天神ワークスのセミオーダーで“唯一無二” 革ジャンを作ろうぜ!

「レザーエイジング」という言葉を世に定着させたレザーブランドの雄、天神ワークス。栃木レザーの渋鞣しの牛革を使った彼らのジャケットは、着込むほどに美しい変化を見せてくれるのはご存じの通り。だが、ちょっと待ってほしい。とかくエイジングに目が行きがちな天神ワークスだが、彼らのレザージャケットの魅力は、なにもエイジングだけではない。カラーや素材が選べ、いろいろカスタムできる「セミオーダー」が出来るのも、天神ワークスの大きな魅力のひとつなのだ。レザーラバーの皆さん! 天神ワークスのセミオーダーシステムで、世界に一着だけの自分仕様の革ジャンを作ってみようではないか。

STEP1.まずはベースモデルを選ぶ。

現在、天神ワークスでラインナップされているレザージャケットは全20 種類。ダブルタイプやシングルタイプの王道スタイルから、近年ではレザーコーチジャケットやミリタリーア
イテムをレザーに落とし込んだモデルまで、非常に幅広くラインナップしている。まずはこの中からお気に入りのモデルを見つけ、それをベースにカスタムしていこう。

STEP2.どの革を選ぶか、それが問題だ。

天神ワークスのレザージャケットはすべて栃木レザーにてオリジナルレシピで鞣された渋鞣しの牛革を使っているが、オーダーする際にステアハイド(生後2 年以上の去勢された雄牛の革)か、キップレザー(生後6 カ月〜2 年の仔牛の革)を選択することが出来る。ともにエイジングは存分に楽しめるが、シボの風合いに違いがあるため、それぞれのアジの出方が異なるのだ。自分好みのエイジングを見極め、革を選ぶべし。

ステアハイド

生後3〜6カ月以内に去勢され、2年以上経過した雄牛の革。肉厚でシボ感が強く、革ジャンらしいしっかりした着用感が得られる。ライダースなどにも最適だ。1.4㎜と1.0㎜の2種類の厚みが選べる。

1.4 ㎜

1.4㎜厚のステアハイドを使ったJS01。厚みがあるので、腕には大振りなジャバラが出現する。クラシカルなジャケットにぴったりのレザーと言える。

1.0 ㎜

1.1㎜厚のステアハイドで作り上げたAO01。若干薄いとはいえ、ワイルドなシボが楽しめるのが特徴。コートタイプなどに使うと、若干軽量になる。

キップレザー

仔牛の革だけあって、しなやかでキメが細かいのが特徴。ステアハイドとは違った上品なエイジングが堪能できる。天神ワークスでは、キップレザーにオイルを多く含ませた「オイルドキップ」を使用。

1.1 ㎜

キップレザーはそもそもが薄い革なので、厚くても1.1㎜くらいの厚
みとなる。キメが細かく、着用感も軽くしなやかなのが特徴。写真はキップのJS03。

0.6 ㎜

0.6㎜という薄さに漉いたキップレザーはドレープ感も味わえるので、コーチジャケットモチーフのSJ01 や、M-65パーカをベースにしたFJ02に最適。

STEP3.豊富なカラバリが天神ワークスの真骨頂!

天神ワークスの人気の秘密、それは豊富なカラーバリエーションにある。ステアハイドもキップレザーも、ともに着色していないタンの他に7 色を選ぶことが出来るのだ。レザージャケットでここまで色が選べるのは嬉しいかぎり。天神ワークスの革は、染色する際に色止めを施さないため、褪色なども含めて面白いエイジングが楽しめるのも特徴。新たな革の魅力に出会えるはずだ。(※カラーオーダーは別途費用がかかります)

ステアハイド 全8色

こちらがステアハイドで選べるカラー各種。同じモデルでも、色が違うだけで雰囲気はがらりと変わる。貴方は何色を選ぶ?

キップレザー 全8色

キップレザーの全8色。基本的にステアハイドと同じカラーが選べるが、キップの方が表面が滑らかなため、発色が若干異なる。

STEP4.自由な発想でカスタムせよ!

ベースとなるモデルを選び、好みの革と色を選んで、ほとんどの人はこの時点で満足してしまうのだが……それではあまりにももったいない! 天神ワークスでは、もっと細やかなオーダーが可能なのだ。例えばポケットだけを違うカラーにしてみたり、袖を別の色にして2トーン仕様にしたり。ポケットの玉縁や襟など、細かな部分の色替えも可能なのだ。これ、考えるだけでも楽しくない? 極端な話、すべてのパーツの色を変えて、クレイジーパターンにすることだって出来るのだ。必要なのは、あなたの自由なイマジネーション。世界に一着の、クリエイティブ溢れる革ジャンを作り上げようぜ!

ブラウンカラーのAO01をベースに、襟・ポケットの玉縁・ ポケットフラップ・袖ストラップをブラックに変更。要所に ブラックが配されるため、雰囲気がグッと締まって男らしい 仕様に生まれ変わった
JC01のボディをオリーブ、袖をブラックにカスタムした1着。暗めの色合いで統一したため、しっとりとした渋めの2トーンに仕上がっている。まさに大人のためのカークラブジャケットだ
天神ワークスではステッチ糸の色も選べる。オリーブのJS02のポケット玉縁を赤に変更し、合わせてステッチも赤に変えているため、非常にまとまりがいい。玄人好みのカスタムと言える
タンのJT01の襟とポケット玉縁にレッドをチョイスし、ライニングも赤色に変更。おそらく初めのうちは玉縁の赤が目立ったはずだが、エイジングが進みタンが変化することで、色味が馴染んで自然な印象に
オリーブのボディにタンカラーの袖を合わせたインパクト大のCJ01。胸ポケットのタンも効いている。面白いのは襟。襟の表をタン、襟裏をオリーブにし、折り返して着用している。個性溢れるカスタムだ
ネイビーのキップレザーのJW03をベースに、ポケットの玉縁をタンにし、腕にタンカラーのラインを入れたセンス溢れる1着。着込むほどに腕のラインが飴色へと変化し、風合いが増していく

【問い合わせ】
天神ワークス
TEL03-3870-8658
http://www.tenjinworks.com

(出典/「Lightning 2023年5月号 Vol.349」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
この記事を書いた人

モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

Pick Up おすすめ記事

70を超えるレザーブランドが集う! 「Leathers Day TOKYO 2026」が五反田TOCビルで9月26・27日開催!

  • 2026.08.30

雑誌『Lightning』と兄弟誌『2nd』『CLUTCH Magazine』の3誌による、レザー好きのための大規模イベント。4度目を迎える今年は、初の東京会場での開催が決定! 普段なかなか手に取って実物を見ることができないブランドや、このイベントでしか手に入らないアイテムが揃う特別な2日間。さらに...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...