一点ものの風合いと、道具のような存在感。「BrownBrown」のダッフルショルダーバッグ

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介! 今回は、「超個人的な話ですが、この原稿を書いている最中、妊娠中の子が男の子だと判明。一緒に山へ行き、いつしか育てたジーンズを譲る。そんな夢が増えました!」と語る編集・ジョージがお届け!

BrownBrownのダッフルショルダーバッグ

夏の装いは、どうしても軽く、シンプルになる。Tシャツにショーツ、あるいは薄手のシャツに軍パン。そんな何気ない格好に、ぐっと奥行きを足してくれるショルダーバッグを見つけた。

ベースになっているのは、コットンリネンのダッフルバッグ。それをそのまま使い、上部を折り返すことでショルダーバッグへと仕立て直している。新品の素材をきれいに縫い上げたバッグとは違い、最初から生地にシワやアタリ、擦れがある。その表情が、いわばこのバッグの主役だ。

しかもリメイク品のため、生地の出方や風合いはすべて異なり、まったく同じものは存在しない。ショルダー部分には、30〜40年代ごろのスイス軍で馬用に使われていたベルトを利用。生成りの地に走る赤いライン、使い込まれた革の色気、オリーブの粗い生地感が重なり、ただのバッグというより、道具を身につけるような感覚がある。

荷物を入れれば丸みが出て、空のときはくたっと身体に沿う。そうした形の変化も、ダッフルバッグを出自に持つからこその面白さだ。ラフに肩へ掛けるだけで、装いの中にミリタリー、ワーク、クラフトの匂いが立ち上がる。きれいにまとめるより、少し雑に扱うくらいがよく似合う。受注生産で、納期は今年8月予定。自分なりの、さらなるエイジングを楽しみたい。

革や布の経年変化を活かしたものづくりで知られるブラウンブラウン。本作は、コットンリネンのダッフルバッグをベースに、上部を折り返してショルダーバッグへと仕立てたリメイク品だ。すべてが1点もので、スイス軍の馬用ベルトを再利用したストラップも存在感抜群。受注生産で納期は今年8月予定。まだギリギリ注文が間に合うとのことなので、気になった方はぜひ問い合わせを! 26,400円(ブラウンブラウン Tel.03-6452-4330 https://brownbrown.jp)

コットンリネンのダッフルバッグを折り返し、ショルダーへと再構築。粗野な生地感やパーツの名残に、リメイクならではの味が漂う。

ショルダーには、1930〜40年代ごろのスイス軍の馬用ベルトを使用。赤いラインや味のある革の質感が、ほどよいアクセントを添える。

コットンリネンならではの粗く乾いた生地感。シワや擦れ、色ムラまでもが表情となり、リメイク品らしい1点ものの味わいを深める。

(出典/「Lightning 2026年7月号 Vol.387」)

この記事を書いた人
ジョージ
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ジョージ

風合い至上主義

1997年生まれ。学生時代、アウトドア好きが高じてテックウェアに興味を持ち、次第にワークやミリタリーといった起源のある服へ傾倒。経年変化を楽しめるデニムや、長く付き合える天然素材の魅力に惹かれている。民藝品好きで、旅先では器を探すのが恒例。休日はULギアを身にまとい山へ。日本のいいものを、風合いとともに伝えたい。
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