書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

映像表示可能な『Meta Ray-Ban display』ザッカーバーグが発表

2025年9月18日(日本時間)に開催されたMeta Connect 2025で、マーク・ザッカーバーグが、ディスプレイ付きAIグラスとして『Meta Ray-Ban display』を発表。価格は799ドル。9月30日発売。

まずは、スタンダードなMeta Ray-Banと、Meta Oakleyのアップデート

発表会では、まず従来型のMeta Ray-Banが画期的デバイスとして普及していることをアピール。3Kビデオ撮影が可能で、バッテリーライフが2倍に伸びたニューモデルを発表した。

筆者は旧モデルを使っているが、日本ではAI機能が使えないこともあって、あまり長時間は継続使用しないせいか、バッテリーライフについて不満を感じたことはない。しかし、映像がかなり広角であることもあり、録画されるビデオ解像度については満足していなかったので、この新型はうらやましい。

フロリダで、Ray-Ban Meta買ってきた

フロリダで、Ray-Ban Meta買ってきた

2025年10月27日

 

続いてはMeta Oakleyの新型。アクションシーンで使えるMeta Oakley Vanguard。アクションカメラ的な使い方ができる。

防水で、スローモーションやタイムラプスも撮影可能。Red Bullとのコラボ動画に納得がいった。なるほど、そういうデバイスね。アクションカムのような使われ方をするらしい。ガーミンとの連携で、撮影した動画に速度などのデータを同期することもできるという。

Meta Ray-Banにカラーディスプレイ装備

そして、待望のMeta Ray-Ban Display。

Meta Ray-Banの機能に加えて、視界の横に透過型の表示が出る。メッセージを見たり(なんで、Facebook MessengerじゃなくてWhatsAppを見たんだろう?)、写真を見たり、音楽を聴いたりできる。

これが、どのぐらいの解像度、明るさで見られるのかは大変気になるところ。“High-Resolution Display”と言っていたが解像度は明言されず。視野角1度あたり42ピクセルということだが、それがどのぐらいの解像度なのかは分からない。

デモでは安定して空間に文字が表示されているように見えたが、経験からすると映像は頭の動きとともにブレるので、このデモほど安定して動作するのかは分からない。当然のことながら、操作にはMeta Ray-Banと同じくMeta AIが大事な役割を果たすのだが、日本ではMeta AIが動かないところがツライ……ということが想定される。

もうひとつ特徴的なのが、Meta Neural Band。

手首に巻いて使い、最先端の表面筋電図技術を使ってMeta Ray-Ban Displayの操作に使う。なんと、文字を入力したりもできるとのこと(仮想キーボードを叩いているのではなく、指で文字を書いてる風だった)。

なんと、ザッカーバーグは壇上でライブデモを実施。実際にMeta AIに話しかけて操作したり、メッセージを入力したりしてみせた。

しかし、Boz(MetaのCTOであるAndrew Bosworthのこと)からかかってきた電話に出るシーンでは、上手く着話ボタンを操作できず何度もやり直すハメに。

顔には笑顔を浮かべながら、相当焦っていたようで、思わずスティーブ・ジョブズがコダックのデジカメがライブデモで動かずにブン投げたシーンを思い出した。ザッカーバーグはMeta Ray-Ban Displayを投げなかった。大人である。

まぁ、何千人という人がいて、Wi-Fi電波も飛びまくっている場所では、デモにはトラブルが起こりがち。そうでなくても、これまで100回やって上手くいっていたものが、プレゼンの時だけ動かなかったりするということもあるがちだ。

ライブ翻訳もできそうなので、アメリカに行く機会があったら買ってきたいような気もするが、Meta AIが動かない日本では使えないかもしれないのが悩ましいところ。いずれにしても、世界はグラス型デバイスに向かって動いていきそうだ。Meta Ray-Ban Displayがどのぐらい画面を見られて、操作できるのかが非常に気になる。楽しみなデバイスがまたひとつ増えた。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

進化したSchottの定番、冬のレザースタイルはこれで決まり!

  • 2025.10.30

アメリカンライダースの象徴であるSchottが、原点回帰とも言える姿勢で“本気”を見せた。伝統のディテールに、現代的な技術と素材を融合。武骨でありながらも軽快、クラシカルでありながらも新しい。進化したSchottの定番が、冬のレザースタイルを再定義する。 668US SPECIAL HORSEHID...

革ジャン職人が手掛ける、経年変化するレザーハット気にならない?

  • 2025.10.31

気鋭のレザーブランド「KLOOTCH」のレザーハットラインとしてスタートした「Brunel & Co.」独学のレザージャケット作りで磨いた革の感覚を、“帽子”という舞台で表現する──。自らの手仕事で理想の革を探求する職人が辿り着いた、新たなレザークラフトの到達点。 革ジャン職人の手が導く、生...

【土井縫工所×2nd別注】日本屈指のシャツファクトリーが作る、アメトラ王道のボタンダウンシャツ発売!

  • 2025.10.07

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! トラッド派には欠かせない6つボタンのBDシャツ「6ボタン アイビーズB.D.シャツ」 アメリカントラッドを象徴するア...

【J.PRESS×2nd別注】こんなイラスト、二度と出会えない。 著名イラストレーターとのコラボスウェット。

  • 2025.10.21

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【J.PRESS×2nd】プリントスウェットシャツ【AaronChang】 アメリカにある優秀な8つの大学を総称して...

渋谷、銀座に続き、ブーツの聖地「スタンプタウン」が東北初の仙台にオープン!

  • 2025.10.30

時代を超えて銘品として愛されてきた堅牢なアメリカンワークブーツが一堂に会するブーツ専門店、スタンプタウンが宮城県仙台市に2025年9月20日オープン! 東北初となる仙台店は北のワークブーツ好きたちにとって待望の出店となった。 珠玉の銘品たちがココに揃う。 ブーツファンが待ち焦がれた東北エリア初となる...

Pick Up おすすめ記事

“黒のコロンビア”って知ってる? オンオフ自在に着回せる、アップデートされたコロンビアの名品を紹介!

  • 2025.10.21

電車や車といった快適な空間から、暑さや寒さにさらされる屋外へ。都市生活は日々、急激な気温差や天候の変化に直面している。実はその環境こそ、自然で磨かれた「コロンビア」の技術が生きる場だ。撥水性や通気性といったアウトドア由来の機能を街に最適化し「コロンビア ブラックレーベル」は、都市生活者の毎日を快適に...

宮城県大崎市の名セレクトショップ「ウルフパック」が選ぶ「FINE CREEK」の銘品革ジャン4選。

  • 2025.10.31

宮城県大崎市に、ファインクリークを愛してやまない男がいる。男の名は齊藤勝良。東北にその名を轟かす名セレクトショップ、ウルフパックのオーナーだ。ファインクリーク愛が高じて、ショップの2階をレザー専用フロアにしてしまったほど。齊藤さんが愛する、ファインクリークの銘品を見ていくことにしよう。 FINE C...

【Punctuation × 2nd別注】手刺繍のぬくもり感じるロングビルキャップ発売!

  • 2025.10.29

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【Punctuation × 2nd】ロングビルキャップ[トラウト] 温もりのある手仕事が特徴の帽子ブランド「パンク...

生きたレザーの表情を活かす。これまでになかった唯一無二の革ジャン、「ストラム」の流儀。

  • 2025.10.30

生きたレザーの質感にフォーカスし、“バーニングダイ”をはじめとする唯一無二のレザースタイルを提案するストラム。我流を貫き、その意思を思うがままにかき鳴らすことで、オリジナリティを磨き上げる孤高のレザーブランドだ。デザイナー桑原和生がレザーで表現するストラムのモノ作りの哲学、彼が革ジャンを通して描き出...

革ジャンの新機軸がここに。アメリカンでありながら細身でスタイリッシュな「FountainHead Leather」

  • 2025.10.31

群雄割拠の革ジャン業界において、カルト的な人気を誇り、独自のスタイルを貫くファウンテンヘッドレザー。アメリカンヘリテージをベースとしながらも、細身でスタイリッシュ、現代的な佇まいを見せる彼らのレザージャケットは、どこのカテゴリーにも属さない、まさに“唯我独尊”の存在感を放っている。 XI|シンプルな...