ラバーマウントスポーツで作るChopperの黄金比。カスタムから紐解く4カムの魅力

ラバーマウントの快適な走行性能を犠牲にすることなく、洗練された都会的なオーラを醸し出すスポーツスター。ベースモデルのサイズや特性を踏まえた絶妙なバランス感覚によって、ラバーマウントをベースとするヒューモンガススタイルのチョッパーがここに完成した。

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2011 XL1200L

スポーツスターをベースにカスタムを作る場合、リジッドマウントかラバーマウントかの選択がスタイリングを大きく左右する。コンパクトなカスタムを目指す場合はリジッドマウントが定番だが、この「ヒューモンガス」のスポーツスターは、ラバーマウントフレームの性能の進化を犠牲にせずにスタイリッシュなチョッパーが作れることを証明した一台といえる。

「ラバーマウントの完成形はEFIのスポーツスターだと思っています。スムーズな乗り心地で十分速い。車格やフレームのゴツさがネックになりがちですが、車格に合わせたバランスに気をつければヒューモンガススタイルのチョッパーを作ることができる」とビルダーの小松さんは言う。

ヒューモンガスのカスタムは、フリスコに派生するような走りをアップデートし、都会での操作性を考慮したチョッパーが人気を博す。この車両は無闇に外装を小さくするのではなく、キングスポーツスタータンクをはじめとしたトータルバランスを見据えたパーツチョイスや、モノトーンの視覚効果によってスタイリッシュな仕上がりとなっているわけだ。さらに、純正を生かす部分も塗装や加工で外観をモディファイする繊細な仕上げに注目したい。ラバーマウントの性能を生かしたスタイリッシュなチョッパーを作る鍵はビルダーの卓越したバランス感覚にあり。

ヒューモンガスがショベルヘッドやFXRで作り続けてきたチョッパーのスタイルをラバーマウントフレームのスポーツスターに落とし込んだ一台。やみくもに外装を小さくするのではなく、車格に合ったパーツチョイスや純正パーツを生かしたモディファイによって、スポーツスターの本来の性能を引き出すスタイリッシュなチョッパーに仕上げられた。

owner/今前田宙さん|東京生まれ、東京育ち、造園屋を営む87年式。近年ヒューモンガスのバイクに惹かれ、初ハーレーのカスタムをオーダー。「ハーレーは野暮ったいイメージで興味がなかったのにユウトくんのバイクはスタイリッシュに見えた。ハーレーに乗りたいというよりヒューモンガスのバイクに乗りたいというのが興味の始まりです」

φ39フォークは2インチ延長し、インナーチューブをDLCコーティングでブラックアウト。スライダーは段付きの加工を加え、ハイテックな印象にモディファイされている。

黒で統一されたXL1200L。EFIチューニングはサンダーマックスを使って「BURN! HD」のマップをインストール。パウダーコートは「FIX POWDER COATING」の仕事。

メインチューブを目立たせないためにキングスポーツスタータンクをハイマウント。グロスとマットのツートーンでフレイムスを加えたペイントは「S PAINT WORKS」が担当。

リアサスはレーシングブロスで、ブラックアウトした純正ホイールに合わせたプーリーをチョイス。ストラットの不要な穴を埋めてスムージングするなど細部の仕事にも注目したい。

シートは「ヒューモンガス×スカンク」のお家芸といえる、編み上げのダブルシート。シボ感の強い本革を使用するため、走り込む過程で風合いを増す表情の変化を楽しめるのも魅力だ。

(出典/「CLUB HARLEY 2026年8月号」)

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