2ページ目 - 無骨なブーツを上品に輝かせる! エンジニアブーツの鏡面仕上げ術を「熊田靴店」が伝授。

⑧2種類のワックスを塗る

柔らかさの異なる2種のワックスを使い分けると、失敗しにくいのでオススメ。右は硬い、左は柔らかいワックス。ワックスカラーを選ぶ場合はブーツよりもワントーン明るいものを。

ワックス上に指を軽く乗せて少量取り、小さな円を描くように素早く優しく、満遍なく塗る。指の動きが悪くなったらワックスを足す。右足全体が塗り終われば左足、のように交互に入れ替えることが大事。柔らかいワックス→硬いワックスの順に同様の手順で塗っていく。塗り終えたら5分ほど乾燥させると良い。

⑨水と硬いワックスで磨く

汚れ落としの際と同様の方法で、指に④のクロスを巻きつけ、2〜3滴の水→少量の硬いワックスの順番で取る。クロスに取る度に乾いたタオル等で軽く拭き取り、水分とワックスが薄く乗った平らな面を作った状態で、再度硬いワックス上に指を軽く乗せて少量を取り、そのまま円を描くように優しく素早く塗っていく。指の動きが悪くなったらワックスのみを少量足す。クロスの乾燥を感じてきたら、1〜2滴の水と少量のワックス両方を足しながら塗る。つま先と踵は濃く、サイドは薄めに塗り、自然なツヤのグラデーションを目指す

⑩油分や拭き筋を取る

山羊毛ブラシに水を1〜2滴垂らして馴染ませ、軽く湿らせ、毛先だけを当てるイメージで優しく磨く。鏡面磨きをした箇所以外にもブラシを当てて、光沢を出していく。

⑪最後の磨き

拭き筋などがまだ気になる場合は、クロスを新しい面に変えて指に巻き、2〜3滴の水と少量の硬いワックスを取って馴染ませ、素早く優しく磨いていくとツヤがしっかり出る。

⑫完成!

ツヤが眩しい! つま先部分の茶芯を残した、美しくアジのある仕上がりに。履く際は、できれば一晩置いてから。真夏日には、高温でワックスが溶ける可能性があるため要注意!

押さえておきたいポイント

  • 次工程の前に5分ほど乾燥
  • 一点に偏らず満遍なく塗る
  • 鏡面磨きに使用するクロスの生地にはこだわる

BEFORE

AFTER

\お店に頼んでみよう/

【DATA】
熊田靴店
東京都渋谷区富ヶ谷1-44-16 半地下
TEL070-1543-899
10時〜19時 年末年始、夏季休暇等有り
https://www.kumada-kutsuten.com

(出典/「Lightning 2026年1月号 Vol.381」)

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