2023年のトレンドは、“ちょいクセ”メガネ!?

フレームやテンプルが広かったり厚かったりする通称「太セル」のブームが2000年代に到来、その後2010年代後半にメタルフレームのブームが起こって以降、特にメガネ界には目立ったトレンドがなく、まさに群雄割拠の時代を迎えている。そんななか、少しでも「次に狙うべきメガネの手がかりが欲しい!」というわけで、編集部が足でリサーチに出回った結果、これから流行るであろう3つのカテゴリが見えてきたので紹介したい。

00年代のブーム以来、ふたたび日の目を浴びるか「極太セル」!

冒頭で述べたとおり、2000年代に太セルブームが訪れたのち、2010年代後半にはトレンドはライトなメタルフレームや細いセルフレームへと移り変わっていった。そしてその反動か、再び太めのセルフレームが注目されはじめている。編集部の独断ではあるが、「太さ」の基準とすべきポイントは、JULIUS TART OPTICAL(ジュリアスタートオプティカル)の[AR]。ここ数年のうちにおいて、もっとも人気を得たメガネのひとつだが、セルフレームの入門編にぴったりなオーソドックスなデザインで、今回の太セルブームへの導線を作ったきっかけかもしれない一本。

この[AR]よりも、太さもしくは厚みのあるセルフレームを「極太セル」と名付けるとしよう。例として紹介するのは、写真の「Jacques Durand(ジャックデュラン)」というブランドより[RIAU(リアウ)]というモデル。掛けた時には落ち着いて見えるものの、透かしてみると鮮やかな青がさらに“クセ”感をプラス。そ生っぽい素材感を生んでいる秘訣は、肉厚なセルとブラッシュドマットという艶消し加工にある。4万9500円(アイウェアメビウスTEL03-5728-2018)

メタルブームの延長でもある「多角形メタル」。

2010年代後半におこったメタルブームの流れからきていると思われるネクストトレンドは「多角形メタル」。シンプルなメタルフレームも十分浸透し、その先にアクセントを求めた結果、多角形という「クセ」に辿りついたのでは? という見解だ。

また一方で、これまた長らく人気沸騰中、フレンチヴィンテージの代表格クラウンパントの角ばったフォルムも、多角形への抵抗感を減らす一助となっているのかもしれない。カジュアル化が進むビジネススタイルにおいて、真面目すぎずハズしすぎない、絶妙なバランスであることもポイントかも。写真のモデルは、「YELLOWS PLUS(イエローズプラス)」というジャパンブランドより、ダメージ加工を施したメッキに刻まれた精巧な彫金や、パーツの一部に色付けを施した着用しやすくも表情豊かな[BYRON(バイロン)]というモデルだ。3万8500円(G.B.ガファス 渋谷TEL03-6427-6989)

イナたいファッションにしっくりくる「ツーブリッジ」。

このカテゴリだけ、トレンドの流れとはあまり結びつかない孤高のネクストブレイクメガネ。それが「ツーブリッジ」だ。ほかの2種と比較しても、群を抜いて個性的。どうしても古臭い“オジサン”的な印象になりがちで、かけこなすにもなかなか難易度の高いジャンルである。

しかし、男女問わず若き洒落者の間では、そういった「イナたい」とされるアイテムや着こなしが近年好まれてきていることもあり、そのムードにはぴったりハマるメガネなのかもしれない。ここで紹介するのは、「Z-Parts(ジーパーツ)」という純国産ファクトリーブランドの[Z-137]。お洒落すぎず野暮すぎない絶妙な塩梅で、耐久性も高く蝶番の動きも滑らかな、デザインと実用性を両立した一本。3万6300円(デコラ東京TEL03-3211-3201)

以上、「極太セル」「多角形メタル」「ツーブリッジ」が、2023年のトレンドになると予想されるカテゴリ(編集部調べ)。メガネが主役のコーディネイトが組みやすく、それでいて合わせやすくもある、ファッションメガネとしてバランスの取れたメガネでもあるのでおすすめだ。

2月16日(木)発売の2nd4月号「クラシックアイウエア」特集では、これら3つのカテゴリのメガネから計50本以上のイチ押しメガネを厳選して紹介。メガネ店の洒落者スタッフによる、それぞれのスタイリング提案も掲載している。その他、新鮮なメガネコンテンツが詰まった最新号、ぜひお買い求めいただきたい。

購入はこちらから!

この記事を書いた人
パピー高野
この記事を書いた人

パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

上野の2つの「SUN HOUSE」で、秋支度。おすすめのアイテムを聞いてきました

  • 2026.09.18

歩いてわずか30秒ほどの距離にある、上野ふたつのサンハウス。今回はそれぞれの店舗で、この秋おすすめのアイテムを聞いてみた。2軒を行ったり来たりしながら、そろそろ秋支度を始めよう。 上野のサンハウスは行ったり来たりが正解です 昨年のリニューアルを経て、アメ横に2店舗を構えるようになった「サンハウス」。...

日本の技で蘇る、旧きよきアメリカンベーシック。100年前の起毛機を使った「DISCUS」のスウェット

  • 2026.09.18

「ディスカス アスレチック」の「MADE IN JAPAN」プロジェクト。和歌山で受け継がれる約100年前の起毛機とそれを支える職人の技。そのこだわりから生み出されるスウェットの魅力を追った。 スウェットの裏側に宿る百年起毛 1973年、アメリカで誕生した「ディスカスアスレチック」。その歴史を日本の...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

Pick Up おすすめ記事

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...

イタリア・パルマで誕生。世界屈指のベルト「Anderson’s」、その生まれる場所へ

  • 2026.09.17

1966年、イタリア北部に位置する美食の街・パルマで創業したベルトメーカー「アンダーソンズ」。装いを完成させる“名脇役的存在”のベルトをメインとする稀有な存在にして、世界的な評価を獲得する某ブランドのプロダクトはどのように生まれるのか。その魂が宿る自社工場に足を運んだ。 イタリア・パルマの地に宿る6...

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...