この革ジャンから、俺の旅は始まった。

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「正月の箱根駅伝、母校・早稲田大学が往路優勝すると思って大興奮したら、あまりに青学が強かった……。でも工藤くん、君の走りもすごかったぜ! 泣けた」と語る編集・モヒカン小川がお届け!

JELADOのRebel Jacket Horsehide Semi Aniline Finish

モノとの出会いには様々な物語がつきものだが、ジェラードのレブルジャケットに出会った時の衝撃は、今でも忘れられない。

もう10年以上前のことになるだろうか。かつてのストアブランド「ウィンドワード」のモデルをトレースしたレブルジャケットは、まさしく俺の求めるダブルライダースだった。

高校時代、ブルース・スプリングスティーンの名盤『明日なき暴走(原題:Born to run)』のジャケット写真に魅せられ、革ジャン好きになった俺は、彼の着ているジャケットがどのブランドものなのか、いろいろ調べてきた。あのジャケに写っている革ジャンは、アメリカ・オハイオ州にある「Rock and Roll of FAME(ロックの殿堂)」に飾られているという。ネットを検索してどうにか写真を入手してみると、両肩のエポレットにはそれぞれ2つのスタースタッズがあった形跡があり、袖口のジッパーの位置やキドニー部分のスタッズなど、まさにウィンドワードのものだった(と、俺は思ってる)。

そのモデルがジェラードの手により現代に甦ったのだから、興奮したぜ。早速手にいれ、ガンガン着倒した。で、こちらのモデル。そのレブルジャケットをモディファイし、シンプルにしたのがこちらの新生レブルジャケット。2026年、俺は今年55歳を迎える。原点回帰の意味を込め、このジャケットをゲットした。今年は午年。いい年になりそうな予感がする。

エポレットを省略し、スタイリッシュに着こなせるダブルライダース。素材はコンビ鞣し・セミアニリン仕様の1.6㎜厚のホースハイド。クロムで鞣した後、溶剤を洗い流して再度タンニンで鞣すことで、程よい重厚感としなやかさを堪能できるのが特徴。茶芯仕様なので、育て甲斐のある革ジャンに仕上がっている。ライニングもキュプラに変更しているので、着心地も良好だ。242,000円(ジェラード https://jelado.com)

元はアメリカンライダースだが、袖のジッパーの取り付け位置は、英国系ライダースのように上付けとなっている。

オリジナルはナイロンキルティングを採用しているが、こちらは着やすいキュプラ仕様。軽い着心地でストレスフリー。

モンゴメリーワード社のブランド「ウィンドワード」のモデルがデザインモチーフ。スタイリッシュながら、どことなく不良っぽさも残している。

(出典/「Lightning 2026年3月号 Vol.383」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
この記事を書いた人

モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...

Pick Up おすすめ記事

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...

アイヴァン史上初の完全復刻。“ヒストリック コレクション”誕生の裏側に迫る!

  • 2026.05.22

「アイヴァン」2026年春夏の新コレクションとして突如発表された“ヒストリック コレクション”。これまでにもアーカイブを現代に甦らせる試みは幾度か行われてきたものの、どれも細やかなアップデートが施されていた。文字通りの“完全復刻”は今回が初となる。 アイヴァンには立ち返るべき原点がある どこぞのヴィ...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...