渋谷が騒がしかった頃の記憶が蘇るぜ。ナイフポケット付きのエンジニアが復活した

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「先日、ファーストアローズ京都店でイベントをし、夜に先斗町で飲んだので、京都熱が再燃。『燃えよ剣』を再読し、新撰組愛がぶり返した。土方最高!」と語る革ジャンの伝道師・モヒカン小川がお届け!

GMM STORE×SKOOB WANDER with Pockets

俺がまだ学生だった頃、渋谷はまさに戦場だった。これは比喩ではない。そこかしこで喧嘩が起こり、危ない場所だった。チーマーがうじゃうじゃ居たもん。でも若者って、危ないものに惹かれるじゃん? 俺もそう。夜な夜な渋谷のセンター街に繰り出し、遊んでいた。今思うと、刺激的な時代だったな。

すんごく怖そうなロン毛のお兄さんがいて、アウターはバンソン、足元はみんなエンジニアブーツを履いていた。今では30足くらいエンジニアを持ってるけど、学生時代は高くて買えず、ただただ怖いお兄さんの格好を舐めるように見てた。目が合うと殴られるので、彼らの拳の届かない位置から眺めて、スタイルを勉強していた。

彼らの足元のエンジニアは、それこそいろんな種類があったけど、1990年代に流行したのが、ナイフポケット付きのエンジニア。今思えば、危険極まりないけど(笑)、あの当時は、ガチでナイフを入れてる輩も多かった。ぶっちゃけ、昭和ってとんでもない時代だった。

そんなナイフポケット付きのエンジニアが復活した。今、ナイフを入れてたら捕まるかもしれんけど、でもそういう青春の欠片が現代に復活してくれるのは嬉しい限り。迷いもなく、俺は購入した。齢54。もう一度、あの頃渋谷に屯していた青春を取り戻すぜ。令和生まれの若者は、このブーツに何を感じるのだろうか――。

1990年代に流行したナイフポケット付きのエンジニアを復活させた逸品。企画は神戸・元町の名セレクトショップ「GMMストア」、製作はブーツ好きなら誰もが知るSKOOB。往年のモデルを完全にトレースしているので、当時のファンも納得の出来栄え。素材は張り感のあるステアハイドで、履き込み甲斐のある質感。これはいいぜ。¥121,100(GMMストアhhttps://shop-gmmstore.com)

ソールはビブラムで実用性も高い。セパレートタイプでクラシカルな雰囲気も嬉しい。ガンガン履き込んで、思い切り味を出してほしい。

左足の内側には往年のモデル同様、カードポケットを装備。でも実用性は皆無。最近現金を使わないので、緊急用の現金を入れておくのも◎。

これがナイフポケット。折り畳み式のナイフがすっぽり入る。が、今は保安上入れてはいけません(笑)。電子タバコとかよくない?

(出典/「Lightning 2026年6月号 Vol.386」)

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モヒカン小川
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モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
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