別珍スカジャンに配されるのは、日本神話にも登場する神の使い「白狼」だ。実際に50年代の日本で作られていたとしてもおかしくない、クラシックかつ独創性のある逸品に仕上がっている。53,900円

SALT&PEPPER SANTA-FE VEST

伝統的なチマヨ地方のデザインに、サンタフェ柄と呼ばれる幾何学模様のチェーンステッチをあしらったベスト。生地は、1940年代製のソルト&ペッパーを毛織物産業の聖地である尾州地区でリプロダクトしたもので、ヴィンテージのラッセル機を使ったクラシックな仕上がりとなっている。加えて2色展開のうち写真のブラウンは、何十年もの経年を遂げた風合いをイメージして製作した。37,400円

CORDUROY CLUB JACKET

 

1950年代に油田開発・調査チームが着ていた架空のクラブジャケットをイメージ。背面を飾る手書き調のチェーン刺繍は、油田を探して荒野を歩き回る探査員たちを揶揄した「ドゥードゥルバガー」と、英国のスラングである”Bugger”を組み合わせたもの。生地には、細すぎず太すぎない9ウェルのコーデュロイを採用し、当時のクラブジャケットならではの温かみと武骨感を演出する。48,400円

WAX COTTON DOUBLE SPORTS JK

1930〜1940年代に見られたレザースポーツジャケットをデザインソースに、生地をワックスコットンに置き換えた1着。クラシック好きにはお馴染みである英国の老舗「ミラレーン社」の生地は、高い防水性と扱いやすさ、そして着込むほどに風合いを増すファッション性を兼ね備えている。ジプシー&サンズならではの、革ジャンに代わる新たな“秋冬の相棒”の提案である。74,800円

M52 CORDUROY TROUSERS

1950年代のフランス軍の名作トラウザーズをモチーフにしたブランドの定番モデル[M-52 チノパンツ]。内向きのツータックや股下で生地を切り替えたディテールが特徴だ。今季は9ウェルのコーデュロイに落とし込まれ、オリジナルよりもゆとりあるシルエットから生まれる落ち感や立体感を味わえる秀逸なアップデートを遂げた。どんなトップスにも合う高い汎用性を誇る。37,400円

【問合わせ】
アスディック
TEL0586-45-0625
https://store.gypsy-sons.jp/

(出典/「Lightning 2026年12月号 Vol.392」)

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パピー高野
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パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
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