あのパタゴニアが!? と衝撃を受けた別注品。

あのブランドとあのブランドが手を組んだ。その報せだけで胸がざわつき、追いかけずにはいられない。今なお語り継がれる、忘れられない名作を聞く。

アメリカへ行った時に鼻息荒く購入した逸品|Patagonia × Urban Outfitters

「イルワンエイティ」デザイナー・金子敏治さん|1973年生まれ。千葉県出身。10代よりサーフィンを始め、西海岸の様々なカルチャーに影響を受ける。ブランドディレクターを経て2024年よりイルワンエイティをスタート

90年代から毎シーズン欠かすことなく、パタゴニアをチェックする筋金入りのフリークである金子さん。“アンファッション”を掲げる同社は、頑なにコラボや別注を受けないスタンスであるが、実は例外があった。

「2008年頃にアメリカのアーバンアウトフィッターズの別注があったんです。ファンであれば、パタゴニアの企業理念を知っているからこそ本当に驚きでした。日本では未発売のため、アメリカへ行った時に鼻息荒く購入したのを覚えています(笑)。当時は過去のカラーリングを再現したプロダクトがなかったので、そこも新鮮に映りましたね」

Synchilla Full-Zip CardiganT(シンチラフルジップカーディガン)

本来は胸にポケットが付いていたが、この別注は省略され、70年代後半の旧タグが付けられている。当時は復刻的なアプローチがなかったので新鮮だった。タグはいたって普通、アーバンアウトフィッターズの表記などは入っていない。

レッド×エッグプラントのカラーリングは、往年のファンであれば懐かしいカラーリング。過去を振り返らないパタゴニアが、ファッション的な復刻を手掛けるのは稀である。

(出典/2nd 2025年11月号 Vol.214」)

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