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iPhoneユーザーから見た、Samsung S26シリーズの発表

正直に白状しておくと、筆者はiPhone以外の携帯をほとんどフォローしていないので、最近のAndroid携帯 についてあまり知らない。しかし、Samsungさんに呼んでいただいたので、せっかくだからと久方ぶりに最新モデルのGalaxyの発表会に足を運んでみた。もはや浦島太郎レベルにAndroid携帯のことは知らないのだが、ThunderVoltの読者にはそういう方も多いだろうから、iPhoneユーザーが最新Android携帯を知るための記事としてお役立ていただけると幸いだ。

Galaxyにうとい、iPhoneユーザー(筆者)のための歴史のおさらい

思えば、この前にSamsungの携帯に触ったのは、iPhoneが5sだった頃に販売されていたGalaxy S4だったろうか? たしか最初にGalaxyが登場したのはiPhone 4の時代のGalaxy S。筆者がIT系の取材をし始めた頃で、当時日本で販売されていたiPhoneに対するAndroid携帯としては、国産のシャープ、ソニーエリクソン、東芝、カシオ、パナソニックに加えて、海外勢として韓国のSamsung、LG、台湾のHTC、中国のZTE、アメリカのDellあたりが中心だった。

初期のAndroidはiPhoneに対して動きもこなれておらず、特に国産勢はタッチパネルの反応も指に付いて来ず、大きく差をつけられていた。そんなAndroid勢の中でもっとも気を吐いており、iPhoneに激しく対抗する商品開発や、広告展開を行っていたのが韓国のSamsungだった。

さて、そこから約15年。国産のスマホメーカーはごくわずかになり、Android携帯としてはこのSamsungと、Google(Pixel)がメジャーどころ。調査会社のデーターを見ると日本での販売台数はiPhoneが圧倒的で、続いてSamsung、Pixelとなり、それにarrows(FCNT)、AQUOS(シャープ)、Xperia(ソニー)などの国産スマホ、Motorola、そして、OPPO、Xiaomiなどの中国系スマホとなる。

とはいえ、国産スマホ以下はごくわずかで、iPhone、Galaxy、Pixelが大部分を占める。

つまりは、日本ではやはり地政学的にリスクのある中国系スマホは好まれておらず、アメリカのiPhoneとPixel、韓国のGalaxyが市場の多くを占めているということになる。もちろん、ご存じのように、中に使われている部品を考えると中国製品なしには考えられないのだが、ブランドとしては米韓に頼ってるのが現状ということだ。

Galaxyの中核となるS26シリーズ、なんと最上位機種は2億画素

Galaxyの中核モデルは今回発表されたSシリーズだが、その上にZシリーズという高価な折り畳みスマホ、下にAシリーズという安価なラインナップが存在する。つまり全体として見ればiPhoneより幅の広いラインナップだといえる。

Sシリーズは、2010年のGalaxy Sから続く中核シリーズ。2019年のGalaxy S10シリーズまでは続き番号でナンバリングされていたが、2020年からはGalaxy S20というように年号でナンバリングされるようになった。つまり、Galaxy S26シリーズというのは、Samsungの2026年に発売される中核シリーズということだ(やっと、製品の立ち位置のところまで来た……)。

Galaxy S26シリーズには、S26、S26+、S26 Ultraの3製品がある。

それぞれ、立ち位置としてはiPhone 17、17 Plusと17 Proの中間、17 Pro Maxというような感じ。ただ、さらに上位にZシリーズがあるのがiPhoneとは違うところだが。

Galaxy S26シリーズはすべて米QualcommのSnapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxyを搭載する。

S26とS26+は、約1,200万画素の超広角カメラ、約5,000万画素の広角カメラ、約1,000万画素の望遠カメラ、約1,200万画素のインカメラを搭載する。違いは、S26のディスプレイが約6.3インチで、バッテリーが4,300mAh、S26+のディスプレイが約6.7インチで、バッテリーが4,900mAhと、S26+の方が大型であること。

S26 Ultraはさらに最上位の装備を誇り、約5,000万画素の超広角カメラ、約2億画素の広角カメラ、約5,000万画素の望遠カメラ、約1,200万画素のインカメラ、約6.9インチのディスプレイ、5,000mAhのバッテリーを搭載する。

暗所のナイトグラフィビデオも強く、アクションカメラのように本体がどれほど傾いていても画像を水平に撮影できる『水平ロック』機能も便利そうだった。

Androidを独自にカスタマイズしたSamsung One UI

2億画素の広角カメラというのが、iPhoneの4,800万画素より本当に優れているのかは試してみたいところだが、あとのスペックはiPhoneユーザーとあまり変わらないようだ。

気になるのは、その使い勝手だろう。

GalaxyのOSは、AndroidをベースにしたSamsung One UI。比較的素のOSに近いGoogle Pixelと違って独自機能が数多く盛り込まれている。とりわけ、最近話題のAI系機能については、独自に作り込まれていて、Galaxyユーザーには気に入られているようだ。ブラウザや写真アプリ、メモアプリなどもすべて独自のものになっており、独自の世界観を構成している。

少し触ってみたが、写真からキャラクターを作ったり、写真の背景を替えたり、別途写真のある服に着替えさせたりと、最新AIを使いこなした機能が搭載されている。写真のAIによる加工は、履歴のどの段階にでも戻れるのが便利そうだった。

この機能は、iPhoneにも欲しいかも

独自機能として、非常にユニークだったのは最上位機種のS26 Ultraに搭載されるプライバシーディスプレイ。

機能をオンにすると、斜めから見た時にディスプレイが見えなくなる。

この機能の有無で、正面から見た時のディスプレイの輝度はほぼ変わりはないとのこと。オンにした場合、正面からの輝度はわずかに下がるとのことだが、見て気になるほどではない。

面白いのが、この機能を一部分だけ使えること。たとえば通知だけプライバシーディスプレイをオンにすると、通知の部分だけが斜めから見えなくなる。これはあらゆるスマホに搭載して欲しい機能だといえるだろう。

イヤフォンも同時発表

同時にGalaxy Buds4、Buds4 Proも発表された。ブレードデザインがさらに進化し、リアルメタルを採用したデザインとなった。またクレードルの開口部が大きくなり、取り出しやすくなった。

Proはウーファーを持つ上に、ノイズキャンセリングの強度を調整できるようになっている。

食わず嫌いを反省して、触ってみる予定

iPhoneユーザーとして見ると、iOSが動かない限りどうにもならないのだが(写真も、音楽も、文書も、ヘルスケアデータもすべてiCloud上にあるし……)、AIや、プライバシーディスプレイなど興味深い機能もある。

お貸し出しもいただけるようなので、一度触ってみたいと思っている。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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