2ページ目 - 意外と取り入れるのが難しい? 洒落者メンズたちの愛用スウェードアイテムとアメカジコーデ10選

使い込んでも表情を保ち続け品の良さを失わない質感が好ましい|「Attractions」代表・西﨑智成さん

【着用スウェードアイテム】BILTBUCK/Lot.329 LTD Suede Engineer Boots

音楽やバイクなどの50sユースカルチャーを深く理解する一方で、日本有数のレザーのスペシャリストでもある西崎さん。そのこだわりの詰まったビルトバックのレザープロダクツは、日本だけでなく、世界中の好事家からも絶大な評価を得ている。そんな西崎さんが愛用するスウェードは漆黒のエンジニアブーツだ。「黒のスウェードは昔から好きでしたが、特にエンジニアに使うラフアウトには真っ黒が少なく、とにかく黒味をあげたかったんです。だから自分たちのスウェードエンジニアブーツはそうならないように、革でお世話になっている業者さんに相談して、何度もテストを繰り返してもらって、完成しました」

コート79,200円、パンツ63,800円、帽子13,200円/すべてウエアマスターズ、ブーツ96,800円、グローブ28,600円/ともにビルトバック、サングラス33,000円/アトラクションズ(アトラクションズ Tel.03-3408-0036)

武骨なアメカジスタイルを程よく中和するバイプレーヤー的存在|「スマートクロージングストア 二子玉川店」店長・小野寺忍さん

【着用スウェードアイテム】RED WING/PECOS

スマートクロージングストア 二子玉川店の名物店長・小野寺さんが最も愛用しているスウェードアイテムはレッドウイングのペコス。同店の常連からプレゼントしてもらったという1997年製の1足で、毛足の長いラフな表情や、シューレースがなく着脱がしやすい点がお気に入りのポイントだ。「自分のなかでスウェードは、装いをマイルドにしてくれる存在。このペコスも柔らかなベージュの色味が武骨すぎず絶妙な塩梅です。バイクに乗るので黒ずみもかなり見られますが、気にせずにガンガン履いています。デニムと合わせることが多く、いまの時期だと防寒性の高いデッキジャケットを合わせたい気分です」

デッキジャケット79,200円、スウェットシャツ22,880円、ジーンズ25,300円/すべてフェローズ(フェローズtel.03-5725-9577、ニット帽/フェローズ(私物)

土地に根ざした手仕事が唯一無二の佇まいを作る|「MAIDENS SHOP」ディレクター・牧野真也さん

【着用スウェードアイテム】PAM DIETRICHWESTERN/JACKET

素材感の異なる茶系のアイテムでまとめた牧野さんのコーディネイト。フリンジが印象的なウエスタンジャケットは、アメリカ南西部の文化をルーツに持つブランド、パムディートリックのデザイナーであるパム氏本人から譲り受けたものだ。「去年の春にイベントをやった際、パムさんが我が家に忘れていった私物を貰いました。ここの製品は、すべて手縫いで1着あたり1週間ほどかけて作られています。コンチョボタンもネイティブアメリカンの職人がこのために作ったもの。尊敬するアーティストによる、替えのきかない特別な逸品です。ただ、元はと言えば忘れ物なので、次日本に来てくれたときにお返しするつもりです(笑)」

ニット120,000円/グレンマック(メイデンズショップ Tel.03-5410-6686)、ジャケット/パムディートリック、コート、パンツ/ともにエヴァンキノリ、マフラー/グレンマック×サンカッケー、シューズ/J.B.ヒル、ニット帽/ベックスヒル、メガネ/ヴィンテージ(私物)

最もミリタリーな形をホーススウェードで斬新に再構築する|「BUZZ RICKSON’S」ディレクター・亀屋康弘さん

【着用スウェードアイテム】BUZZ RICKSON’S/AVIATION ASSOCIATES M-1944 HORSE SUEDE PANTS

アメリカ海兵隊が1944年に採用したユーティリティーパンツを、ホーススウェードで再構築した1本。革にワックスを擦り込むことで柔らかく、しなやかさと経年変化による濃淡の表情も楽しめる。また、生地が重なるポケットまわりやマチ部分も自然に馴染み、レザーパンツ特有の硬さを感じさせない。「レザーパンツは5ポケット型が一般的ですが、あえて最もミリタリーらしい形を踏襲しました。柔らかなスウェードなので穿いたその日から馴染んでいきます」。同じ海軍由来のAN6552を合わせ、異なる革による茶のグラデーションを効かせている。

パンツ275,000円、シューズ86,900円/ともにバズリクソンズ(東洋エンタープライズ Tel.03-3632-2321)、ジャケット/バズリクソンズ、シャツ/シュガーケーン、メガネ/金子眼鏡、スカーフ/ヴィンテージ(私物)

表情はラフでも革靴本来の品格は揺るがない|「Paraboot」PR.ホールセールス・唐澤寿幸さん

【着用スウェードアイテム】Paraboot/MICHAEL -GREEN SUEDE EDITON-

昨年、パラブーツ大阪店の10周年を記念してリリースされた、グリーンのスウェードを採用した限定モデル。茶トラのシューレースにナチュラルウェルトという、トレッキングブーツ由来の意匠は、同ブランドのとある1足から踏襲されたものだ。本来のスムースレザーからスウェードへの素材変更で、ルックスはカジュアルに、履き心地や足あたりの柔らかさが向上。「普段はチノパンやスウェットパンツが多いから、ミカエルをスニーカー感覚で履けるこの1足がちょうどいいんです。ラフな服装でも足元を自然に引き締めてくれます」。実用性とこなれ感を両立した、日常の着こなしを支える1足だ。

シューズ/パラブーツ、ジャケット/エンジニアド ガーメンツ、パーカ、パンツ/ともにロサンゼルス アパレル(私物)

(出典/「Lightning 2026年3月号 Vol.383」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

55周年を迎えた「MOTO」。周年を祝うスペシャルなレザー&シルバープロダクツを紹介

  • 2026.10.11

レザーやシルバーを駆使した製品を手がけるMOTO。1971年の創業より半世紀を超えて55年。ここでは、周年を祝うスペシャルプロダクツを紹介する。MOTOや本池秀夫さんが纏う唯一無二の世界観にも注目だ。(写真は「本池美術館」の隣にあるアトリエにて。周年限定のライダースジャケットにコンチョを装着する本池...

毎日のそばに、エル・エル・ビーン。秋の定番、フィールド・コートとフランネル・シャツ

  • 2026.10.16

毎日の服に、特別な理由はいらない。気兼ねなく着られて、どんな装いにも自然となじむ。そんな日々のワードローブを支えてくれるのが、エル・エル・ビーンだ。今回は秋の定番、フィールド・コートとフランネル・シャツを着て街へ出た。 100年を超えて今日もいつもの日常着 朝、玄関を出るときに手が伸びて、休日にもつ...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

バガブージャケット、40年目の原点回帰。現代に蘇った名作ジャケットの魅力とは?

  • 2026.10.20

1986年に誕生した〈コロンビア〉の名作「バガブージャケット」が、今年で40周年を迎えた。その機能とデザインは、フィールドだけでなく街へも広がっていった。40周年となる2026年、その原点を振り返りながら、現代に蘇った[バガブージャケット]を見ていこう。 Bugaboo II 1986 Interc...

今季の「Lee」はブランケット付きジャケットに注目せよ!

  • 2026.10.19

シグニチャーモデル「101」が101周年を迎えるなど、アメカジ好きに多くの話題を提供してくれるLee。そんなアメリカンデニムを代表する同ブランドの注目の新作は、ブランケットを携えたワークジャケットだ。普遍的なデザインと保温性に優れるという機能を備えるこの秋冬の相棒となる逸品を紹介する。 Leeのシグ...

Pick Up おすすめ記事

毎日のそばに、エル・エル・ビーン。秋の定番、フィールド・コートとフランネル・シャツ

  • 2026.10.16

毎日の服に、特別な理由はいらない。気兼ねなく着られて、どんな装いにも自然となじむ。そんな日々のワードローブを支えてくれるのが、エル・エル・ビーンだ。今回は秋の定番、フィールド・コートとフランネル・シャツを着て街へ出た。 100年を超えて今日もいつもの日常着 朝、玄関を出るときに手が伸びて、休日にもつ...

世界中で探し求める最上の素材。「THE FAT HATTER」秋冬コレクションをクローズアップ!

  • 2026.10.07

日本が世界に誇るハッターであるTHE FAT HATTERの秋冬コレクションをクローズアップ。今回のシューティングでは、それぞれの正義や美学をぶつけ合う場に向かう男たちを表現。彼らの強い決意と威厳を表現したような力強いハットが、精悍な雰囲気を醸し出している。ハットの良し悪しを大きく左右するフェルトは...

FINE CREEKを世界でいちばん熱く語る男。

  • 2026.10.07

この男恐るべし、である。北海道・帯広にあるセレクトショップ、...Dannyオーナー、河合裕介さん。彼のセレクトスタイルは一貫している。自分の愛せるものしか、ショップに置かないのだ。「売れるモノ」をセレクトするのではなく、「自分の売りたいモノ」のみを並べる。この時代にあって、その姿勢はまさに「愚直」...

今季の「Lee」はブランケット付きジャケットに注目せよ!

  • 2026.10.19

シグニチャーモデル「101」が101周年を迎えるなど、アメカジ好きに多くの話題を提供してくれるLee。そんなアメリカンデニムを代表する同ブランドの注目の新作は、ブランケットを携えたワークジャケットだ。普遍的なデザインと保温性に優れるという機能を備えるこの秋冬の相棒となる逸品を紹介する。 Leeのシグ...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR