古着をリペア! シャツの穴の補修方法を伝授!【ふるぎ道】

1年を通して着ることができるシャツは、その登場頻度の高さゆえに痛みやすい。小さな穴でも、柄や色によっては意外と目立ち、気持ちまで下がってしまう。今回は、愛用の1枚を長く楽しむための補修術を紹介していこう。

岩城リョージ|三軒茶屋の古着専門お直し屋ヴィジティングオールドのオーナー。「今回はデニムのタタキ縫い。1番一般的な補修方法で、ミシンで直線に敵に縫い重ねる手法です!」

シャツの穴の補修にトライ!

トラッドを愛する者にとって、シャツは最も袖を通す機会の多いアイテムだろう。ゆえに、どんなに丁寧に扱っていたとしても、小さな穴が空いてしまうことがある。過去には襟の補修を紹介したが、今回は裾にできた小穴のお直し。工程を見るとシャツから糸を持ってきていたりと難しそうにも見えるがやっていることは意外と単純。生地の構造を理解し、少し工夫するだけで見違えるほど綺麗なお直しが自宅でもできる。今回も、服を長く着続けるための小さな知恵を紹介していこう。

Before

痛みによってできた穴なのか、小さいながらも色が抜けており、存在感のある小穴になってしまった。こうした場合は、シャツの生地から糸を取り、足し織り込むように直せば万事解決。

AFTER

穴補修の手順

糸を足すために、シャツの前立ての裏など表からは見えない場所から糸を取る。対象が古着の場合綺麗すぎる糸は逆に目立つため注意が必要。

色の抜けた白い部分は穴が埋まった後も目だてしまうためあらかじめカットしておく。穴が広がらないように慎重に白を残さないようにしよう。

糸を足す際に固定のためスティック糊を塗っておくのがオススメ。ミシンでタタキ縫いをする時にミシンに押され糸がズレずることを防げる。

穴のサイズに合わせてシャツから取った糸を乗せる。この時、生地の地の目をしっかりとみて足す糸は縦か横か、見極めてから乗せること。

足す糸をしっかりと止めるために、裏側から接着芯を貼り付けていく。その際、穴よりも大きいサイズで切りその周りの生地もカバーする。

タタキ縫いをしていく際に、接着芯のズレを防ぎ、縫う範囲を指定するために、穴の周りを見やすい色でぐるりとしつけ縫いをする。

初めは生地に対して斜めに縫っていき、その後地の目に合わせ、足した糸とは別の向きでタタキ縫い。今回はシャツに対して縦に縫っていく。

縫った後はしつけ糸を外し、霧吹きをかけドライヤーで熱を与えながら糸を整える。この一手間で出来上がりの自然さが見違えるほどに変わる。

(出典/「2nd 2026年1月号 Vol.216」)

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なまため
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なまため

I LOVE クラシックアウトドア

1996年生まれ、編集部に入る前は植木屋という異色の経歴を持ち、小さめの重機なら運転可。植物を学ぶために上京したはずが、田舎には無かった古着にハマる。アメカジ、トラッド様々なスタイルを経てアウトドア古着に落ち着いた。腰痛持ちということもあり革靴は苦手、持っている靴の9割がスニーカーという断然スニーカー派。
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