皮革・革製品のサステナビリティについて知る

革製品の約99パーセントは、牛、豚、羊、山羊、馬など食肉用の動物からお肉をいただくときに出る皮を副産物として活用しつくられている。鹿や熊などのジビエも同様で、肉をいただいたあとに残った皮を無駄にせず活用しているのだ。一方、残りの一部を占めるのがエキゾチックレザーである。皮や肉、血液など、個体全体が有効活用されている。
革のために動物の命をいただくことはない

わざわざ革のために動物の命をいただくことはない。その証拠に、すでに一部の皮は革製品として活用されず、廃棄されているのが現状だ。例えば牛の場合、2021年には世界で約3.2億頭を食肉として消費しているが、そのうち革として活用されているのは、約半分の約1.65億頭分。残りは廃棄せざるを得ない状況にある。一方、日本では年間約100万頭の牛が食肉として消費されている。その皮は現在、輸出分も含めてほぼすべて革製品などに活用されており、捨てることなく使い切っている状態だ。
革製品の利用をやめた場合
もしも「動物がかわいそうだから」という理由で革製品を使わなくなったとしても、食肉として動物の命をいただく限り、皮は出続ける。その量は、日本だけでも牛では年間約100万頭分、10年で約1000万頭分ともいわれ、行き場を失った生皮は廃棄せざるを得ず、焼却などによって相当量のCO2が排出されてしまう。日本は施設や土地にも限りがあり、これ以上、焼却や埋め立てを増やしていくことも難しい。だからこそ、食肉として命をいただいた際に出る皮を無駄なく活用することは、廃棄物を減らし、資源を循環させることにつながる。皮を革製品として活用することは、脱炭素にもつながる、サステナブルな循環のひとつといえるのだ。
動画では、牛、豚、馬、鹿などの革を実際に触りながら、それぞれの質感や表情についても紹介している。革・革製品についてのさらなる知識と奥深い魅力をぜひ動画でチェックしてほしい。
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