一着の中で異なる、ホースハイドの表情

まず目を奪われるのが、革の表面に現れたシボや横方向のライン。均一に整えられた革とは違い、部位ごとに異なる表情が残されている。
こうした個体差を隠すのではなく、ジャケットの魅力として生かしているのがこの一着のおもしろさ。光の当たり方によって凹凸が際立ち、見る角度を変えるたびに印象も変化する。
厚みがありながら、しなやかなホースハイド

使用されているホースハイドは、植物タンニンで鞣した下地をシュリンクさせたもの。平均1.8〜2.0mmという厚みを持ちながら、柔らかさとしなやかさも残しているという。染料を使った仕上げにより、革本来の質感とオイル感を楽しめるのも特徴だ。
着用を重ねれば、シワや艶がさらに加わり、最初から存在するシボと混ざり合っていく。新品の完成度だけでなく、その先の変化まで楽しみになる革ジャンである。
革の個性を一着のデザインに落とし込む

表情の強い革は、どの部分をどこに配置するかによって完成後の印象が変わる。シボやラインを生かしながら裁断し、それぞれのパーツを一着にまとめていく。その革選びと配置も、見逃せないポイントだ。
写真だけでは捉えきれない革の立体感や、実際に動いたときの表情は動画ならでは。ホースハイドの荒々しさと存在感を、ぜひ映像で確かめてほしい。
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