2ページ目 - 購入するならココへ。レッドウィングの直営店と、ヴィンテージブーツの聖地。

製造された年により、PT83、PT91などの印が施され、年代判別の有力なディテールとなっているエンジニア。使用する革や金属パーツ、シルエットなどの細かな違いも魅力だ

その恐るべきブーツ群の約7割を占め、ショップでも人気なのがレッドウィング。ワークブーツの起源を持ちながらも、いまやファッションアイテムとしても定番とされ、時代を越えてもなお、愛され続けている銘品たち。専門店ホープスモアの名を業界に轟かせた本命ブランドでもある。アイリッシュセッターを始め、エンジニア、ロガー、ペコスなど、かつてプレミアが付き、入手困難とされたブーツもチラホラと顔見せし、レッドウィングファンのみならず、ブーツファン垂涎のラインナップとなっている。

ユーズドブーツがメインであるが、 なかには箱付きデッドストックのよ うなコンディションの高いブーツも 多くラインナップされる。現行とは異なる箱のデザインも雰囲気良し

通常、ユーズドショップであれば、基本的に1点ものであるため、自身に合ったサイズが無ければ、諦めるほかなかった。しかし、それこそが専門店としての強み。ホープスモアには、同モデルでサイズ、カラー、コンディション、製造年の異なった個体が数多く存在する。その昔、惜しくも手放してしまった思い出のブーツも、当時と変わらないクオリティで必ず見つけることができるはずだ。

創業から100年以上もの歴史を持ちながらも、ワークブーツ然とした堅牢な作りで、いまでも変わらず、アメリカにて製造されるレッドウィングのブーツ。Made in U.S.A.の象徴的なアイテムとして、日本だけでなく、世界的に認知されている。当然、長く作られてきたアイテムのため、製造年によって、タグ、刻印、パーツなど、少しのディテールの差が生じているのも必定。その代表格がエンジニアブーツに付けられたPTシリーズ。作られた年代によってPT83、PT91などと型番が付けられ、ファンの中では、その年代によって、素材、見た目、履き心地を分析するのもひとつの愉しみとなっている。

代表を務める福島紀彦さん。彼にとって初めてのレッド・ウィングブランドは、エンジニアブーツだった。当時手に入れたブーツは手放し てしまったようだが、いまでも愛して止まないブーツのひとつだ

オーナーである福嶋さんがレッドウィングを初めて手に入れたのは高校生の頃。働いていた古着店のオーナーの影響を強く受けたため、レッドウィングへの憧れは強かったのだという。そして、初めて手に入れたのが黒のエンジニアブーツ。当時、認識は無かったようだが、いわゆるPT91と呼ばれるモデルだったと推測する。さすがにその頃のエンジニアブーツは手元に残していないという福嶋さんだが、以降、同じ型のブーツを数足購入し、毎日のようにへビーに履き倒すほど、お気に入りのひとつとなっているという。少なくとも自身で専門店をオープンさせるきっかけとなった1足に違いない。

見渡す限りブーツで埋め尽くされた店内。設置された棚だけでなく、天井からも吊り下げられるほど在庫数は多い。すべて、クリーニングが施されているため、 快適に履くことができるのも嬉しい

東京・三宿でブーツ専門店であるホープスモアをオープンさせたのは2010年のこと。もともとは、埼玉県にある実家の納屋を改造してひとりで始めた事業で、会社設立が2006年。いまでも、当時から変わらず足繁く通ってくれる人がいるのはとても嬉しいことだと話す。それも、専門店であるからこその強みだと福嶋さんは考える。

「僕が専門店にこだわるのは、’90年代に勢いのあったスニーカー専門店のインパクトの強さが、いまでも脳裏に焼き付いているからです。そこには、プレミアが付き高額となったジョーダンシリーズなどが、上から下へとズラリと並び、その景色は圧巻でした。ブーツの専門店がない中、自分たちの力でその景色を見てみたかったというのが、僕のブーツ専門店としてのルーツなんです。ショップに来てくれる人に大きなインパクトを与えるのもショップとしての在り方なのだと思っています。今後、いろんな専門店ができると面白いですよね」

【DATA】
HOPES MORE
東京都世田谷区三宿1-1-19 梓ビル1F
営業/11:00〜20:00
休み/月曜
(買取)http://hopesmore.net
(販売)http://hopesmore.com

※情報は現状と異なる場合があります。

(出典/「Lightning Vol.322」「別冊2nd「ザ・レッド・ウィング・ブック」、「別冊Lightning「RED WING BIBLE」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
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モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
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