書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

Even開発者が集うイベント『Even Day』開催! #EvenDay

目の前に緑色の文字が浮かび上がるEven Realitiesのユーザーイベント『Even Day』が、去る7月17日に都内のホテルで開催され、開発者など300人以上が集まって大盛況だった。「人数が入りきらない」という理由で、募集途中で会場が変更されるほど、今注目を集めている。

Even Day自体は提携している眼鏡店と共同で1年以上前から開催されてきたが、ユーザーと開発者が一同に集うコミュニティイベントが開催されるのは初。

筆者は、海外取材中で残念ながら行けなかったのだが、スタッフの取材を元にレポートする。1年ほど前にオンラインで買って、ほんの10カ月ほど前にCEOのウィル・ワン(Will Wang)さんにホテルでひっそりとインタビューしたのが懐かしい。会場では大人気で、なかなか話せないほどだったという。

まるでスカウター! 情報を表示するメガネ、Even RealitiesのEven G1を買った

まるでスカウター! 情報を表示するメガネ、Even RealitiesのEven G1を買った

2026年08月28日

スカウターを具現化? Even Realities社、ウィル・ワン氏インタビュー

スカウターを具現化? Even Realities社、ウィル・ワン氏インタビュー

2026年08月31日

「アップルがグラス型デバイスを出す2029年までに、市場を押える」【Even Realitiesウィル・ワンCEOインタビュー】

「アップルがグラス型デバイスを出す2029年までに、市場を押える」【Even Realitiesウィル・ワンCEOインタビュー】

2026年08月28日

「スマートグラスこそが最強のモバイルデバイスになる」

最初に登壇したのはウィルさん。日本で、こうやって多くの一般の人を前にウィルさんが話すのは初めてだが、熱量を込めてEven Realitiesのビジョンとロードマップを語った。

以前、記事に書いたように、ウィルさんはアップルを始め多くのテック系企業で仕事をした経験を持つが、「TeslaやOpenAIのように、業界を再定義する存在」を目指して起業したのだという。「スマートグラスこそが、画面サイズに縛られず、常に身に着けられる最小・最強のモバイルデバイスになると信じている」とのこと。

Even Realitiesの製品と競合他社との決定的な違いは、普通の眼鏡と変わらないスタイリッシュな外見と、『カメラを備えない』ということ。ウィルさんも「社会的な受容性を考慮し、あえてカメラを搭載しないという決断をしている」とアピール。次世代機『G3』は、G2発売前から開発を進めており、よりシームレスな操作性を実現する「大きな飛躍」になるとのことだが、「年内の発売予定はない」とのこと。

日本のカントリーマネージャーであるケビンさんは、日本の開発者コミュニティを称賛した。Even G2向けのアプリ配信・開発者向けコミュニティが『Even Hub』なのだが、このEven Hubには500を超えるアプリが登録されている。開発者は約5,000人。個人使用のために作られた4,000もの非公開アプリが存在するという。

日本発売当初からEvenのスマートグラスを取り扱っているJUN GINZAの米盛健さんがリテールパートナーとして登壇。メガネ業界30年の経験から見ても、このテクノロジーが日本の中小企業の挑戦を支える大きな力になると熱弁を振るった。

複数言語のパネルディスカッションが翻訳機能で実現

その後、ウィルさん、Even Hubプロダクトマネージャーのデイビッドさんとともに、コミュニティを代表してで電電猫猫さん( @nya3_neko2 )、YouTuberのMr. VRさん@3DVR3 、エンジニアからtakeshicompanyさん@takashicompany が登壇。

電電猫猫さんは英語が苦手なのだそうだが、アップルのWWDCでEven G2の翻訳機能をフル活用したという体験を語った。Mr. VRさんはAIを活用して『未来のARラジオ』というアプリを開発。Even G2は飲み会の席など、日常で自然に使える点が高評価であると述べた。takashicompanyさんは、ゲームや、Blueskyのクライアントアプリ、カスタムターミナルなど5つのプラグインを公開。開発者の視点から、ジャイロセンサー(首の回転)の開放や、Web版プラグインストアの設置など、より自由度の高いSDK(開発キット)の改善をリクエストした。

びっくりしたのは、会話はそれぞれ英語と日本語で行われたのだが、それぞれがEven G2を使って相手の発言を『読む』ことでパネルディスカッションが成立していたことだ。これは見ていた人も驚いたのではないだろうか。

日本で、Even G2が盛り上がる理由

ともかく、驚くほど多くの人が集まって熱心に会話を交わしたイベントだった。ウィルさんも「日本には世界でも有数の熱心で結束力の強い開発者コミュニティがある」と述べ、日本を最重要市場の一つとして位置づけた。

今後、ヨドバシカメラやビックカメラなどの実店舗での展示を増やし、より多くの人が体験できる場を作っていく計画だという。また、法人向け(エンタープライズ)展開として、自社独自のAIモデルを組み込めるSDKの提供もQ4(第4四半期)に向けて検討していると発表した。今後のハードウェアのさらなる進化と、コミュニティの盛り上がりが楽しみだ。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

70を超えるレザーブランドが集う! 「Leathers Day TOKYO 2026」が五反田TOCビルで9月26・27日開催!

  • 2026.08.30

雑誌『Lightning』と兄弟誌『2nd』『CLUTCH Magazine』の3誌による、レザー好きのための大規模イベント。4度目を迎える今年は、初の東京会場での開催が決定! 普段なかなか手に取って実物を見ることができないブランドや、このイベントでしか手に入らないアイテムが揃う特別な2日間。さらに...

Pick Up おすすめ記事

ニューヨーク・ブルックリン発! 作業服由来のデイリーウエアはこう着こなす。

  • 2026.09.16

創業1904年、高層ビルの建設が相次ぐ当時のニューヨークでリアルワーカーに向けて、作業服を提供していた「ブルックリンオーバーオール」。そんな確固たる出自に由来する男服は、カジュアルウエアとして現代にDNAを継ぐ。 旧きよきデザインと生地づくりで飽きのこない王道のワークスタイル 40年代の個体をベース...

毎日に、最良の定番。B.V.D.の「GOLD」は昔ながらの良さと、いま欲しいバランスを兼ね備えたTシャツ

  • 2026.09.16

長く愛されてきた定番には、変わらない理由がある。B.V.D.の「GOLD」もそのひとつ。肌着として培ってきた心地よさをそのままに、今の気分で一枚でも着られるリラックスフィットが加わった。昔ながらの良さと、いま欲しいバランス。その両方を備えた、新しい定番のかたちを見ていこう。 変わらない着心地にゆとり...

2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4人が集結! EDWINと考えるトラッド学

  • 2026.09.15

本誌でも何度も紹介してきたEDWINのコンセプトショップ限定アイテムは、普遍的なデザインとそのクオリティの高さから2ndが理想とするトラッドスタイルともばっちりハマる。今回は初の試みとして、2ndとEDWIN両チームの世代の異なる4名で“EDWINで作るトラッド”を考えてみた。 20代らしくアクティ...

Why Banana Republic? 2nd編集部イチ押し「バナナ・リパブリック」アイテムと、ブランドの魅力を徹底解説

  • 2026.09.16

1978年にアメリカ・カリフォルニア州で創業したバナナ・リパブリック。クラシックとモダンが共存する唯一無二のスタイルや歴史を紐解くことで、我々が彼らのプロダクトを手に取るべき“理由”が見えてくる。(記事をご覧いただいた方への特典を最後に紹介しています) [caption id="attachment...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR