シャツの種類にはどんなものがある? 仕立ての良いシャツの見極め方も教えます

襟の型、柄や、裾の仕様によって、フォーマルからカジュアルまで日常のあらゆる場面で着用されるシャツ。そんな装いの軸となるシャツの押さえておきたい基礎知識を細かく紹介していこう。仕立ての良いシャツの特徴も伝授するので、良いシャツとの出会いの参考にしてみてほしい。

まずは押さえておこう、各部位の名称

台襟

シャツの歴史

1760年代
イギリスで約40年間にわたる産業革命によりシャツが大衆に普及

1827年
取り外し可能な襟ディタッチャブルカラーが普及

1860年代
ブルックスブラザーズ創設者の孫がイギリスからボタンダウンシャツを持ち帰る

1896年 
ブルックスブラザーズがポロ・カラーシャツ(ボタンダウンシャツ)を製造開始

1900年以降
クレリック、ワイドスプレッド、ダンガリーなどシャツの多様化が進む

襟型にはどんなものがある? 知っておきたい8つの型

レギュラー

襟の開きは、75〜90度。襟型において最も基本的な型であり、すべての襟型の基準となる。フォーマルからカジュアルまで様々な場面に対応し、重宝される。

セミワイド

襟の開きはレギュラーよりもやや広い、90〜110度。タイの結び目が綺麗に収まるバランスが特徴。タイを結ぶビジネスシーンを想定したシャツに採用される。

ワイド

襟の開きは120〜180度。大きく開いた襟は、タイを主張するのに適した襟型だ。ややドレッシーな印象をあたえ、首元に程よい大人の余裕を感じさせる。

タブ

タブをボタンで留めることで、タイの結び目に立体的に見せる襟型。ピンホールと比べて、タブが隠れるため、機能性を備えつつも、少し端正な印象を受ける。

ピンホール

襟先に空いた小さな穴は、専用のピン(カラー・バー)を通してタイを立体的に見せる意匠だ。1930〜1950年の成熟したドレス文化の美学を象徴する襟型。

ホリゾンタル

襟の開きが約180度で、襟先がやや水平方向に広がる。タイの簡略化を背景に再解釈された襟型であり、第1ボタンを開けた際の見え方まで考慮された設計。

ウイング

立ち襟がベースで、先端のみ前に折れる翼のような形状は、蝶ネクタイが綺麗に収まる設計。タキシードスタイルを完成させるための極めて限定的な襟型だ。

ラウンド

他のどの襟とも違い、襟先がカーブ状にカットされる丸襟が、上品かつ柔らかい印象をあたえる。英国の社交クラブで好まれたため「クラブカラー」とも呼ぶ。

襟の派生にはこんなものも

ボタンダウン

アイビーを語る上でも欠かせない、最も馴染みのある襟型のひとつ。襟先のボタン留めの仕様は、ポロ競技で邪魔にならないように工夫されたことが由来とされる。

オープンカラー

一番上のボタンを開けることが前提で作られた開襟型。大きく胸元が空く仕様は、ハワイアンシャツを代表するカジュアルな襟型として、1950年台に米国で定着した。

クレリックカラー

身頃とは異なる色、素材で襟とカフが切り替えられた仕様。切り替えによるコントラストが要所に清潔感と知的な印象をもたらす。ドレスで重宝される定番の襟型だ。

バンドカラー

台襟のみで構成された、折り返しの襟羽がない仕様。19世紀にデタッチャブルカラーと併用で使用され、その後、襟のない状態がひとつの襟型として普及した。

この記事を書いた人
阿部颯太
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阿部颯太

雑食系カメラマン&編集者

1999年生まれ。宮城県出身。大学卒業とともにカメラマンになるために上京。くるくるのロン毛がトレードマークで、イメージ通りの70sな雰囲気の服装を好んで着ることもあるが、アウトドア系も好きだったり、とにかく一度着てみたい雑食系。かっこいい大人になることを目標に、トラッドな服装も勉強中。
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