久々に、革ジャンで感動した俺がいる。「天神ワークス」のMODALE

物欲旺盛なライトニング編集部員たちが、今の気分で選んだ欲しいモノや身銭を切って購入したアイテムをジャンルレスで報告! 今回は「先日東京ドームにCOMPLEXのライブを見に行った。感動して泣いたのはいうまでもないが、会場で多くの方に「YouTube観てます!」と言われて嬉しかった!」と興奮気味に話す革ジャンの伝道師・モヒカン小川がお届け!

天神ワークスのMODALE

天神ワークスの髙木さんと本誌モヒカン小川がタッグを組んで完成させた「MODALE(モデイル)」。英国系のオイルドコットンのジャケットをキップレザーで再現した渾身の一着だ。モヒカン小川が着用しているのはサンプルで襟も同色だが、実際は襟部分と台襟はブラウンになる予定。襟はコーディロイに見えるが、実はここもレザー。ステッチを細かく入れて、コーデュロイの質感を実現した。期間限定受注で、受注開始は6月1日から。25万3000円(天神ワークス TEL03-3870-8658 http://www.tenjinworks.com)

昨今「〇〇で××を再現した」みたいなものをよく目にする。例えば大豆ミート。ベジタリアンの方達のために、肉を使わずに肉のような食感と味を再現しているのだが、食べてみるとなるほどよくできている。俺、言われるまで気付かなかったもん(笑)。ノンアルコールビールなんかも、その類かもしれない。確かに最近のノンアルビールは品質も向上し、ビール好きを唸らせているらしい。俺ももちろん飲んだことはあるが、こちらはいただけない。だったら酒を飲まなきゃいいじゃん! と飲兵衛な俺は思っちゃうのよね。……

と、なんでこんなことを書いたかというと、遂に俺たち作り上げちゃったんです、おそらくノンアルビールも大豆ミートをも凌駕する、とんでもないものを。それがこちらのアイテム。2024年に入ってから、天神ワークスの髙木さんと私モヒカン小川で進めてきた「キップレザーの可能性を広げるプロジェクト」。そこで「キップレザーで英国フィールジャケットを再現しよう!」という話になり、髙木さんと一緒に作ってきて、遂に完成したというわけ。

見てよ、この完成度。一見するとオイルの抜けた英国ジャケット見たいでしょ? でももちろんレザーなので、着込むほどに光沢感も現れ、皺も刻まれ、極上のエイジングを楽しむことができる。これ、マジですごい。久々に革ジャンで感動したよ。

キップレザーの表面をバフ掛けし、オイルを多く染み込ませることでこの風合いを実現させた。着込むほどに艶や皺が出現し、変化が楽しめる
今回のMODALEはオリーブとブラックの2色展開。ブラックも独特の色気を醸し出している。自身のスタイルに合わせてカラーを選ぶべし
こちらがオリジナルタグ。牛の頭が金髪モヒカンになっている(笑)。こうした随所に散りばめられた遊び心が楽しいでしょ?

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年7月号 Vol.363」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
この記事を書いた人

モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

労働者やアウトドアマンに愛された実用服。「ウエアハウス」のフランネルシャツ

  • 2026.10.02

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 糸そのものから再現し旧式の織り機を用いて製作 フラン...

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

Pick Up おすすめ記事

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

歴史に残る空軍服を、いま再び。機能美が息づく「中田商店」のモーガンメンフィスベル

  • 2026.10.02

メンフィス・ベル号の機長、ロバート・K・モーガン氏との交流から始まったモーガンメンフィスベルは第二次世界大戦期の空を支えたフライトウエアを現代に蘇らせる中田商店のオリジナルブランド。極限の環境で求められた機能と、色褪せない完成されたデザインが魅力の航空服を紹介する。 R.A.F. Irvin She...

今季ワードローブに加えたいアイテムを厳選紹介! 「EIGHT-G」で秋支度。

  • 2026.10.04

秋の装いが楽しくなる季節。ミリタリーやワークといったアメリカ由来の実用服をベースに、素材やディテールへこだわりを詰め込んだエイトジーの新作から今季のワードローブに加えたいアイテムをピックアップ。 (右)ジャケット110,000円(TMJ2615)、シャツ23,100円(8LS-81)、ジーンズ24,...

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。