ヨーロッパからみたアメリカントラッドはどこか新鮮だった!

白のボタンダウンシャツ、ベージュのチノ、デッキシューズという王道のトラッドスタイル。ドレススタイルの祭典ということもあり、やはりブロードシャツを着ている来場者が多
かったが、一定数はオックスフォードシャツを着ている洒落者もいた。デニムのバケットハット、ベルトはあえてしないという程よいハズしがどこか新鮮!

ジップアップジャケットをタイドアップし、ホワイトのショーツを合わせた爽やかなトラッドスタイル。ボタンダウンシャツ、スーベニアキャップがコーディネイトをアメリカントラッドに味付け。

会場入り口にてフォトグラファーたちの注目の的となっていた2人組。ロゴ入りのキャップ、シャツ、ミリタリーパンツorワークパンツは、ラギッドなトラッドスタイルの最適解なのかもしれない。

ブレザーはアメリカントラッドには欠かせないアイテム。レジメンタルタイもアメリカントラッドの王道だが、シャツはブロード、パンツはホワイトと、ど真ん中のアメトラとは少し違うのは、ピッティ・ウオモならではなのかもしれない。

オックスフォードシャツ、レジメンタルタイ、ベースボールキャップはアメリカントラッドの王道。しかし、ベルテッド仕様のショーツやややスポーティなスニーカーがどこか新鮮に感じられる。

オックスフォードシャツにベージュのチノ、デッキシューズはザ・アメリカントラッド。アメリカ的な感覚だとインナーに白Tを着るのがベーシックだが、素肌の上からシャツを着ている点や胸元をざっくりと開けている点がなんともイタリアらしい。元々は下着であった名残からシャツは素肌の上から着るのが一般的であり、中にTシャツを着るのはものぐさなアメリカ人は部屋着として着ていたTシャツの上からシャツを着た、というエピソードからTシャツとシャツのレイヤードはアメリカ的とされている。イタリアで開催されたイベントということもあり、シャツ1枚でスタイリングする際には、中にはTシャツを着ず、胸元をざっくりと開けている来場者がほとんどだった。

こちらは“アメリカ的”なTシャツの上からボタンダウンシャツを着たスタイリング。ポロベアの刺繍が可愛いベースボールキャップにデニムショーツ、厚めのソールが特徴的なペニーローファーを合わせている。

近年、2ndが推しているスタイルのひとつであるミリタリートラッド。オックスフォードシャツをタイドアップし、ネイビーのダブルブレスト、オリーブのカーゴパンツに外羽根プレーントゥを合わせたやや武骨なスタイルだ。

レディスのスタイリングからも学べることはたくさんある。襟元のギミックが効いたラグビーシャツにショートパンツを合わせた可愛らしいスタイリングに思わず見惚れてしまった。
総括すると、ドレスのイメージが強いイタリアだが、アメリカントラッドを感じられるスタイリングも一定数見ることができた。しかし、王道のアイテムを教科書通りに組み合わせたスタイリングはほとんどなく、シャツの胸元を開けていたり、ドレスアイテムと組み合わせていたりと、メンズドレスファッションの祭典ならではのトラッドスタイルが多く見られた。“王道トラッドの派生系”として装いの参考にしてくれたら嬉しい。次回は近年日本、そして世界中で流行の兆しがみられると言われているアメカジ編をお届けする。
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