GERRYの80年が、原宿に集結! アメリカンアウトドアの歴史をたどる特別な3日間

アメリカの老舗アウトドアブランド〈GERRY〉が、創業80周年を迎えた。その節目を祝うイベント「EXPEDITION CLUB CELEBRATING GERRY」が、10月23日(金)から25日(日)まで、ビームス プラス 原宿で開催。会場には貴重なヴィンテージアイテムや当時のカタログが集結し、初日には創設者の息子ピーター・カニンガム氏を迎えたトークショーも行われた。アメリカンアウトドアの歴史と、その魅力を受け継ぐ人々が交わる、特別なイベントをレポートする。

アメリカンアウトドアの歴史が、原宿にやってきた!

1946年、アメリカで誕生した〈GERRY〉。登山家や冒険家たちを支えてきた同ブランドは、数々の革新的なアウトドアギアを生み出し、アメリカンアウトドアの発展に大きく貢献してきた。機能性を追求した独創的なデザインは、いまなおヴィンテージファンやファッション好きの心を掴んでいる。

そんな〈GERRY〉の創業80周年を祝うイベント「EXPEDITION CLUB CELEBRATING GERRY」が、ビームス プラス 原宿で開催中だ。

今回の会場には、〈GERRY〉の歴史を物語る貴重な資料やヴィンテージウエアが集結。さらに〈Mountain Research〉、〈BEAMS PLUS〉とのコラボレーションアイテムも登場し、過去から現在へと受け継がれる〈GERRY〉の魅力に触れられる空間となっている。

時代を超えて集まった、貴重なGERRYのアーカイブ

今回のイベントで大きな見どころとなったのが、数々のヴィンテージアイテムだ。〈GERRY〉創設者の息子であるピーター・カニンガム氏をはじめ、〈Mountain Research〉を手掛ける小林節正氏、スタイリストの原田学氏、そして金子茂氏。それぞれが所有する貴重なウエアやバッグが特別展示。さらに、原田氏がキュレーションした〈GERRY〉のヴィンテージアイテムの展示販売も実施。長年にわたりアメリカンアウトドアカルチャーに親しんできた原田氏ならではの視点で選び抜かれたアイテムが並んでいる。

アウトドアギアが現在ほど身近ではなかった時代、機能を追求するなかで生み出された独創的な構造やディテール。それらは当時のものづくりの工夫を物語るとともに、いま見ても新鮮なデザインとして映る。

また、2ndでも取材に行ったことのある、アメリカ・ユタ州立大学図書館の「Outdoor Recreation Archive」が所蔵する、当時のカタログや写真資料も展示。ヴィンテージの実物だけでなく、当時の広告やカタログを通して、〈GERRY〉が活躍していた時代のアウトドアカルチャーに触れられるのも、このイベントならではの魅力だ。

創業者の息子が語る、GERRYのものづくり

初日の10月23日には、オープニングパーティーとともに、スペシャルトークショー「WE LOVE GERRY」が開催された。

登壇したのは、創業者の息子であるピーター・カニンガム氏、Outdoor Recreation Archiveのクリント・パンフリー氏、〈Mountain Research〉の小林節正氏、スタイリスト原田学氏の4人。そして、MCを務めたのは〈BEAMS PLUS〉の金子茂氏だ。

ブランドの歴史を身近に知るピーター氏、膨大な資料からアウトドア史を研究するクリント氏、過去のプロダクトを独自の視点で現代へとつなぐ小林氏、長年ヴィンテージに親しんできた原田氏、そしてアメリカンアウトドアへの深い造詣を持ち、今回のイベントを牽引する金子氏。それぞれ異なる立場から〈GERRY〉を見つめてきた面々が、同じステージに顔を揃えた。

ファッションとして魅力的に映るディテールも、実は徹底した機能の追求から生まれていた。創業者の息子が語る開発秘話と、ヴィンテージを愛する人々の視点が交わることで、〈GERRY〉のものづくりの奥深さが浮かび上がる。旧いものの魅力は、単に過去を懐かしむことだけではない。なぜその形になったのか、どんな目的で生み出されたのか。その背景を知ることで、見慣れたウエアやバッグも違って見えてくる。〈GERRY〉の名品を通して、アメリカンアウトドアの歴史をより身近に感じられるトークショーとなった。

名作が現代に蘇る、3ブランドのスペシャルコラボレーション

歴史を振り返るだけでなく、その魅力を現代のプロダクトへとつなげているのも今回の注目ポイントだ。〈GERRY〉の創業80周年を記念し、〈Mountain Research〉、〈BEAMS PLUS〉とのトリプルコラボレーションが実現。ブランドのアーカイブをベースに、3者の視点を加えた全5型のアイテムが登場した。なかでも注目したいのが、〈GERRY〉の歴史的名作[VAGABOND]をベースに製作されたバックパック。特徴的な収納構造を持つオリジナルの魅力を受け継ぎながら、現代のファッションにも取り入れやすいアイテムへと再構築されている。

さらに、〈GERRY〉ならではの三角形のピッケルホルダーやコードロックの意匠を取り入れた[スロープベスト]、アーカイブを着想源としたダブルジップ仕様の[マウンテンパーカ]もラインナップ。クラシックロゴを復活させたTシャツや、登山家エドモンド・ヒラリーへの敬意を込めたキャップなど、いずれもブランドの歴史を感じさせる仕上がりだ。

コレクションの中心となるのは、鮮やかなシグナルレッド。往年のアウトドアギアが持つ力強さを感じさせながら、街でも楽しめるアイテムが揃った。

80年の歴史は、これからも受け継がれていく。

古いギアを手に取り、その歴史を語り、新たなプロダクトを生み出す。今回の「EXPEDITION CLUB CELEBRATING GERRY」は、単なる周年イベントにとどまらず、アメリカンアウトドアの歴史と現在を結び付ける機会となった。

〈GERRY〉の名品が生まれた背景には、実際に山へ向かう人々の経験と、より優れた道具を作ろうとする探究心があった。その精神は、時代を経たいまも、アーカイブを研究する人々や新たなものづくりに挑む人々へと受け継がれている。

80年前に始まった〈GERRY〉の物語。その魅力は、これからも多くの服好きやアウトドア愛好家たちを惹きつけていくはずだ。

【EVENT INFORMATION】

EXPEDITION CLUB CELEBRATING GERRY

開催期間:2026年10月23日(金)〜25日(日)

会場:ビームス プラス 原宿
住所:東京都渋谷区神宮前3-25-12 1F

営業時間:10月24日(土)・25日(日)11:00〜20:00

Instagram:@expeditionclub_e.x.p.d

この記事を書いた人
なまため
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なまため

I LOVE クラシックアウトドア

1996年生まれ、編集部に入る前は植木屋という異色の経歴を持ち、小さめの重機なら運転可。植物を学ぶために上京したはずが、田舎には無かった古着にハマる。アメカジ、トラッド様々なスタイルを経てアウトドア古着に落ち着いた。腰痛持ちということもあり革靴は苦手、持っている靴の9割がスニーカーという断然スニーカー派。
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