2ページ目 - もっと知ってほしい、古くないけどいい古着

5.「Ermenegildo Zegna」のパンツ|「Props Store Annex」共同オーナー・土井健さん

イタリアの「ゼニア」のパンツは名品ですね。元々は生地メーカーとしてスタートしたブランドで、アルマーニをはじめとした多くのブランドに生地提供してきており、アメリカものにはなかなかない繊細さや柔らかさ、洒落っ気を感じさせてくれます。マイクロピケでアーミーチノを作ったり、ハンド風のステッチであったり細部へのこだわりを感じられます。パッと見では分からないですが、実は紹介しているパンツはすべてアルミジップ。小さなことですが、高級なパーツであり、クラシックを崩さない姿勢が良いと思います。上/1万4800円、その他/1万2800円 (プロップスストアアネックス TEL03-6455-5388)

6.「OLD NAVY」のリバーシブルダウンベスト|「okidoki」オーナー・吉沢秀真さん

20代くらいの頃に新品でこんなものが売られていたのを覚えていますが、その頃はまったく見向きもしていませんでしたね。店舗でも扱い始めたのは1年ほど前くらいからで、当時の流行が反映されたデザインやシルエットがいまの時代と相性が良いので、その中でもいいと思ったものは買い付けるようにしています。

アイテムによっては買い付けないものも結構ありますが、このダウンは特に気に入っていて、グレーとオレンジのカラーリングがいいですよね。身幅も広めに取られているので、厚めのスウェットなどにも合わせやすくて、きっと重宝するアイテムです。1万1000円(オキドキTEL03-6407-8525)

7.「VAN HEUSEN」のB.D.シャツ|「Astrology Store」オーナー・與賀田洋佑さん

特別縫製が良いとかではなく、90年代らしいチープさもあるのですが、それが逆に気兼ねなくラフに着られるので好きなんですよね。「ヴァンヒューゼン」はアメリカで1881年に創業した歴史あるシャツメーカー。100年以上の長い時間をかけてアメリカの日常に溶け込み、生活の中に当たり前にあるシャツのような気がしていて、そんなところもいいんですよ。

品のある生地ですが、ドレスシャツほど肩肘張っておらず、いい意味で力が抜けていて好きですね。今の気分ならガシガシ着て肌に馴染んでくるまで着たいですね。上/9020円、下/7480円(アストロロジーストアInstagram:@astrology__store)

8.「ST JOHN’S BAY」のフランネルシャツ|「JUDEE」オーナー・高塚草太さん

僕の中での名品は「セント ジョーンズ ベイ」のネルシャツ。そこまで注目されているブランドでは無いですが、実は「ジェーシーペニー」のプライベートブランドなんですよ。ネルシャツってアメカジの象徴的なアイテムですが、このブランドのネルシャツは他と比べていい意味で「ぽく」なくて、日常に馴染む空気感が好きなんです。私物でも10年くらい着ていますね。

色合いや、柄もそうですが、柔らかい印象が良いんですよね。大衆向けにかなりの数をつくっていたブランドなので、オンブレチェックだったり、他にも王道ではない少し変わった柄も時々ですが見つかります。レギュラー古着の中でもまだまだ探しがいが残っているアイテムというのもひとつポイントですね。各/1万1000円(ジュディーTEL03-5356-1280)

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2024年4月号 Vol.203」)

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