ブランドの歴史を象徴する「エイジングキャンバス」

最初に紹介されたのは、ファーストコレクションから続くブランドのアイコン的なトートバッグだ。
日本製の6号帆布を植物由来のタンニンで染め、持ち手などには米国ホーウィン社のクロムエクセルレザーを使用。革だけでなく帆布も使い込むことで色合いを深め、自分だけの表情に育っていく。
一方、より軽快に扱えるバッグとして展開されているのが、コーデュラナイロンとクロムエクセルレザーを組み合わせたシリーズ。軽くて丈夫なうえ、雨に濡れても手入れしやすく、クラシックアウトドアを思わせるデザインを日常的な使いやすさへと落とし込んでいる。
使って初めてわかる、細やかな機能

ハンティングショルダーには、肩への負担を和らげるリサイクルフェルトや、短く持つためのグラブハンドルを装備。電車内で脇に抱えたり、荷物棚から引き寄せたりと、実際の使用場面を考えた工夫が随所に見られる。
ポケットの深さや配置も、デザイナー自身が試作品を使いながら調整しているという。デザイン上のアクセントに見える部分が、きちんと実用性にも結びついているのだ。
革を育てる楽しみを財布やベルトにも

財布には、イタリア・トスカーナ地方の伝統的な製法でなめされたバケッタレザーを採用。素上げの革は、手が触れることで油分を吸収し、時間とともに艶を増していく。動画では新品と約2年間使用した財布を比較し、その変化をわかりやすく紹介している。

ベルトにも、英国製レザーやイタリア製のバケッタレザーなど、ブランドが吟味した素材を使用。身体になじみやすい緩やかなカーブや、手縫いによる仕上げなど、シンプルな外観の内側に素材選びと作りへのこだわりが込められている。
トラッドを現代的に楽しむためのバッグ

後半では、ARTS&CRAFTSの代表的なバッグを使ったスタイリングも披露。アイビースタイルやデイリーなアウトドアスタイルに合わせながら、黒と茶をあえて混ぜるなど、決まりごとに縛られすぎない現代的なトラッドを提案している。
さらに20周年記念モデルとして、昔の渓流釣り用バッグを思わせる「アングラーズ」シリーズや、アメリカンレッドクロスのファーストエイドポーチを着想源としたバッグも登場。伝統的な道具の意匠を生かしながら、現代の生活に必要な収納や軽さを加えている。

クロコダイルやオーストリッチを使った革小物、ビームス プラスの別注バッグなど、周年にふさわしい特別なアイテムも見どころだ。定番を守りながら、素材や用途を時代に合わせて更新する。20年にわたって支持されてきた理由を、豊富なプロダクトから確かめられる動画となっている。
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