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全部盛りスマートグラス『Rokid(ローキッド)』ファーストインプレッション

これまでもいろいろなスマートグラスを試してきたが、今度はRokidを試用する機会を得た。Rokidは中国・杭州(上海近くの都市。人口1260万人で、アリババ本社のあるハイテク都市)に本拠を構えるスマートグラスメーカー。以前レポートしたように、緑色のオーバーレイ表示ディスプレイ、カメラ、スピーカー、AIなど、全部盛りが特徴。価格は10万9890円。

Rokid
https://jp.rokid.com/

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画面表示も、 カメラも、スピーカーも、AIも全部盛り

筆者はカメラ付きでディスプレイのないRay-Ban Metaと、カメラとスピーカーがなくてディスプレイのあるEven G2を使っているが、このRokidは、緑色のオーバーレイ表示ディスプレイ、カメラ、スピーカー、AIなど、全部盛りなのが特徴。

洗練されたデザインで、ほとんど普通の眼鏡に見えるEven G2に対して、いかにもスマートグラスっぽいのがRokidだが、これだけ機能が山盛りなら、それもまたアリかもしれない。

しばらく使い慣れないと、本当のメリットは分からないかもしれないので、まずはファーストインプレションとしてお伝えする。

パッケージ内容はご覧の通り。眼鏡本体は三角柱のケースに入っており、充電用のケーブルなどが付属する。

充電はケース経由ではなくて、マグネット式のコネクタを眼鏡につける方式。ケーブルをなくしそうでちょっと気になる。

見えるものに関して、AIに質問できるのが便利

Rokidの最大の武器であり、欠点にもなり得るのが、カメラがあることだろう。

特に、「Hi Rokid,今見えてるのは何?」「Hi Rokid,このメニューを翻訳して」と、カメラ画像をAIに渡すことができるのが最大の武器。実際に使ってみると、そのメリットの大きさには驚く。

あと、カメラがあるから、表示している文字とともに画面キャプチャを撮れるというのも記事を書くのにはありがたい。Even G2の場合は、目に見えている緑の文字を皆さんにお伝えするのに大変苦労する。Rokidの伝わりやすさは大きな武器になる気がする。

カメラはAI利用が目的だから、かなり広角

カメラ解像度は1200万画素。撮影してみるとかなり広角で、自分が思っているよりワイドに撮れている。この写真、かなり手前のポットに顔を寄せて撮ったのだが……。つまりはAIなどに認識させるために、視界全体を撮るような画角になっているということだろう。

プロンプターや、翻訳などの機能は、Even G2と同様にかなり実用的。これは、この手のオーバーレイ型表示のスマートグラスのキラー機能だと思う。iPadでRokid公式の動画を再生しているところで、翻訳機能を使ってみるとこんな感じ。

動画で掲載するとこんな感じ。

vid-20260829-194717-a0

その他、AIを使って「Hi Rokid,○○○○とメモしておいて」とか、「明日の12時から『○○さんとランチ』とカレンダーに入れて」なども可能(ただし、筆者はまだどのカレンダーに連携しているのか確認できていない。Rokidの内部ではiPhoneのカレンダーを見られるのだが、Rokidで追加したカレンダーをiPhone側で確認できていない。確認でき次第追記する)。

全部盛り、ただし洗練されていない部分もある

全体として、思ったより多くの機能が上手く動いている。ただし、もちろん音声の日本語読み間違いなど、いまひとつ洗練されていない部分も多い。

また、冒頭でも述べた通り、いかにもスマートグラスというデザインだし、カメラが付いているので、駅のホームや電車の中など、人の多いところで装着するのは憚られるという問題もある。また、スピーカーも当然のことながら音漏れするので、日本の電車の中で本機のスピーカーを使って音楽を聴くのは難しいと思う。別途イヤフォンを併用したい。

また、もうひとつ気になるのが、位置情報、写真、カメラ、マイク、Bluetooth、ローカルネットワーク、スケジュール、モーション&フィットネスなど、多くの機能にフルアクセスの権限を欲しがること。別にアルバム全部にアクセスする必要はないだろうし、このあたりもうちょっと抑制した方が使いやすいのではないだろうか?

全般として、全部盛りで多機能だがいまひとつ洗練されていないRokidと、洗練されており実用的だが機能が少ないEven G2という戦いになりそうだ。もうしばらく使ってみて、改めてその実用性をレポートしたい。

(村上タクタ)

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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