3ページ目 - バイカーファッションに欠かせない! 世界に誇るメイド・イン・ジャパンブランドのプロダクツ16選

9.大和工房|アメリカの伝統と日本のテイストの融合

群馬県太田市に拠点を置く「大和工房」は、アメリカの伝統的な装飾であるレザーカービングを得意とする実力派だ。古来から続く手法であるが、1950年代にカウボーイたちがサドルやガンホルダーなどにカービングを施すことがブームとなり、以来アメリカンレザークラフトの象徴となっていった。オーナーであり、クラフトマンでもある大熊さんは、20歳のころに基礎を学び、その後、独学で技術を追求。いまや本場アメリカでも真似できないほどの卓越した技術をモノにしている。ただ旧きよきを表現するのではなく、日本のテイストやエキゾチックレザーなどを組み合わせたり、独自のアプローチを行っているのも魅力だ。

カービングを行うのは、オーナーであり、クラフトマンである大熊さん。非常に手間暇がかかるため、ひとつの財布だけでも時間が大いにかかる。

【代表プロダクト】ウォレットtype2フルオプション&ウォレットホルダー極上フルセット

ブランドのアイコンであるフラワーモチーフのカービングとバスケット柄が絶妙にミックスした作品。ウォレットコードなどが付属するフルセットだ。22万880円

問い合わせ/大和工房 TEL0276-60-5796 http://www.yamatokobo.net

10.HARDLY-DRIVEABLE(ハードリードライバブル)|アメリカンヴィンテージを日本の技術でブラッシュアップ

日本を代表するカスタムショップである茨城の「ハマーサイクル」が手がけるアパレル&パーツブランドである「ハードリードライバブル」。大きな影響を受けた20年代から50年代のヴィンテージをベースにしながらも、最先端の素材などを落とし込み、より機能性とファッション性を追求したプロダクトを展開している。

また、知る人ぞ知るマニアックなヴィンテージをモチーフに、リプロダクトするのではなく、しっかりと現代的に仕上げるデザイン力は、いちショップのオリジナルアイテムの枠を超えたクオリティだ。ハーレー乗りのかゆいところに手が届いた、気の利いた意匠も散りばめられており、ファンが多いのも納得である。

【代表プロダクト】HD-GL01-IV VMXグローブ IVORY|ヴィンテージモトクロス用グローブを現代の素材で再構築

日本製にこだわり、ヴィンテージモトクロスグローブをストレッチ素材でリファイン。擦れやすい部分をレザーパッチで補強しているのもポイント。3サイズ展開している。1万5800円

問い合わせ/ハードリードライバブル TEL029-824-3393 https://hardly-driveable.ocnk.net/

11.FREE RIDE(フリーライド)|地場産業をバックボーンとするメイドイン桐生の逸品

群馬県桐生市、旧くから繊維の街として栄えた地域の一角に日本各地からバイク乗りが集まるお店がある。それが「フリーライド」だ。代表である二渡さんはバイクで旅することをライフワークとし、バイク乗りに特化したセレクトアイテムを販売するほか、バイク専用アパレルブランド「スカルフライト」、「カリフォルニアライン」を展開している。これらの商品は数店の販売店に卸しているだけであり、商品を見るには桐生の実店舗に足を運ばなければならない。そんな旅も楽しみながら気になるアイテムを見に行くという楽しみもあって、多くのバイク乗りが訪れるのだろう。

「バイク専用」を掲げるだけあって、商品はすべて二渡さんの旅での体験がベースにある。例えばスカルフライトを立ち上げた当初から実に30年以上作り続けているフラッグシップモデル「ライダースN-3B」は長めのソデやヒジのパデッド、短めのフードなど、実際のN-3Bのヴィンテージレプリカではやらないような仕様となっている。これはすべて二渡さんがサンプルを着て、何度も真冬の夜の道を走り込むことで、風の入り方や肩の動かしやすさなど実体験からのフィードバックなのだ。

こうした二渡さんが目指すバイク乗りが身に着けるのに最適なウエアは、一般的な洋服作りのセオリーとは異なるのだが、それでもこだわりの製品を作り続けられている理由は、この桐生という土地にある。

繊維の街だけあって、フリーライドからクルマで10分のエリアにはさまざまな服飾関係の工場がある。前述したフライトジャケットの縫製工場である「明仙縫製」、シルクスクリーンプリントの「共栄プリント」、生地の洗い・加工を行う「土田産業」、横振り刺しゅうを得意とする「糸刺繍」、オリジナルのソックスを製造する「丸登靴下工業」など、ほかにも多彩な業種の工場があり、二渡さんは製品を作る際、これらの大小さまざまな工場を巡って、製造の現場に立ち会っている。ときには難解な注文をすることもあるが、長年一緒にモノ作りをしてきた関係性があるため、よりいいものを作るために協力してくれるのだ。

いっさい妥協をせず、バイクに乗るときに必ず身に着けたいと思えるようなアイテムを作るという二渡さんの想いと、桐生の職人たちの高い技術とこだわりによって、形となるアイテムは、作り手が自信をもってユーザーに勧められるものであり、多くのファンを獲得している理由でもあるのだ。

【代表プロダクト】FULL ZIP CUTSEW|完成のイメージに合わせた配合でプリントを行う

カリフォルニアの緩い雰囲気をイメージし、背面にロゴ&トリコロールのラインが入ったカットソー。ボディの作りにこだわっているのはもちろんだが、仕上げのプリントもやや厚めにすることで、デザインを引き立たせている。1万9580円

問い合わせ/フリーライド TEL0277-44-2286 https://www.instagram.com/skullflight/

12.7th-Heaven Art Jewelry(セブンスヘブンアートジュエリー)|シルバーで作る精巧なエンジンやモチーフ

茨城県の守谷市にアトリエを構える「セブンスヘブンアートジュエリー」は、世界中のハーレー乗りから支持される実力派シルバーブランドだ。オーナーであり、クラフトマンでもある馬場さんは、ジュエリー業界で20年以上に渡り活躍するベテラン。ハーレーを愛するあまりに、世界で初めてハーレーのエンジンをモチーフとしたジュエリーを発案。ハーレー初のOHVエンジンである「ナックルヘッド」から、最新の「ミルウォーキーエイト」まで、歴代のエンジンをラインアップしている。

その最大の魅力は、エンジンの造形美を精巧に再現した高い技術力。ワックスを用いたキャストで製作されており、そのマスターピースを作るためには半年以上の歳月をかけることも珍しくない。

また、そのままの縮率だとジュエリーとしていびつになってしまうため、細かな点まで修正し、完成度を上げている。すべて1点ずつ手作業で作るため、キャブレターやエアクリーナーなども自身の愛車と合わせることができ、ときにはワンオフでパーツを作るケースもあるというから驚きである。その技術の結晶を体感してほしい。

まずは昔ながらのキャスト製法にてベースを作る。エンジンの細かな造形を再現するために、多くの手作業が必要となる。またすべてのアイテムを手作業で行っているため、自身の愛車と同じエアクリーナーやキャブレターを装着するなど、豊富なカスタマイズが可能。有名なパーツはそろえているが、ない場合はワンオフで作ってくれる。

問い合わせ/セブンスヘブンアートジュエリー TEL0297-37-7495 https://7th-h.jp/

この記事を書いた人
CLUB HARLEY 編集部
この記事を書いた人

CLUB HARLEY 編集部

ハーレー好きのためのマガジン

ブランドとしての知名度が高く、独自のアパレルにもファンが多いハーレーダビッドソンは、バイクにあまり馴染みのない『ごく普通の人』にも大変な人気を博しています。バイクの知識がない人はもちろん、今日ハーレーのことが気になり始めた人、そしていまハーレーが好きで好きで仕方ない人たちも満足のいく情報を詰め込んだ雑誌が『クラブハーレー』です。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

今季の「Lee」はブランケット付きジャケットに注目せよ!

  • 2026.10.19

シグニチャーモデル「101」が101周年を迎えるなど、アメカジ好きに多くの話題を提供してくれるLee。そんなアメリカンデニムを代表する同ブランドの注目の新作は、ブランケットを携えたワークジャケットだ。普遍的なデザインと保温性に優れるという機能を備えるこの秋冬の相棒となる逸品を紹介する。 Leeのシグ...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

バガブージャケット、40年目の原点回帰。現代に蘇った名作ジャケットの魅力とは?

  • 2026.10.20

1986年に誕生した〈コロンビア〉の名作「バガブージャケット」が、今年で40周年を迎えた。その機能とデザインは、フィールドだけでなく街へも広がっていった。40周年となる2026年、その原点を振り返りながら、現代に蘇った[バガブージャケット]を見ていこう。 Bugaboo II 1986 Interc...

世界中で探し求める最上の素材。「THE FAT HATTER」秋冬コレクションをクローズアップ!

  • 2026.10.07

日本が世界に誇るハッターであるTHE FAT HATTERの秋冬コレクションをクローズアップ。今回のシューティングでは、それぞれの正義や美学をぶつけ合う場に向かう男たちを表現。彼らの強い決意と威厳を表現したような力強いハットが、精悍な雰囲気を醸し出している。ハットの良し悪しを大きく左右するフェルトは...

Pick Up おすすめ記事

武骨な男服に効かす超繊細なメタルフレーム。「ディグナクラシック」の新作に注目

  • 2026.10.09

フライトジャケットやデニムなどの武骨な服に合うメガネで王道として挙がるのはプラフレームの場合が多い。だが、そんな武骨さのなかに繊細さを潜ませギャップを楽しむという意味ではメタルフレームも有用だ。 細かな彫金が施されたディグナクラシックの新作 今季展開されるメタルの新作は計6型で、それぞれにシルバーと...

「Wrangler(ラングラー)」の名作、スタッズを纏う。レザーラバー垂涎スウェードモデルも登場!

  • 2026.10.19

ワークウエアとしての機能だけでなく、ファッション的視点を取り入れることで独自の立ち位置を築いてきた3大ブランドのひとつでありデニム界の異端児・Wrangler。そんな彼らの受け継がれし不朽の名作に“スタッズ”が施された特別モデルが登場した。 “スタッズ”で作るネオ・ウエスタンスタイル ラングラーとい...

55周年を迎えた「MOTO」。周年を祝うスペシャルなレザー&シルバープロダクツを紹介

  • 2026.10.11

レザーやシルバーを駆使した製品を手がけるMOTO。1971年の創業より半世紀を超えて55年。ここでは、周年を祝うスペシャルプロダクツを紹介する。MOTOや本池秀夫さんが纏う唯一無二の世界観にも注目だ。(写真は「本池美術館」の隣にあるアトリエにて。周年限定のライダースジャケットにコンチョを装着する本池...

ガレージ、インテリア、リフォームまで! 趣味人のための、物件案内。

  • 2020.01.20

好きなものと暮らす、理想の城を手に入れよう。 家は、ただ暮らすためだけの場所じゃない。 どこに住むか、どんな空間にするか、そこで何を楽しむか。 ガレージハウスやアメリカンハウス、趣味部屋、インテリア、リノベーションまで、 「Lightning」ならではの視点で趣味人の理想の住まいを紹介する。

#PR

FINE CREEKを世界でいちばん熱く語る男。

  • 2026.10.07

この男恐るべし、である。北海道・帯広にあるセレクトショップ、...Dannyオーナー、河合裕介さん。彼のセレクトスタイルは一貫している。自分の愛せるものしか、ショップに置かないのだ。「売れるモノ」をセレクトするのではなく、「自分の売りたいモノ」のみを並べる。この時代にあって、その姿勢はまさに「愚直」...