日本でいちばん深く、楽しい文具のお祭り「趣味の文具祭」開催!

2023年9月23日、東京・原宿のWITH HARAJUKU HALLで「趣味の文具祭」を開催した。「趣味の文具箱」が初めて主催した一大文具イベントだ。「日本でいちばん深く、楽しい文具のお祭り」をコンセプトに、「買う」のはもちろん、「見る」「体験する」ことで文具を楽しむことができる、さまざまなコンテンツを展開した。

前売り券は750枚が完売。当日は雨模様の中でも、会場の30分前から来場者約250人が行列を作った。

購買欲をくすぐる「買う」コーナー

物販コーナーでは全51の人気ブランドが一堂に集結。盛り上がる文具ファンの熱気に包まれた。

カランダッシュのブースでは、ブランドを代表する「849ボールペン」を使った巨大な849パネルも登場。「849 ボールペン」のパーツをカスタマイズできる企画や名入れサービスも行われた。世界に1本だけのペンを作れる、大人気のエリアだった。

趣味の文具箱ブースでは、統括プロデューサー・清水が文具選びのアドバイスもしながら、趣味文オリジナルのシステム手帳も販売。通常はネットだけで販売しているので、初めて見る現物に多くの人の物欲が刺激されていた。ガルーシャの表面と中面のカラーを自由に選べる、システム手帳のオーダー受注会も実施。ガルーシャは海の宝石とも呼ばれるエイ革で、手触りが良くて独特の輝きを放つのが魅力だ。オーダーはまるで宝石を選ぶような気分を味わえる。

趣味の文具箱が人気のガラスペン工房「Kokeshi」や「川西硝子」とコラボした、イベント限定ガラスペンも数量限定で抽選販売した。「Kokeshi」のガラスペンはガラス作家・藤田えみさん得意の「リボンケーン」という技法を応用していて、カクテルをモチーフにした鮮やかで爽やかなカラーリングが特長だ。

 

会場でしか手に入らない限定品も多数販売。限定品目当ての来場者が大勢詰めかけた。ノックスのブースでは、フラッグシップモデル「オーセン」のスペシャル版「ブライドルレザー×ナチュラルタンシュリンク」のバイブルサイズフラップタイプが登場。ここでしか手に入らないシステム手帳に、誰もが興味津々。

アウトレット品も販売。普段は手の届かないものが入手できる絶好の機会だ。ステッドラーの「レシーナ」シャープペンシルは通常価格税込13,200円のところ、63%オフの税込5,000円! 破格の値段に手に取る人が絶えなかった。

出展者の方から直接お話を聞けるのも本イベントの醍醐味だった。製品開発のきっかけや裏話も聞くことで、購入品への愛情をより一層深めることができる。

誌面から飛び出す「見る」コーナー

本誌で絶賛連載中のヨシムラヒロムさんも登場。手書きで繰り広げるヨシムラワールド全開の創作ノートは実物で見ると迫力満点! 「本物すげ~」の歓声が上がっていた。

新旧編集長トークは事前に受け取った質問に答える形で進行。思い出の企画や今一番欲しい筆記具など、文具愛溢れるトークを繰り広げた。まるで親子のような仲の良い二人。

文具に実際に触れる「体験」コーナー

各社協力のもと、万年筆やインク、色鉛筆、紙を試し書きできるコーナーも設置した。初めて万年筆を手に取る方からは「万年筆って書きやすい」「欲しくなった」の声も。試し書き後は早速物販エリアに駆け込む来場者も。

趣味の文具祭ガチャでは、3種類の缶バッチと4種類のアクリルピンバッジも用意。缶バッジには星野 桂さんの筆欲の神のイラスト、アクリルピンバッジには趣味の文具箱の表紙などが描かれた。ちいさくてかわいいピンバッジは編集部員も思わず欲しくなる出来だった。

「趣味文メイト」入会者の間で行われているボトルレターの展示・体験会も実施。誰に届くかわからない手紙にたくさんの人が興味津々で参加していた。イベントでゲットしたペンも早速使って、筆欲を思う存分奮ってもらった。

アシュフォードの向井善昭さんによる「システム手帳お手入れ講座」。お気に入りの手帳のメンテナンスについて、来場者からのたくさんの質問にも丁寧に答えていた。綺麗になった手帳に、参加者は大満足の表情を浮かべていた。

 

「モダンカリグラフィー」の第一人者として知られる島野真希さんによるワークショップ。島野さんのカリグラフィー教室は普段予約が取れないほどの人気。初めてカリグラフィーペンを体験する方もいて、貴重な体験ができる機会になった。

次回はさらにバージョンアップしてお待ちかね

幼い子どもから70歳以上の方々まで、会場には老若男女問わず来場していた。参加者からは、

「目当ての商品を実際に手にして、試して、購入できました。また、作り手やお店のスタッフの方に直に質問できたことがとても貴重な経験となりました」

「念願のガラスペンを初めて購入しました。リボンケーンにも憧れていたので、Glass StudioTooSさんの抽選を楽しみにしています。万年筆に関する同じ価値観を持っている人が周りにいなくて、こんなにたくさんの人が参加しているのを見て嬉しくなりました。ボトルレターが誰かに届くのも楽しみです」

「筆欲体験で、カランダッシュのクレヨンと色鉛筆、あとファーバーカステルの色鉛筆を試したのですが、同じ色鉛筆でもこんなにも書き味が違うのだとよくわかって良かったです。今度買います! 筆欲刺激していただきありがとうございます! 新しい出会いに感謝です!  あと、思ったより小中学生のみの来場者もいて、今後この子たちがより沼ってくれるといいなぁと思えました。まだアナログにも興味を持っている子がいるのを知れる、いい機会でした」

などの感想があり、満足感の高いイベントにすることができた。各社からも評価が高く、大盛況に終わらせることができた。次回の第2回ではよりバージョンアップしたコンテンツを用意する予定なので、ぜひとも足を運んでほしい。

この記事を書いた人
趣味の文具箱 編集部
この記事を書いた人

趣味の文具箱 編集部

文房具の魅力を伝える季刊誌

「趣味の文具箱」は手で書くことの楽しさ、書く道具としての文房具の魅力を発信している季刊雑誌。年に4回(3・6・9・12月)発刊。万年筆、手帳、インク、ガラスペンなど、文具好きの文具愛を満たす特集を毎号お届けしています。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

名作[ハリケーントップ]誕生から40周年! 「CHUMS」の「ハローウェア」が再登場

  • 2026.09.23

「チャムス」の名作[ハリケーントップ]の誕生から40年を迎える今年、「ハローウェア」が再登場する。そのコレクションを紹介する前に、まずはブランドが歩んできた歴史を紐解いていこう。これまでの歩みを知れば、「ハローウェア」をもっと楽しめるはずだ。 ハロー、懐かしくて新しいチャムス サングラスを川に落とさ...

本格派でコスパも優れる「Amber Threads」のライトアウターで秋を始めよう!

  • 2026.10.05

古着店「DOSTYLE」を運営する「ドラマ」が手がける気鋭のアメカジブランド「Amber Threads」。“トレンドとヴィンテージを融合したアメカジスタイル”を掲げる同ブランドはバリエーション豊かなライトアウターを展開する。ヴィンテージをベースとした本格派でありながらコストパフォーマンスにも優れる...

TRUE SWEATWEAR, MADE IN JAPAN. “未来のヴィンテージ”となる究極のスウェット。

  • 2026.09.29

スウェットやTシャツを中心に、高品質なプロダクトを創り続けるジャパンブランド「RIDING HIGH」。生地や糸より前の“綿”から開発するなど、徹底的なモノづくりの姿勢は国内外で高い評価を獲得している。そんな彼らが生み出すプロダクトは、すべてメイド・イン・ジャパンである。 [caption id="...

究極のクラシックを背負う。英国発バッグブランド「Billingham」のカメラバッグ『System-1』

  • 2026.09.24

英国生まれのバッグブランド「ビリンガム」。そして同ブランドを代表するモデル[システム-1]。"用の美"を極めたその実用性とルックスは昔も今も、服好きの心を捉えて離さない。 “機能美”を極めたクラシックバッグの筆頭 創業は1973年。写真を撮るのが大好きだったという創業者のために妻がカメラバッグを手作...

Pick Up おすすめ記事

いつもの装いに、頼れる履き心地。この秋は、コートスニーカーとチロリアンシューズがあればいい

  • 2026.09.18

トラッドな装いになら、足元はやっぱり品よくいきたい。でも、履き心地だってこだわりたい。そんな欲張りな気分に応えてくれるのが「ロックポート」。クラシックな佇まいと快適さを両立した2足を紹介する。 品よく履けて、しっかり快適 「お洒落は我慢」とは言うけれど、格好よさも履き心地も譲れない。そんなわがままに...

歴史に残る空軍服を、いま再び。機能美が息づく「中田商店」のモーガンメンフィスベル

  • 2026.10.02

メンフィス・ベル号の機長、ロバート・K・モーガン氏との交流から始まったモーガンメンフィスベルは第二次世界大戦期の空を支えたフライトウエアを現代に蘇らせる中田商店のオリジナルブランド。極限の環境で求められた機能と、色褪せない完成されたデザインが魅力の航空服を紹介する。 R.A.F. Irvin She...

トラッドの相棒にドゥニームのジーンズを! ウエアハウスが1988年のクラボウデニムを再現

  • 2026.09.17

1980〜90年代に日本のセルビッジジーンズの先駆けとして一世を風靡したデニムブランド「ドゥニーム」。同ブランドの創業当時のレシピをもとに、再始動を手掛けたのが「ウエアハウス」だ。彼らの徹底的な研究・解析によって生み出された至極の1本は、まさにオーセンティックそのもの。そして、本当の意味での“良い色...

究極のクラシックを背負う。英国発バッグブランド「Billingham」のカメラバッグ『System-1』

  • 2026.09.24

英国生まれのバッグブランド「ビリンガム」。そして同ブランドを代表するモデル[システム-1]。"用の美"を極めたその実用性とルックスは昔も今も、服好きの心を捉えて離さない。 “機能美”を極めたクラシックバッグの筆頭 創業は1973年。写真を撮るのが大好きだったという創業者のために妻がカメラバッグを手作...

労働者やアウトドアマンに愛された実用服。「ウエアハウス」のフランネルシャツ

  • 2026.10.02

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 糸そのものから再現し旧式の織り機を用いて製作 フラン...