全員まだ20代! いまどきの鉄スクーターLOVERたちをSNAP!!

1935年から続く歴史ある京都の「イノダ モータース」は、1973年からベスパの販売をスタートし、1977年に正規代理店契約を結ぶなど早くからベスパに力を入れていたショップ。その姿勢は現在も変わらず、むしろヴィンテージベスパ色が強まって、専門性が高まったといえるだろう。同店は旧いハンドチェンジのモデルであっても若いユーザーに手の届く存在であるべきとのスタンスを貫いているため、ユーザー層も若いことが特徴。というワケで、いまどきのベスパ乗りに集まってもらったぞ!!

京都の老舗鉄スクーターショップに集まる若者たち

山本佑稀さん(26歳) VESPA 150 VBB

VBBを手に入れたのはこの春だけれど、その前に1年半ほど「ベスパ PX」に乗っていた山本さん。「モッズが好きで、好きなバンドのフロントマンもベスパに乗っていて、それで購入しました。ただPXは調子が悪かった。モッズっぽくライトとかも増設していたのですが、エンジンがダメで……」。VBBになってからは調子もよく、ヒマなこともあって毎日乗っている。コレまでを取り返すかのようにベスパライフを満喫中の山本さんなのである。

ケンボーさん(28歳) VESPA 50S

既にハーレーを所有していたケンボーさんにとって、ベスパを追加で所有することはかなりハードルが高く、そのことは自分でも分かっていた。ただ、実車を見て、さらにタンデムシートに乗せてもらって走ったことで、その理性が遠くに押しやられてしまう。「走り出して早々に自分が求めていたフィーリングはこれかも……となって、そこからは早かったです」。今の目標は娘さんとのタンデム。早くその日が来ることを願いたい。

堀内健成さん(26歳) VESPA 50S

18歳でホンダ「スティード」に乗り始め、20歳で気軽に乗れるおしゃれなのに乗り換えたくなり、辿り着いたのがベスパだった。ただ、購入するショップを見つけるのに3年かかってしまい、実際乗り始めたのは23歳になってから。バイクに乗り慣れていたとはいえ操作方法の違いに初めは戸惑ったけれど、すぐに慣れたそう。「操作している感があるのもいいですが、配線が見えない無駄のないデザインはベスパならではの魅力です」

ぶっちーさん(21歳) VESPA 50S

昨年バイクの免許を取り、自分が望む金額帯でいいのが見つからず、何気にベスパを検索したら京都市内に専門店があることを知ってのぞきに行く。そこで、実車のデザインとお店の雰囲気が気に入り、翌日には購入していたのだそう。今は通学をはじめ移動の足として大活躍している。旅の相棒にも使っていて「この3月には石川に行きました。キャンプも好きなので、キャンプ道具を積んで北海道に行ったりとかしたいです」

ユウタロウさん(28歳) LML STAR DELUXE 2S 150

ポルトガルに旅行に行った際に見かけた「ベスパ PX」がめちゃくちゃカッコよくて、自分も「PXに乗りたい」となったユウタロウさん。日本に戻ってバイクに詳しい職場の仲のいい人に相談したところ、同じ車格でスタイルも同じながらリーズナブルなLMLのスターデラックスにまずは乗ってみれば?とのアドバイスをもらい、スターデラックスを購入している。ただし、いつかはPXという想いも捨てきれていない。

ジンさん(28歳) VESPA 50S

友達が乗ってるのを見て興味が湧いて自分もベスパに乗りたいとなったジンさん。それまで知り合いに譲ってもらったヤマハ「YB-1」を足として乗っていたけれど、自分の意思で乗りたいと思ったのはベスパが初めてだった。初めて乗った時の感想は、「結構キビキビ走れるんだ」だったとか。日々往復20キロの通勤に使っていて、5年間レッカーで運ばれるような致命的なトラブルには見舞われていない。「つぶれるまで乗り続けたいです」

小川皓平さん(28歳) VESPA 50S

福永 僚さん(28歳) VESPA 50S

佐々木邑豪さん(28歳) VESPA 50S

専門学校の同級生で今も一緒につるんでいる小川、佐々木、福永さんの3人。小川さんが、佐々木さんと福永さんに一昨年の10月にベスパを見に行こうと誘ったことがキッカケだった。ちなみに小川さんと佐々木さんは、父親がベスパに乗っていた時期があり、見にいく前からベスパの存在を知っていた。ちょうど見に行った当時、「イノダモータース」でベスパ50Sのレンタルをしたんだそう。「2ストローク車に乗るのが初めてで、音、パワーバンドへの入り方を体感して、運転する楽しさがあると思いました(佐々木さん)」と当時を振り返る。その感覚は小川さん、福永さんも同じで、2人は気に入った車体が見つかったこともあって、その日のうちに購入を決め、佐々木さんもすぐ後を追った。手に入れてからの楽しみ方は、休日のツーリングがメイン。嵐山に行ったり、足を伸ばして淡路島に行ったこともあるそうだ。もちろん街中のカフェに行くこともある。「いろいろ魅力はありますが、一番はハンドチェンジによる操作感じゃないでしょうか。あとバイクと違って靴が汚れないのもいいですね(福永さん)」というコメントに小川さん、佐々木さんもうなずくのであった。

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愛嬌のあるフォルムに、ハンドチェンジ式ギアを備えた少しクセのある乗り味。今、「ベスパ」をはじめとしたヴィンテージスクーターが一部で盛り上がりつつあるのをご存じでしょうか? バイクの知識がある方なら、絶版となって久しい上に、価格も高騰しているとあって“現実に乗る”のは難しそう……と尻込みしてしまうかもしれません。でも、今の若い子たちは「そんなの関係ない!!」と、いっさい躊躇することなく購入していき、多くの場合はこのカテゴリーならではの魅力に面白さを見出し、深みにハマっていくといいます。ボディは樹脂ではなく、鉄でできていることから、「鉄スクーター」とも呼ばれるこのジャンルは、長きに渡ってベテランバイク乗りからも支持されてきた層の厚いカテゴリー。つまり、それだけ奥が深いということです。魅力に気がついたら最後、抜け出せない沼が待っているのかも――!? というワケで、さまざまなモデルが存在する鉄スクーターの見分け方や人気モデルの紹介はもちろん、実際のオーナーの声などを紹介した他、現在新車で購入できるモデルの紹介など、さまざまな切り口で鉄スクーターの魅力に迫りました。今まさに、鉄スクーターが気になり始めた人に捧げる入門書的な一冊です!! 購入はこちら!

この記事を書いた人
ポイズン雨宮
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ポイズン雨宮

真性バイクオタ

単気筒や2気筒のいわゆる“エンスー的なバイク”が大好きな真性オタ。中でも70sアメリカを感じさせるモーターカルチャーを特に好む。XR1000と1969年型カマロを所有し、その維持に四苦八苦しつつも実は喜んでいるドMでもある。カフェレーサー好きでもあり、フェザーベッドフレームのH-Dを作りたいと絶賛夢を膨らませ中。
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