ダウンからシャツ、ジャケット、バッグまで、「Eddie Bauer」の古着を一挙紹介! タグの見極め方も伝授

世界初のダウンジャケットを生み出し、アウトドア界に衝撃を走らせた「エディー・バウアー」。もちろんダウンも有名だが、それだけではないブランドの懐の深さを感じる幅広いラインナップが揃った。

ブランドを代表するアイコニックアイテム「ダウン」

胸ポケットなど従来の[ポーラーパー]の性能を高めた70sの[スペリオールポーラーパーカ]。デッドストックで、ダックのイラストが可愛い紙フラッシャーも残る希少な個体。21万7800円(デザートスノー 千葉043-225-9600)

着丈が長く上品な装いにも合わせられるダウンジャケット、[ノースウエスターナー]。当時の価格は[ヘビーデューティカラコラムパーカ]の1.5倍もした高級モデル。3万2780円(ピグスティ a⇌zストア 下北沢店03-6407-8229)

[カラコラム]とセットアップで着用できる60sのダウンパンツ。カラコラムタグが付き、カーゴポケットやサスペンダー仕様を備える。オーバーサイズで穿いても雰囲気が良い。3万円(コズミックジャンパー042-726-0610)

70sのウィメンズにのみ存在した[スリーブレスカーディガン]。詰まった襟にツイード調のテープパイピングが施されている。ゆったりとしたサイズ感で男性の着用も可能。1万5000円(コズミックジャンパー042-726-0610)

前開きにクラウン製バネジッパーを使用した50s[スカイライナー]。襟付き仕様は極めて珍しく、襟を立てて着ていたのか、上からニットリブ地を当てたカスタムが施される。価格未定(アームスクロージングストア03-3793-5334)

スナップボタンは年代によりデザインが変わる

【1960s後期〜70s中期】三角EB

スナップボタン表面に刻まれたEBの文字が、三角形を描くように配置。使用期間はおよそ5年ほどと短く、現存数も少ない希少な仕様である。

【1970s中期〜80s】カーブEB

EBの文字が一筆書きのようなカーブで表現されたロゴ。70s中期からカタログにも登場し、以降ブランドを象徴する意匠として広く使われる。

意外と珍品と名品が多いのが「ジャケット」

フードが取り外し可能な80s後期頃のマウンテンパーカ。スタイルはオールドだが、シェル生地がソフトな質感で、よりファッションとして着やすい仕様になっている。1万2000円(デザートスノー 1号店042-727-3660)

2000sの[マウントアダムスプルオーバー]はレジェンドタグが付く。プルオーバー型のフィッシングジャケットをコットン地で仕立てた異色作で、古着市場でも人気が高い。2万1780円(ミスターチャビー03-6304-9566)

ハンティング用のレザー銃尾当てが両肩に施されたハリスツイードのカントリーコート。60s後期頃のタグは、山の形がピラミッドに見えることから白ピラミッドタグと呼ばれる。1万6500円(maar03-6383-2152)

黒タグにも年代により変化がある

【1970s初期〜80s中期】黒タグ(前期)

いわゆる黒タグと呼ばれる代表的なデザイン。黒地に金刺繍でブランド名が描かれ、その下に小さく「EXPEDITION OUTFITTER」の文字が入る。

【1980s後期〜90s初期】黒タグ(後期)

デザイン自体は前期とほぼ変わらないのだが、ブランド名の下に入る文字が「OUTDOOR OUTFITTER」に変更されるのが後期の特徴である。

独特な色使いがエディー・バウアーらしい「シャツ」

80s後期から90sの「エディー・バウアー」のシャツは、襟内側に生地名のタグが付く。こちらはラフトンツイル素材で、ボディ部分のツイル生地を大胆な切り替えが特徴。7700円(ドラセナ 吉祥寺本店0422-26-9366)

ネル生地のシャツには後襟内側に「マッキンリークロス」のタグが付く。80s後期の100%コットン製でアメリカ製。ネルシャツの定番である大振りのチェック柄は好配色。2万1780円(アームスクロージングストア03-3793-5334)

スウェット生地をベースに、襟とショルダー部分がラグビーシャツのような切り替え仕様。90sらしいカラーリングとビッグシルエットで、デザイナーズのような存在感を放つ。8690円(ギミック04-7166-0757)

ダウンだけじゃなく、化学繊維も豊富「フリース&ニット」

90sに数年間のみ展開されたスポーツライン「EBTEK」。カラフルで前衛的なデザインが面白く、左裾のブランドロゴ刺繍パッチがアクセントになる。時代感を楽しめる1着。8580円(ピグスティ a⇌zストア 渋谷店03-3314-5670)

80s初期のフリースプルオーバー。左ポケットにピスネームが付くのが時代を象徴するディテール。セットアップになるパンツも当時リリースされており、探して揃えたい。1万4080円(ベルベルジン03-3401-4666)

トラッドな装いに似合うショール襟プルオーバーセーター。前期の黒タグが付く80sアメリカ製で、袖口や裾の長めリブ編みがスタイリッシュな印象を与える。8690円(ギミック04-7166-0757)

独特のデザインを効かせた「バッグ」

三角の曲線を描く独特のフォルムと、ボトル収納を想定した縦長ポケットが特徴的なティアドロップリュックサック。ストラップ金具の仕様から70s後期〜80s初期製と推測。1万9580円(iti vintage clothing & humor電話番号非掲載)

丈夫なコーデュラナイロンを使用したガイドパック。デイパックよりやや大容量で、ストラップ金具にプラスチックパーツを使い始めている80s初期〜中期のモデル。1万6000円(コズミックジャンパー042-726-0610)

丸みのあるフロントポケットと大きなロゴプリント、グレー×グリーンの配色が可愛いバックパック。実はクーラーバッグとして作られたが、普段使いにもおすすめ。1万4300円(ファブリック 04-7166-1223)

バッグは黒タグ→レザー→プリントへと変遷する

1970s初期〜80s中期

ウエアと同じ黒タグがバッグにも使用されていた時期。ウエアと同年代のものが多いが、後期黒タグはウエアより後年まで使用していた可能性有り。

1980s中期〜80s後期

黒タグデザインの型押しが施されたレザーパッチが登場。80s中期から後期にかけてのバッグのフロントセンター部分に多く使用されている。

1990s初期〜90s中期

ブランド名の文字のみを大きくプリントしたデザインが主流となる。プリントに加えて、ブランド名を刺繍であしらったタイプもこの頃から増える。

(出典/「2nd 2026年1月号 Vol.216」)

この記事を書いた人
原田学
この記事を書いた人

原田学

断然古着主義

1972年京都府生まれ。『2nd』『Lightning』『CLUTCH』 を支えるスタイリスト。『2nd』での連載は通算200回を超え、現代の古着市場のリアルな声を反映したスタイリングには定評がある。ヴィンテージやアンティークへの深い知識を持ち、素材や背景を理解したコーディネートにファンも多い。自らの“好き“を詰め込んだ私的アーカイブ『the SUKIMONO BOOK』は、ファッション業界内でも愛読者の多い。
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