チームラボ、米国初の常設ミュージアムを南カリフォルニア・アナハイムに開設! 2030年オープン予定

アート、テクノロジー、自然界の交差点を探求するチームラボは、南カリフォルニアで建設中の100エーカー規模のスポーツ・エンターテインメント・アート街区「OCVIBE」内に、米国初となる常設ミュージアムを開設する計画を発表した。延床面積約10,000平方メートル(約110,000平方フィート)に及ぶ本ミュージアムは、チームラボのアート体験を中心に設計され、建築はSmith ClementiとLPAが手がける。2030年のオープンを予定している。

スポーツ、音楽、アートが融合する新たな街区「OCVIBE」

チームラボのミュージアムは、スポーツ、音楽、エンターテインメント、飲食、ショッピングをはじめ、宿泊施設や公共空間までが巧みに組み合わされたOCVIBEの全体構想において、中核に位置付けられている。

OCVIBEは、アートを単なる装飾品として扱うのではなく、街区の体験の中心に据えており、建築、景観、公共の場にアートを織り込み、回遊性と歩きやすさを高め、常に新しい発見のある空間として設計されている。

OCVIBEの開発エグゼクティブディレクターであるDan Young氏は、次のように述べている。

「アートは、私たちがOCVIBEで構築しているものの核となる存在です。当初より、私たちの全体構想は単なる建物や目的地の集積ではなく、人々が時間を過ごしたいと思える場所を作ることでした。チームラボをOCVIBEに誘致することは、そのビジョンを力強く体現するものです。これにより、人々が訪れ、回遊し、留まり、まったく異なる方法で街区を体験する新たな理由が生まれると同時に、オレンジカウンティの文化的基盤にも貢献します」

今回の発表は、チームラボの米国初となる常設拠点をカリフォルニアに開設するだけでなく、米国内のアート愛好家にとって、これまでは海外渡航や世界各地の展覧会に足を運ぶ必要があったユニークな文化体験に、日常的に触れられる機会を提供するものだ。

OCVIBEでは、チームラボのミュージアムが単なる展示スペースにとどまらず、相互に連動する多様な体験の一環として機能することになる。その周囲では、シェフ主導のダイニング、ライブ音楽やエンターテインメント、広大な公園やパブリックスペース、全米最大規模の屋外パブリックアートギャラリー、通年で各種プログラムが展開される。

また、OCVIBE開業後は、独自のカルチャーが融合した環境により、チームラボ訪問を中心とした周辺の回遊や滞在を促し、アナハイム全体における街の探索機会の拡大や地域経済への好影響をもたらすことが期待されている。

Visit Anaheim代表兼CEOのMike Waterman氏は、次のように述べている。

「チームラボが米国初の常設ミュージアムの拠点としてアナハイムを選んだことは、目的地としての当市の魅力を大きく高めるものです。またこれは、OCVIBEが南カリフォルニアに新たな訪問理由を生み出し、ここアナハイムでの滞在期間を延ばすきっかけとなっている一例でもあります。

世界的に知られるこの体験は、アナハイムに新たな層の来訪者を呼び込むと同時に、当市で楽しめる体験の幅を大きく広げることになります。この規模の文化拠点を惹きつけるOCVIBEの力は、世界的なエンターテインメント、アート、食、そしてホスピタリティが融合し、真にユニークな体験を生み出す拠点としてのカリフォルニアの地位をより強固なものにします」

チームラボのための空間設計

OCVIBEの全体構想を手がけるsmith-clementiがデザインを担当した本ミュージアムは、エリア内で象徴的な彫刻のような存在として構想されている。

OCVIBEの一角に位置し、高速道路からの視認性も高いこの建物は、車移動か徒歩かを問わず、近づいたり周囲を回遊したりするにつれて異なる表情を見せる設計となっている。

没入型ギャラリーの特性上、ほとんど窓のない空間設計が求められるため、smith-clementiは外観を、内部の暗い空間を覆う「煌めく外装(クローク)」と位置付けている。

自然界のフォルムに着想を得た立体的な外観には、鱗や動きを連想させるパターンが施され、太陽の光に応じてその色彩や表情が一日を通して密やかに変化していく。

また、このデザインは、隣接する交通拠点「ARTIC」やOCVIBE内の公園景観との明確な対比と調和を生み出している。

内側から光を放つ透明感あるARTICに対し、本ミュージアムはその対照的な存在として設計された。日中は豊かな色彩とともに重厚な姿を見せ、日没後はライトアップされたARTICのフォルムを際立たせる役割を果たす。

公園やARTIC側から見ると、建物は景観の彫刻的な背景となり、公園の広がりを視覚的に強調しながら、このエリアに独自の建築的アイデンティティをもたらす。

建築設計を手がけたsmith-clementiのJulie Smith-Clementi氏は、次のように述べている。

「チームラボにとって米国初となる常設拠点のデザインにあたり、私たちはその建築自体を、自然の中にある動きの美しさを描く没入型体験そのものの反映として捉えようと考えました。

外観において、変化を感じさせる要素は非常に重要でした。建築物は通常、その場に固定されたものですが、周辺環境もまたデザインのストーリーの中に活かすことができます。この建物は、近づく方向やスピードによって異なる表情を見せます。

時間帯や雲の動きによって『煌めく外装(クローク)』の表情が変化し、目にする体験をより豊かなものにします。私たちが目指したのは、想像や発見の余地を残し、自然界と同じように訪れるたびに新しい発見に出会えるデザインです」

統括設計はLPAが担当し、作品展示はチームラボと協働している。

2027年、OCVIBEの第1フェーズが開幕

OCVIBEは、2027年3月に収容人数5,000名規模のコンサートホールがオープンし、最初の来訪者を迎える。

続いて、一流シェフが手がける約4,600平方メートル(50,000平方フィート)規模のマーケットホール「Katella Commons」が開業。

同年後半には、コワーキングスペース「Kiln」が入居する商業オフィスビル「The Weave」が開業するほか、街区内のアートプログラムの第1フェーズやパブリックスペースもオープンする予定だ。

ミュージアム概要

名称: teamLab Museum Anaheim(仮称)
所在地: 米国カリフォルニア州アナハイム
開業予定: 2030年
公式ページ:https://www.teamlab.art/jp/e/anaheim/

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