筋金入りの“好きモノ”が作るエボチョッパー4選

熊本市に店を構える「ザ・スカルヘッド」。店主の木村さんはディーラー勤務経験もあることから、ショベルなどの旧車はもちろん、ツインカムなどの高年式車も得意としている。中でもエボは十八番。自身の愛車もソフテイルベースのエボチョッパーであり、顧客の6割ほどをエボオーナーが占める。「エボのよさはショベルやパンみたいにトラブルを抱えるリスクが少ないけれど、現行車から見れば旧車ともいえるっていう、“いいとこ取り”なところにあると思います。そしてソフテイルはそのフレームのスタイルからツアラーやダイナよりもチョッパーにしやすいし、リジッドほどのコストもかからない。僕はソフテイルが最適なベース車両だと思っています」そんなエボチョッパー・マスターによるカスタムをご覧あれ!

スプリンガーを活かした個性派チョッパー

「“できるだけ細いチョッパーにしたい”というオーナーさんの意向があったので、“18インチのカスタムはありきたりなので、19インチを入れてみましょう!” と提案しました」というこのマシン。そうして生まれたリアまわりを筆頭に、ペイントやメタルワークで他にない個性を醸し出した一台だ。

クラック塗装と呼ばれる技法を用い、キャンディオレンジにペイントされた外装にグリーンのピンストライプが強烈に映える。シッシーバーはあえてアクスルからではなく、フレームからのストラットシッシーバーを製作。丸棒や角棒ではなく、平鋼から作られた無二の造形が印象的だ。

グリーンを基調にした70s風チョッパー

グリーンの車体にシルバーのフレイムスが映えるチョッパー。この流麗なラインのフレイムスは木村さんが手がけており、その多彩さに驚かされる。オーダーは細身のチョッパー。フォークはスポーツスター用、リアのホイールサイズは18インチというチョイスでナローなスタイリングを実現させた。

フロント21インチ、リア18インチのセッティングで細身に仕上げた一台。外装色に合わせ、グリップ、ステップ、プラグコードにまでテーマカラーのグリーンを配置するあたりが心憎い。ワンオフのシッシーバーのトップには、店名にちなんでスカルが鎮座する。遊び心ある演出だ。

ビルダー木村さん30年来の相棒

ディーラー勤務時からコツコツとカスタムを続けており、木村さんいわく「まだ未完成」というこのマシンは89年のヘリテイジクラシックがベース。90年代チョッパーを彷彿とさせるスタイルやペイントワークが印象的だ。木村さん自ら手作業でポリッシュしたというエンジンの輝きがまぶしい!

タンクはスポーツスタータンクを幅詰め。リアまわりには当時最大だった200ワイドキットを組んだ。オイルタンクはシート下から移設、トラックのホーン用エアタンクをベースに作ったというワンオフオイルタンクを左サイドに配置する。今後はシートや外装類のカスタムを計画中。

王道のロングフォークスタイル

オーナーの平尾さんが「チョッパーにしてください!」と持ち込んだヘリテイジをカスタム。ショベルなどの旧車っぽさを意識したというこのマシンは、6インチオーバーのフォークやアップスイープしたマフラーなど、チョッパーを意識しつつ塗装で大人な雰囲気を演出。玄人好みの一台に。

ネイビーを基調としたマシンに、同系色の差し色としてグリップやシフターにブルーを配色。スカルを閉じ込めたような愛らしいシフターは木村さんがレジンで作った一点モノだ。美しいカーブを描くようなリアのフェンダーブレースの造形に、メタルワークとセンスの高さを垣間見る。

(出典/「CLUB HARLEY 2026年4月号」)

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