照明付き防犯カメラ。ソーラーパワー駆動
S120は、AIカメラが人を感知すると、最大300ルーメンの照明を点灯し、300万画素カメラで録画を開始する。スマホに通知を送り、スマホのeufyアプリから撮影された動画を確認することができる。
素晴らしいのは、ソーラーパネルを持っていることで、屋外であれば太陽光で充電して動作し続けることができる。電源はソーラー、通信はWi-Fiということで、完全にワイヤレスで設置できるのが素晴らしい(通常、こういうカメラは配線が面倒なものだ)。また、家のWi-Fi経由でアプリにデータを送ってくれるので、追加料金がまったく不要だというのも良い。
コンクリートの壁などにも設置できるアンカーボルト(穴をあけるのは大変だけど)や、2種類のベースが付いていて、設置の角度を調整できるなど芸が細かい。
どこに設置すると役に立つのか?
しかしながら、実際にどこに設置するか考えてみると悩ましいこともある。
まず、人が頻繁に通るところに設置すると、しょっちゅう点灯して動画を送信してしまうことになる。通知の常で、頻繁に送られ過ぎると気にしなくなってしまうから、あまり人通りの多いところには設置できない。玄関に設置して、宅配便の人が来るたびに「ぱぁっ!」と照明で照らすのも違う気がする。
あと、ソーラーパネルで充電するので、光が当たる場所に置く必要がある。筆者はガレージに設置しようかと思っていたのだが、それも適切じゃない気がする。
また、Wi-Fi経由で画像を送るということは、家のWi-Fiが届く範囲に設置しないといけないということでもある。これもチェックしなければならないポイントだ。
玄関か? ベランダか? ガレージか?
筆者が設置を検討していたのは玄関、ベランダ、ガレージの3カ所だ。
ちょっとそれぞれの条件を整理してみよう。
【玄関】
○ 宅配便が来た時に分かる。特に外出時にも置き配をチェックできる。
○ 不審者が家をチェックした際などにも分かるかも。
× 来客時にいちいち光るのは失礼かも? また、家族が出入する時にも照らされる。
× 家族が出入するたびに通知が来るのは面倒。
【ガレージ】
○ ガレージで作業中、食事などでリビングに戻った時に、いちいちシャッターを閉めないこともあるので、ここにカメラがあったりライトが点いたりするのはいい。
× 外に付けると通行人が通るたびに動作する。中に付けると太陽光充電ができない。
○ バイクや自転車の盗難を防ぐには一番いいかも。万が一の時にもカメラに証拠画像が残る。
【ベランダ】
○ ベランダへの侵入者があった時に光るのはいい。しかし、ベランダまで侵入されたら、怖いどころではないのだが……。
× 洗濯モノを干したり、ガーデニングのためにベランダに降りるたびに、照明が点いたりカメラが動作したりするのは面倒……。
いろいろ考えてみて、一番自分のニーズに合っているのはガレージの内側への設置だと思った。しかし、これでは、自動車窃盗犯が、シャッターをこじ開けて侵入するまで、動作レポートの機会がないことになる。
そこで、実働レポートを重視することにして、とりあえずは玄関に設置することにした。
まずは、eufyアプリを立ち上げて設定する。Security SmartTrackも使っているので、それと同じアカウントに、デバイスを登録する。Wi-Fiや、バッテリーの設定もこのアプリで行うことができるので簡単だ。
設置場所についてのガイダンスもアプリに入っているので分かりやすい。
実際、仕事部屋に置いてみると、筆者が前を通ると通知が来てよく分かった。
また、WWDCでのアメリカ出張の時にも、部屋に置いておくと、ちゃんと通知が来て、妻が某キャラクター人形をかかげて部屋に侵入している動画を見ることができた(通知のテストをしたいから、1〜2度部屋に入ってみてと言ってあった)。
とりあえず、動作確認は終わったので、玄関に設置してみようと思う。
また、しばらく使ったらレポートする。
Eufy Solar Wall Light Cam S120
https://www.ankerjapan.com/products/t81a0?variant=44385151582369
(村上タクタ)
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