6K→5Kとなった、アップルのフラッグシップディスプレイ
Pro Display XDR(6K)は非常に性能の高いディスプレイだったが、Mac Proのディスコンと一緒にディスコンとなってしまった。放熱性の高い穴のたくさん開いたデザインは独自のものだったので、仕方のないところか。
Studio Display XDR(6K)の廃盤とともにラインナップに登場したのが、このStudio Display XDR(5K)だ。6Kから5Kになったのはフラッグシップモデルとしては残念なところだが、マイクやスピーカーが搭載されるとともに、それを制御するためにA19 Proが搭載されており、ビデオ会議が『当たり前』になった世界での利便性を向上させている。
ディスプレイの性能としては、サイズは小さくなったがディミングゾーンを持つミニLEDバックライトによる100万対1のコントラスト比などはPro Display XDRに準じるもの。 逆に、画面サイズやA19 Proの搭載による使い勝手の向上などに関しては、Studio Displayに準じるものとなっている。

家に運び込んでみるとご覧のように、撮影場所に困るほどでかい。 背面はこんな感じ。

マウントは、Pro Display XDRと同じで、傾きと高さを調整できるスタンドが標準となっている。
ポートは、左ふたつがUSB-C、右ふたつがThunderVolt 5となっているのも、Studio Displayと同じ。

接続するとこんな感じ。さすがに、Apple純正だけあって、色のトーンがMacBook ProのLiquid Retina XDRディスプレイと揃うのが心地よい(写真では角度の都合で少し色が違って見える)。
MacBook ProのLiquid Retina XDRディスプレイの性能が凄まじく高いだけに、他の外付けディスプレイだと見劣りがしてしまうのだが、この組み合わせは万全だ。

写真を表示してみても、さすがの彩度とコントラスト、ディテールが浮き立ってくるように見える。

Studio Displayと比べてみよう
とはいえ、単体で見ていても性能がよく分からないので、Studio Displayと並べてみた。 左がStudio Display(ただし、機材の都合上初期型)。

『圧倒的な美しさ!』……と、書きたかったのだが、Studio Displayも十分にきれいなため、並べてみて筆者の目には大きな差があるとは感じられなかった。

もちろん、彩度もコントラスト比も、Studio Display XDRの方が高いのだが、専用に用意したHDRコンテンツを表示しない限り、大きな差はないのかもしれない。このあたりは後編で検証してみようと思う。
文字の表示もくっきりさが違うと言いたかったが、筆者の目では大きな差は感じられなかった。

発表会ではほとんど一緒に見えたStudio DisplayとStudio Display XDRだが、さすがに発熱はStudio Display XDRの方が高いようで、放熱口の数が増えていた。

スタンドは、標準ではStudio Displayが『傾きを調整できるスタンド』、Studio Display XDRが『傾きと高さを調整できるスタンド』となっている。
ただし、Studio Displayも7万円を追加することで、『傾きと高さを調整するスタンド』に変更することができる。

また、どちらもディスプレイアームの利用を前提に、スタンドの付いていないVESAマウントアダプター仕様を購入することも可能。VESAマウントアダプター仕様を選択すると7万円安くなる(Studio Displayの『傾きを調整できるスタンド』とVESAマウントアダプター仕様の価格は同じ)。
筆者の肉眼では、Studio DisplayとStudio Display XDRの差を細かくレポートすることができなかったので、datacolor社のSpyder X2というモニタキャリブレーターを買ってきた。次回は、こちらを使って、Studio DisplayとStudio Display XDRの性能差を解説する予定。お楽しみに。
(村上タクタ)
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