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Even G2+R1試用1日目レポ。日常的に使う初のグラス型デバイスになるかも!

Even G1を海外サイトから購入して使っていた筆者に、ウィル・ワン(Will Wang)CEOが「ぜひ、使ってみて」とEven G2とR1を送ってくれた。早速、試用してみているのだが、想定どおりG1より完成度が高く、使いやすい。特にConversation(会話)と、翻訳、テレプロンプター機能、Even AIなどの機能は、すぐに手放せないものになりそうだ。いっぽう、まだ戸惑っている部分もある。まずは試用1日目の様子をお届けしよう。

(タイトル写真は、当人からどう見えてるかのイメージです。実際には第3者からは見えません)

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スマホ頼りだった部分が、かなり単体で操作できるようになった

Even G1も買った値打ちがあったと思っているが、まだ粗削りな部分があった。とりわけ、画面が狭く、デバイスをコントロールする方法が限られていたのが難だった。アプリを選択するのでさえスマホのEven G1アプリに頼らざるを得ず、「スマホを開くのなら、スマホでやればいい」ということになることも少なくなかった。

Even G2ではR1という指輪型デバイスと一緒に使うことができて、それが利便性を大きく向上させている。もちろん、デバイス単体の性能も上がってるし、アプリもこなれている。ウィルさんが「G2はApple Watchで言えばSeries 3。日常的に使える完成度を持っている」とおっしゃっていた通りだと思う。

いっぽう、指輪のカタチをしたデバイスに筆者自身が戸惑う部分もあった。その点を、今後どう感じるか、不安でもあり、楽しみでもある。

ハードウェアとしてもググッと進化

デバイスとして大きな進化だといえるのが、ディスプレイの表示領域が縦方向に75%拡大されていること。従来5行ぐらいしか表示できなかったのが、10行ぐらい表示できるようになっている(640×200ピクセル→640×350ピクセル)。初期の(’80年代ぐらいの)ポケコンやワープロを思い出させる解像度だが、文字情報を表示するデバイスとしては画面領域拡大のありがたみは大きい。

表示されている文字を撮影するのは難しく、周囲が欠けているが、肉眼では画面全体がハッキリ見えている。

デザインは大きくは変わらないが、細部は変更されている。特に充電用の端子は、G1はどこが端子か分からないデザインだったのだが、G2ははっきりと小さな端子が2つ見えるようになっている。以前のデザイン重視の設計より、動作の安定性を求めたのかもしれない。

ケース側。左がG2。
本体。左がG2。

とにかくふつうの眼鏡とまったく変わらないレベルの軽さで、かけ心地がよく、ずっと使っていてもまったく邪魔にはならない。従来のG1は39gだったのだが、G2はさらに軽くなって37g。この「軽くて、デザインも良くて1日中かけていられる」というのがウィルさんの重視したポイントであり、他のグラス型デバイスと違うところだ。

以前購入したのは角張ったBタイプだったのだが、今回お送りいただいたのはラウンド形状のAタイプ。カタチを変えたので、世代ごとの違いが少し分かりにくい。

会話をサポート&記録・まとめてくれるConversation

使ってみて、「即、実戦投入」と感じたのが、Conversation(会話)機能だ。

会話の音声を全文文字起こししつつ、要点を取りまとめ、難しい単語が出たら解説を入れてくれる。会話時の情報追加と、会話が終わったあとの情報活用という点において、明らかに『進化した人間』になれる。

これはスマホの画面キャプチャーだが、左の全文文字起こしが表示されながら、右の要約が生成される。さらに、難しい単語がでてきたら、リアルタイムで解説してくれる。

今のところ、自分ひとりで話したり、妻と話したりして試しているが、仕事で使ってみるのが楽しみた。

唯一残念なのが、ここの文字がコピペできないこと。全文起こしの方は取り出す方法がない。要約の方は、PDFもしくはテキストファイルとして共有することができる(なぜか、文字は.docx形式だが)。この画面でコピペできると便利なのだが……。

英語の不得手な筆者としては、期待大の翻訳機能

翻訳も実用的だ。

もちろん、日本語の語順の関係上、話し終わってから翻訳されるので、多少タイムラグがあるが、なんとなく分かるが、細かい単語の意味までは分からない……というような時に、単語の意味をサポートしてもらうといった使い方なら十分だ。

なお、iPhoneの方には元の英語と、翻訳された日本語が表示されているが、レンズに表示されているのは翻訳された方(この場合日本語)だけ。

左は、アップルのKeynote動画を聞いてみた。右は、とある歌を聞かせたところ。歌詞でもちゃんと翻訳してくれる。

Even AIをどう使うかは、今後、模索してみたい

テレプロンプトが便利なのは以前と同様。表示される文字量が増えたので、前後を考えながら読みやすくなった。ふつうは自動で文字送りしてくれるが、R1を組み合わせて使うと、手動で文字送りすることもできる。その方が安心感があるかもしれない(が、見失うと焦る)。

Even AIは、選択肢がEven SearchとPerplexityだけになったが、能力は高くなったように思う。「Hay Even ! 『トマトを買う』というタスクをQuickListに入れておいて」というような使い方もできるので、利便性は高い。

アプリも刷新されている

片目だけを写真に撮ると分からないが、両目で見ると左側のメニュー部分は少し手前に表示されているように感じる。

そういえば、最初に書き忘れたが、このEven G2では、以前の『Even G1』というアプリではなく、新しいEven RealitiesというアプリをiPhoneにインストールして使う。

上の背景が白いアイコンのアプリが新しいEven Realitiesアプリ。

それと同時にクイックノートという機能はなくなってしまった。Conversationやクイックリストがあるので、単なるノート機能は要らないということになったのだろうか? アプリの使い勝手に共通性があるが、内部的には従来のEven G1アプリとまったく違うのかもしれない。

ダッシュボードも大きく違うし、長押しでメニューが表示されるようになったのも大きな違いだ。

指輪型コントローラのR1は便利だが戸惑う部分も

ちょっと戸惑うな……と思うのが、指輪型コントローラーのR1だ。

機能的には問題ないが、サイズや運用の面で悩みがある。

前回も書いたが、親指で上手くコントロールするためには、人差し指の第2関節の少し内側(写真の位置)に装着する必要がある。指輪が自然と第3関節側(手のひら側)にズレていくので、少し緩めにしておいて、操作する時に、第2関節側にズラす必要があると思う。

しかし、緩いとなくしそうな不安感はつきまとう。心拍や歩数を計測してくれるヘルスケアデバイスでもあるから、付けっぱなしにしておくべきなのだが、緩めの設定にしてしまった筆者はつい外して置いてしまう。

また、筆者はマウス(LogicoolのMX Master)を使うのだが、マウスを使うとカチカチと当たって面倒。これは慣れるものなのだろうか? キータイプする時もなんとなく邪魔なので、外してしまう。紛失しそうで不安……。

筆者はApple Watchを常用しているので、ヘルスケアデバイスとしてのニーズはない。だから、Even G2を外している時は、R1もしないと思う(使って欲しいのだとは思うが、人差し指に指輪は邪魔……)。Even G2のケースの中にR1を固定できる部分があれば便利なのだが。また、充電もそこでできれば良かったのに……。Even Realitiesとしては、日常的に装着して欲しいんだろうなぁ。だったら、もう1段タイトなサイズにするべきだったか……。

写真で点々と見える部分がタッチセンサーなのだが、指輪を逆に嵌めると操作できない。当たり前なのだが、見た目にはあまり違いがないので、たびたび逆に装着してしまって「動かない!」と思ってしまう。突起など、何か明確に方向が分かる印があった方が良い。

R1の充電器はこのような形状。ケーブルの先端はUSB-C。

装着するとサングラス風になるオプションも

Even G2クリップ&ポーチというオプションパーツも送付いただいた。これは99ドル。

これを付けると、ちょっとイカツイ感じになるので不要だと思ってたのだが、実はこれがあると明るい場所でもEven G2のグリーンの文字が非常に読みやすくなる。つまり、「サングラスとして利用しよう」という意味ではなく、文字を読みやすくするための実用アイテムというわけだ。

夜や暗い室内では不要だが、明るい部屋や屋外ではあると便利なアイテムではある。本体のバネ状のテンションを活かして装着する仕組みになっており、付け外しは容易。

ともあれ、今後とも、日常や取材で試用して、使い心地をレポートしていきたい。お楽しみに。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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