どんな種類が人気? レッドウィング(RED WING)の定番モデル5選と洒落者たちのコーデを拝見!【2023年最新版】

  • 2023.01.23  2019.11.01

1905年、アメリカ中西部に位置するアメリカ・ミネソタ州の人口3万人の小さな街、レッドウィング シティで産声を上げたレッドウィング。上質なレザーを用いたその堅牢なブーツは、瞬く間に労働者の間に広まり、ワークブーツメーカーとしての地位を確立していった。

第二次世界大戦が終結し、未曽有の好景気に沸く1950年、レッドウィングにハンティングブーツの商品ライン「アイリッシュセッター」が加わることに。中でも水の浸入を防ぐアッパーのパターンとクッションクレープソール(現在のトラクショントレッドソール)を備えた8インチ丈の「877」は、その耐久性と優れた履き心地で、ハンティングというジャンルを超え様々なアウトドアユースで人気を博すことになった。

アメリカのアウトドアやワークシーンを支えたレッドウィングをファッションアイテムに昇華させた日本の功績はとても大きく、「877」やその派生型である6インチ丈の「875」、エンジニアやペコスなど、レッドウィングはいつもストリートファッションの中心であり続けた。

そんなファッションアイテムとして愛されてきたレッドウィング人気モデルの紹介から、コーディネイト、メンテナンスまで、レッドウィングにまつわるあらゆる情報をお届けする。まずは、レッドウィングの定番の人気モデルを紹介しよう。

【定番モデル①】ベックマン フラットボックス(Beckman Flatbox)|あの名作シューズの後継者。

創業者の名を冠した「ベックマンブーツ」。ワークブーツのイメージの強いレッドウィングにあって、長年ドレスシューズとして人気を集めてきたモデルだ。ベックマン氏が活躍していた1910年を彷彿とさせるクラシカルな雰囲気が魅力で、高品質なフェザーストーンレザーもこのモデルのみに作られるのが特徴であった。

「ベックマンブーツ」自体は近年生産終了したが、現在その名前を残し人気を継承したのが「Beckman Flatbox(ベックマンフラットボックス)」だ。ベックマンブーツとの違いは先芯のありなし。

自動車が普及しておらず未舗装が多かった1900年代初頭に重宝された道端の土埃や泥から足を守ることができる6インチ丈のブーツ。その多くは先芯を入れないフラットボックス仕様であり、爪先まで柔らかく履きやすいものだった。この時代の先芯なしタイプをベックマンで再現したのが「Beckman Flatbox(ベックマンフラットボックス)」であり、品番では「9060」になる。

従来のベックマンが先芯が入っていることで型くずれがしにくいのに対し、履き続けることでつま先が自在に反り返ることによって独特な形状になっていく。アッパーとラストは通常のベックマンと同じものを使用している。キレイ目なファッションとの相性もよく、幅広い層から人気を集めている定番の一足だ。

こちらがベックマンブーツ「Beckman boots 6″ROund-toe 9011」

▼ベックマンのコーデなどもっと知りたい方はこちら。

レッドウィング(RED WING)の「ベックマン」ってどんなブーツ? ベックマンフラットボックスとの違いは?

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2023年01月23日

【定番モデル②】アイリッシュセッター|レザーの色味にこだわるファン多し。

Irish Setter 6″ Moc(アイリッシュセッター 6インチモック)9875

レッドウィングの長い歴史の中でも最初期に登場したモデルのひとつ「アイリッシュセッター」。白く底の平なトラクショントレッドソールが、このモデルのアイデンティティである。1950年の登場から8年後に誕生した「875」は現在まで続くロングセラーとなっている。

1990年代の日本で爆発的な支持を得た「アイリッシュセッター」だったが、その裏で本国アメリカでの販売が鈍化した影響により、1998年にその名称は消失してしまう。それにより、「875」は「6インチ クラシックモック」として知られる存在に。

現在アイリッシュセッターの名前が付くモデルは、「アイリッシュセッター 6インチモック 9875」「アイリッシュセッター 6インチモック 9874」「アイリッシュセッター 6インチラウンド 9870」の3種。

往年の存在感を感じさせるカラーの「9875」と「875」の違いは使っているレザー。「875」のオロ「レガシー」は1950~90年代に使われていたオロラセット(時代によって明るいゴールドだったり赤みが強かったり色合いが異なった。詳しくはこちらの記事参照)を2014年に当初のオレンジがかったブラウンのレザーに戻すことになり採用された。一方「9875」に使われているゴールドラセット「セコイア」はオロラセットの中でも明るいものをベースにして開発されている。ゆえに、色味にこだわりのあるファンが多いのもアイリッシュセッターならではだ。

こちらが「#875 6” Classic Moc」。違いがわかるはず

▼色味に纏わる話も面白いアイリッシュセッターの話はこちらの記事で。

レッドウィング(RED WING)の定番「アイリッシュセッター」ってどんなブーツ? 「875」とは何?

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2023年01月23日

【定番モデル③】エンジニアブーツ|この姿、キングオブエンジニアブーツと呼ぶに相応しい。

鉄道機関士のために誕生した「エンジニアブーツ」は、アンクルを確実にホールドする極太のベルト、レッドウィングが採用し急速に普及した衝撃から足元を守る肉厚のスティール トゥ、そしてフィールドに合わせて選択可能なソールが特徴。その無骨なフォルムとタフさでバイカーなどからも熱い支持を集めている人気モデルのひとつだ。

写真の「2268」は、エンジニア初挑戦の人はもちろん、10年以上ブーツを履いてきた玄人まで対応してくれる懐の深さがキングオブエンジニアブーツと言われる所以。レッドウイング史上の傑作中の傑作だ。スティールトゥを備え、1961年に誕生して以来何度かマイナーチェンジを繰り返して、現在も販売されているロングセラーブーツとなっている。

このほか、茶芯のブラックレザーと、足首部分が細く設計された筒を持ち、ヴィンテージ市場でも人気が高い1980〜’90年代の「2268」を再現した「11インチ エンジニア (スティールトゥ) “ストーブパイプ” 9268」もラインナップ。かつてはスチールなしのものも生産されていたが、現在はこの2種類がレッドウィングのエンジニアブーツとなる。

▼経年変化やコーデなどもこちらの記事で紹介しています!

レッドウィング(RED WING)の定番「エンジニア」ってどんなブーツ? 経年変化サンプルも必見!

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2023年04月21日

【定番モデル④】ポストマンシューズ|レッドウィングの短靴といればコレ。

レッドウィングがポストマンとポリスマンのために開発し、1954年に発売。毎日何マイルも歩くポストマンにとって、クッション性の高いソールの「101」は頼もしい存在だった。その後一度姿を消したが、現在は復刻され、レッドウィングの疲れない短靴として認知されている。

ポストマンシューズの5つのバリエーションがあり、最も定番なのが上記の「101」。そして近年注目されているのがゴアテックス仕様の「9183」で、履きやすさだけでなく防水性も兼ね備えた頼もしい一足だ。上品な印象が人気のスエード(ラフアウトレザー)の「9112」、101と並ぶド定番チャッカブーツ「ポストマンチャッカ 9196」、そしてスリッポンタイプの新顔「ポストマンロメオ 9198」がラインナップする。

レッドウィングの数あるモデルのなかで、ビジネスシーンでも活躍する定番短靴だ。

▼歴史から各モデルの詳細までこちらでチェック!

レッドウィング(RED WING)の定番「ポストマン」ってどんなシューズ?

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2022年12月07日

【定番モデル⑤】クラシックチェルシー|2021年に登場した新作が早くも定番に!

#3192

伝統的なチェルシー(サイドゴア)ブーツの新作「クラシックチェルシー」。ホーソーン「ミュールスキナー」ラフアウトを使用した「3192」、オイルを豊富に含んだプルアップレザーを使用し、経年変化が楽しみな「3190」と「3191」の3種類がラインナップする。ワーク感のあるルックスを保ちつつ、クッションインソールやメッシュライニングなど新素材を採用しているため履き心地抜群。

▼同じくサイドゴアの人気シューズ「ロメオ」も一緒にチェック!

レッドウィングのサイドゴア「チェルシー」と「ロメオ」とは? この履き心地最高すぎ!

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2022年12月06日

▼かつて人気を博したこの定番ブーツを忘れてはいけない!

レッドウィング(RED WING)のペコスってどんなブーツ? 生産終了も名作は永遠なり。

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2023年02月06日

続いて、業界人の着こなしをスナップで15スタイル紹介していこう。

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部