いまが買いドキ!? ちょい旧ハーレー調査隊が、今月は「ファットボブ」を調査!

個性的な「スピードクルーザー」カスタムにずっと密かに憧れているのだが、近年のモデルの中では「ファットボブ」が絶好なベース車になりそうだと考えている。だがしかし、2024年モデルを最後に絶版になってしまったと聞いた。だからこそハーレーの中でもいま猛烈に気になる存在になってしまったワケだ。そこで「クラブハーレー調査隊」の諸君には、ファットボブが実際どうなのかを調査してほしい。よろしく頼むぞ。

隊員A宮|ハーレーの歴史やカスタム系のネタが得意分野だという真性のバイクオタ。愛車は69カマロとXR1000

隊員N尾|ハーレーそのものより、実は周辺の文化やファッション系のネタに通じる隠れミーハー。愛車はXL883改1200

ファットボブの平均価格は? セールスポイントはいかに?

N:今月は「ファットボブ」を調査することに決定しました。ボスはこれをベースに「スピードクルーザー」に仕上げたいそうッス。

A:確かにそれはカッコいいね。実際その手のスタイルを好むハーレー乗りの中には、ファットボブを選ぶ人も珍しくない。どれも似たスタイルになりがちなスピードクルーザーカスタムだけに、ベースモデルに個性的な車両を選ぶのは効果的だし、カタログ落ちしたとはいえ、走りの性能が大幅に進化した最新鋭のハーレー。足まわりもいいからガンガン走れるんだ。では、さっそく調査を始めよう。

―1週間経過

N:おなじみの「バイク王」さんに聞いたところ、114エンジン搭載モデルの平均価格は【206万6667円】だそうです。

A:これは果たして高いのか安いのか……? 判断が難しいね。

N:じつは2022年の夏にも調査していて、そのときの平均は214万3000円でした。当時はコロナ禍でバイクブームだったとはいえ、結構安くなっています!

A:114エンジンと107で、価格に差はないのだろうか⁉

N:独自に調査したところ、107は200万円台を切るぐらいで販売されていて気持ち安いんですが、タマがほとんどない状況ッス。114は107よりタマ数が多いけれど、こっちも多くはないです。最も安くて150万円台、最も高い個体で280万円台でした。面白いのは、走行数100キロの新車みたいな2024年モデルも販売されていたこと。250万円前後の価格で販売されていました。

A:24年モデルの新車価格が300万800円(※ビリヤードグレー)だったことを考えると、だいぶリーズナブルだね!

N:いま狙い目だと思いますよ!!

A:私は主に程度やカスタムされているか否かに注目して調査したが、走行距離の多い個体で3万キロぐらい。現在販売されている車両のほとんどは1万キロにも満たない極上車ばかりだった。値段が相場より高いものはスピードクルーザースタイルにカスタムされているケースが多く、ファットボブを購入して、こんな雰囲気にカスタムしたいなら、既にカスタム済みの車両を探すというのもお得な気がする。タマ数少ないけど。

N:程度良好なものが多いし、価格も安めで最高なのに、一番の問題はそこなんですよね~。

A:ビビッときたら即買い! これしかないね!!

調査協力SHOP
Beat&C世田谷店203
東京都世田谷区等々力2-6-2
TEL03-6432-3480
https://www.8190.jp/wish/ds/beat
営業時間:10時30分~19時、10~19時(土、日、祝)
定休日:火曜、第3水曜

ハーレーの中でも個性あふれるモデルを探している人は必見です!!

価格:190万円
年式:2019年モデル
走行:2万3885km
※Beat&C世田谷店にて販売されていたが現在は売約済み

FAT BOBの平均価格:206万6667円※「バイク王」が2024年8月~2025年7月末までに販売した車両本体価格の平均値

【セールスポイント①】専用設計の小ぶりなタンクを装備

メーターを備えた小ぶりなコンソールが特徴のタンクは、容量13.2ℓの少し小さいサイズのカスタム感あふれるもの。ソフテイルの中でもこのモデルだけに採用されているタイプで、短いリアフェンダーとのバランスも絶妙。

【セールスポイント②】圧倒的な個性を放つ、独特なゴツいフロントまわり

角型LEDライトのナセルカバーをはじめ、パフォーマンスを感じさせる倒立フォークやダブルディスクブレーキの装備、そしてデュアルパーパスを彷彿とさせる溝の深いタイヤなどで、圧倒的な個性を醸し出している。

【セールスポイント③】ごく自然なポジションを実現

抜群の足つき性を確保する独特なフレーム形状により、往年のハーレーらしい後ろ下がりの乗車姿勢がとれるソフテイルシリーズだが、このモデルは厚めのシートを採用して普通のバイクのようなポジションを実現。

【調査報告①】「ファットボブ」とは!?

“現代に登場した個性派モデル”という印象が強いが、「ファットボブ」というモデル名はショベルヘッド時代にも存在した。ツアラー(FLH)の車体にスポーツスター(XL)のフロントまわりを組み合わせて1971年に誕生した「FXスーパーグライド」は、1974年にセルスターターを備えた「FXEスーパーグライド」に進化。これをベースに、「FXSローライダー」に搭載されていたセパレートタイプの通称「ファットボブタンク」を採用し、1979年に登場したのが「FXEFファットボブ」だ。当時はFXSローライダーも販売されていたため、カスタムモデルというよりも、“スーパーグライドの豪華版”といえる存在だった。
これを現代のファットボブの起源とするのは少々強引ではあるが、コンソールを備えたタンクのディテールなどはかつてのモデルを引き継いでいるといえなくもない。

1981 FXEスーパーグライド

スーパーグライドはもともとセパレートタイプのタンクを採用していたが、1973年から「ゴキタン」と呼ばれるこのシンプルなワンピースのタンクに変更された。

1981 FXEFファットボブ

1977年に登場したFXSローライダーと同じ、速度計と回転計が縦に並ぶタンクコンソールを備えた左右分割式のセパレートタンクを採用。

【調査報告②】スタイルが大きく変わった「後期型ダイナ」が登場

スポーティな走りに重点を置いたビッグツイン「FXR」に代わる新たなシリーズとして1991年に登場した「ダイナ ファミリー」だが、2006年に行われたフルモデルチェンジで、剛性を高めた新設計フレームや径49㎜の極太フロントフォークを採用して、操安性に磨きをかけ、走りがさらに進化した。これに伴ってダイナのアイコンでもあったヘッドライトバイザーやナローフォークが廃止されたほか、リアホイールのサイズを変更するなどルックスも大きく変化。それまでの“往年のハーレーらしさ”を感じさせる外観から、新しいデザインへとシフトしたのだ。

フレーム変更でスタイリングの自由度がUP!

フロントまわりの印象が激変

2005年以前

2006年以降

径39㎜から49㎜と極太になった新設計のフロントフォークを採用。剛性アップが図られたことはもちろんだが、1971年のFXスーパーグライドから受け継がれてきた往年のナローフォークが廃止されたことによって、ルックスが激変。これによってスタイリングの制約がなくなったともいえるだろう。

フレームや足まわりの変更で走りの性能が大幅に向上した後期型ダイナだが、これによって伝統に縛られない、自由なデザインが可能になったといえる。

この記事を書いた人
ポイズン雨宮
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ポイズン雨宮

真性バイクオタ

単気筒や2気筒のいわゆる“エンスー的なバイク”が大好きな真性オタ。中でも70sアメリカを感じさせるモーターカルチャーを特に好む。XR1000と1969年型カマロを所有し、その維持に四苦八苦しつつも実は喜んでいるドMでもある。カフェレーサー好きでもあり、フェザーベッドフレームのH-Dを作りたいと絶賛夢を膨らませ中。
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