腰高で軽快なダートカスタムのススメ。【4カム・ハーレーの奥深き世界】

ヴィンテージH-Dのチョッパーやボバーの名手である「ホグホリック」だが、その実、ビルダーはアイアンスポーツフリークとしても知られる。この2台は、スポーツスターの軽快なキャラクターを生かしたストリートのモトクロススタイルという新たな提案だ。

ストリートで楽しむモトクロスカスタム

ヴィンテージハーレーのシーンで数々のムーブメント生み出してきた旧車専科であり、オールドスクールなボバーやチョッパーを得意とする「ホグホリック」だけに、この2台のスポーツスターは新鮮に映る人が多いだろう。しかし、ビルダーの横溝さんは長年初期のスポーツスターに乗り続けるフリークとしても知られている。

「スポーツスターのカスタムはある程度出尽くした感があるけど、モトクロスのスタイルは日本ではまだ見ないし、腰高なポジションでストリートをヒラヒラと走れるからスポーツスターのキャラクターともフィットする」

ベースはアイアンスポーツとエボスポーツスター。それぞれ時代感に合うモトクロスパーツを組み合わせながら、ライトカスタムでまとめているのが特徴だ。

ビッグツインと比較して、ノーマルでも腰高なスポーツスターは軽快な操作性が特徴だ。モトクロスを意識したパーツを組み合わせることで、その個性はより際立ち、ストリートでも気軽に楽しめるダートカスタムへと昇華される。

ヴィンテージが高騰する現在でも、スポーツスターは比較的リーズナブルにベースを手に入れられることも魅力。気負わず乗り、気軽にカスタムを楽しむ。その入口として、モトクロスカスタムはスポーツスターの新たな可能性を示唆している。

HAWGHOLIC・横溝学さん|東京の旧車専科、ホグホリック代表。圧倒的なヴィンテージパーツやいにしえのシーンの知識を武器にオールドスクールなチョッパーを作り出す。一方で長年アイアンスポーツに乗り続けるスポーツスターフリークとしても知られる。

1980 XLH1000|70sモトクロッサーがイメージソース

腰高なフォルムにMAICOのフォークや当時のモトクロス用のフェンダーを使用し、70sのモトクロスバイクをイメージしたダートカスタム。ステッカーチューンのタンクカスタムにも注目したい。

エンジンは後期アイアンのストックスペック。Fフェンダーは純正モトクロッサーMX250を使用。さりげないレアなパーツチョイスも注目したい。

センターブレース付きのハンドルやスクエアなシートなど、MXスタイルのパーツも違和感なくハマるのがスポーツスターの懐の深さ。

1987 XLH883|ストリートのMXカスタム

右のアイアンスポーツに比べ、より新しい時代感のモトクロスパーツを装備するエボスポのライトカスタム。883のパワーも含め、軽快なダートスタイルを気軽にストリートで楽しめる。

パーツ詳細は不明だが、高年式のオフロードバイクのパーツが似合うのはエボスポーツスターの特権。883はストリートのダートカスタムに最適なベースだ。

(出典/「CLUB HARLEY 2026年8月号」)

この記事を書いた人
CLUB HARLEY 編集部
この記事を書いた人

CLUB HARLEY 編集部

ハーレー好きのためのマガジン

ブランドとしての知名度が高く、独自のアパレルにもファンが多いハーレーダビッドソンは、バイクにあまり馴染みのない『ごく普通の人』にも大変な人気を博しています。バイクの知識がない人はもちろん、今日ハーレーのことが気になり始めた人、そしていまハーレーが好きで好きで仕方ない人たちも満足のいく情報を詰め込んだ雑誌が『クラブハーレー』です。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

70を超えるレザーブランドが集う! 「Leathers Day TOKYO 2026」が五反田TOCビルで9月26・27日開催!

  • 2026.08.30

雑誌『Lightning』と兄弟誌『2nd』『CLUTCH Magazine』の3誌による、レザー好きのための大規模イベント。4度目を迎える今年は、初の東京会場での開催が決定! 普段なかなか手に取って実物を見ることができないブランドや、このイベントでしか手に入らないアイテムが揃う特別な2日間。さらに...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

Pick Up おすすめ記事

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...

上野の2つの「SUN HOUSE」で、秋支度。おすすめのアイテムを聞いてきました

  • 2026.09.18

歩いてわずか30秒ほどの距離にある、上野ふたつのサンハウス。今回はそれぞれの店舗で、この秋おすすめのアイテムを聞いてみた。2軒を行ったり来たりしながら、そろそろ秋支度を始めよう。 上野のサンハウスは行ったり来たりが正解です 昨年のリニューアルを経て、アメ横に2店舗を構えるようになった「サンハウス」。...