不意な縁で始まったスピードクルーザーカスタムライフ。オレたちが FXR/DYNAに乗る理由【古賀悠也さんの場合】

世界中に熱狂的なファンをもつ「FXR」と「ダイナ」。両車に共通するのは、どちらもハーレーらしい“大排気量Vツイン”を“ラバーマウントフレーム”に搭載し、スポーティな走りを快適に楽しめることが特徴。しかし、世界中で多くの人を魅了しているのだから、単にそれだけが魅力ではないハズ!? 今流行のカスタムや実際のオーナーの声から真の魅力をひも解く――。今回は古賀悠也さんにお話を伺った。

不意な縁で始まったスピードクルーザーカスタムライフ

以前はアメリカのショップによるコンプリートチョッパーを楽しんでいた古賀さん。ダイナとの出会いは思わぬきっかけだった。

「妻と一緒にバイクに乗ろうと思って、妻用にローライダーSを買ったんです。ところが足つきの問題などがあって妻には合わなくて。それで僕が乗り始めたんです」

それまでは“ハーレー=チョッパー”という考えからダイナには興味がなかったという古賀さん。しかし、乗ってみると軽快で扱いやすく、山道や高速など幅広い場面で楽しめるバイクだと気づいたという。当時はクラブバイクの流行もあり、少しずつカスタムを開始し、次第にパフォーマンス向上を目指すようになった。ブレーキやサスペンションなど足まわりに始まり、エンジンやミッションなどの内燃機や駆動系にまでリサーチを重ね、確実に理想のバイクへと近づけていった。

古賀さんのカスタムは、単に高性能パーツを奢るだけに留まらない理屈に合ったパーツチョイスとなっている。例えば18インチに換装したリアホイールはリムを薄くして高速安定性を高めつつ前後のバランスを追求。硬いサイドをもつタイヤは高速コーナーでのヨーイングを抑制。延長したリアサスは峠での操作性と車体シルエットを整えるため……、と挙げればキリがない程に考え抜かれている。

今後もアップデートを控えるダイナ。完璧な理想の姿まであと一歩に迫っている。

10代後半からバイクに乗り始め、ショベルチョッパーなどを所有。その後一旦バイクを離れるも、10年ほど前にリターン。ニュースクール系チョッパーを経て現在はダイナに傾倒。自宅ガレージでカスタムを続けている。

2017 FXDLSローライダーS

タンクなど純正の外装を残すことで過剰なカスタム感を出さないよう構成。エンジンまわりを中心に、見た目のみならず強度も高品位なARPボルトやチタンボルトを使用するなど、細部までこだわっている。

RWD製のFXRフェアリングにクロックワークス製シールド、灯火類はBAJA。トリプルはミスミ製に換装しGPRのステアリングダンパーを追加。メーターはハードケースパフォーマンス製のマウントで移設。ライザーはクラウス製だ。

CNC加工されたスクリーミンイーグルのMVAヘッドを組んだエンジン。吸気ポートの流速を最大限に高め、全回転域での出力が向上するという。エンジンは今後もバージョンアップ予定。クラッシュバーはブートレグ製。

2020 LOW RIDER S

奥さんの愛車であるローライダーS。古賀さんがダイナに使用していたパーツを数多く移植。扱いやすさ、乗りやすさを求めたカスタムが施されている。

2005 BDM Ridgeback

アメリカ・カンザスに拠点を置く「 ビッグドッグMC」が製作した「リッヂバック」。リジッドフレームにロングフォーク、S&Sのエンジン、300mm超のリアタイヤを履くチョッパーだ。

(出典/「CLUB HARLEY 2026年10月号」)

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ブランドとしての知名度が高く、独自のアパレルにもファンが多いハーレーダビッドソンは、バイクにあまり馴染みのない『ごく普通の人』にも大変な人気を博しています。バイクの知識がない人はもちろん、今日ハーレーのことが気になり始めた人、そしていまハーレーが好きで好きで仕方ない人たちも満足のいく情報を詰め込んだ雑誌が『クラブハーレー』です。
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