良い、悪いじゃ語れないオーナーを支え続けるフリスコ仕様のダイナ
23歳の時にお姉さんの不幸をきっかけに「いつ死ぬか分からないんだから」と、結婚のために貯めていたお金を叩いて、徳永さんはダイナを購入した。ハーレーに乗り始めると、革のアクセサリーやウォレットが欲しいと思うようになり「フラットヘッド」が主催するレザークラフト教室に通い始めた。それがきっかけで家具大工から革職人への道を歩むことになる。ダイナに乗り始めたことで、徳永さんの人生は大きく変わった。
その頃、「ロウズマジックマシン」が長野県は千曲市にオープン。1年ほど経った頃、知人の紹介でロウズを訪れると、その代表、福原さんから提案されたのは“フリスコスタイル”。雑誌などで調べ自分なりの解釈で組み立てていく。以前乗っていた国産車は、スリムに小さくカスタムしていたので、それと同じようにしてみるとそれがフリスコだった。希望を福原さんに伝えマフラーやキャブなどを交換。「デコントカスタム」に依頼してスポーツスタータンクをブラックに塗装し、グリーンのフレイムスを入れて完成した。
ダイナから始まった縁でフラットヘッドのレザー担当となった徳永さんは、その後独立して「グルーバーレザー」を立ち上げる。資金不足からダイナを売却する選択肢もあったが、それだけは出来なかった。実は数年間ダイナに乗っていなかったのだが、現在は事業も順調になり、またダイナに乗る日々が戻ってきた。お姉さんの死と人生を投影しつつ、徳永さんは、こだわりのダイナに乗り続ける。
1996 FXDダイナ スーパーグライド

徳永さんの想いや記憶がこもったスーパーグライド。2000年代にロウズマジックマシンで現在の形にカスタムした。最近では、通勤に使うことが多くショルダーバッグを背負って乗るのでロウズのガンファイターシートは敬遠していたが、実際に使ってみると走りまで変わることに感動して交換した。
ハンドメイドレザー工房 グルーバーレザー
長野県千曲市稲荷山783-5
TEL026-214-9664
https://www.grooverleather.com/
営業時間:11~19時
定休日:火曜

フラットヘッドのレザー工房を経て同僚の原山さんと共に2017年に立ち上げたグルーバーレザー。上質なレザーを使ったアイテムを製作している。

バイカーグッズからファッション的なアイテムまで幅広く展開。長野県内で駆除された日本鹿のレザー使ったプロジェクトにも参加。

徳永さんがバイカー向けに一押しなのがショルダーバッグ。左のニュースペーパーバッグはノートパソコンも収納でき徳永さんも愛用。

チョッパーやフリスコスタイルにぴったりな巾着ショルダーバッグ。黒、茶、オレンジなど5色とひと回り大きな信州鹿革を使ったものもある。
(出典/「
text&photo/T.Masui 増井貴光 取材協力/ロウズマジックマシン TEL026-261-4822 https://lowschopper.com