「スタンプタウン」の名物スタッフ・サスペンダー池岡が推す新春(旬)スウェードブーツ6選。

定番から旬のモデルまで幅広く揃い、リペアなどのアフターサービスも万全。ブーツファンが足繁く通う専門店「スタンプタウン渋谷」の名物スタッフサスペンダー池岡さんに、今シーズンおすすめのスウェードブーツを訊いた。

スタッフ目線で作り込まれた別注ブーツ。

今シーズンのラインナップの中でも、ひときわ存在感を放つのがこのスタンプタウン別注モデル。90年代に存在していた名作をベースに、ブーツのスペシャリスト目線でアップデートした一足だ。昨年6月には、スタッフ自らアメリカ本社まで足を運び、細部を詰めてようやく完成させたという。

「スタンプタウンのスタッフが、1年中毎日履きたい靴。それを全部詰め込みました」

と語るのは、リクラフターとして活躍する名物スタッフのサスペンダー池岡さん。アッパーにはブラックスウェードを採用し、サイドには耐久性に優れたケブラー素材を組み合わせたツートーン仕様のケブラーライト。脱ぎ履きのしやすさを考え、レースインのファスナーユニットを搭載。さらに6㎜のEVAミッドソールを追加し、クッション性と歩きやすさも大きく向上している。

「見た目以上に軽いですし、正直履いていて、かなり楽なブーツですね。このファスナー仕様に慣れると、もう戻れないです」

ヒールには「Made in USA」の刻印が入り、アメリカ製ならではの武骨さとクオリティへの信頼感も健在。日常使いを前提に考えられたこの一足は、今シーズン紹介する多彩なモデルの中でも、スタンプタウンらしさを色濃く感じさせる存在となっている。

リクラフター・サスペンダー池岡さん|ホワイツブーツの本社工場にて、約7年間、ブーツ作りを学んだ後、スタンプタウン渋谷にて、ホワイツブーツのカスタムオーダーやブーツのリペアを担当する

Danner|Kevlar Light Stumptown Exclusive

ブラックスウェードとアッパーにケブラー生地を掛け合わせたツートーンのケブラーライト。1990年代に存在した名モデルを、今シーズン、スタンプタウンがエクスクルーシブで復刻。「アメリカ本国まで足を運び、ようやく実現したスタッフ肝入りの1足。カッコ良さはもちろん、履き心地も抜群です」

ブーツのトップラインには、アメリカ製であることを証明する「MADE IN USA」の小さなタグがしっかりと装備され、さりげなく存在感も主張している。

モデル名にも冠されたアッパーサイドに使用されているケブラー素材。軽量かつ強靭で、ブラックスウェードとともに全体の雰囲気を引き締めている。

オリジナルの仕様に比べて、6㎜のEVAミッドソールを追加することで、さらに快適でコンフォータブルな履き心地を体感できる作りになっている。

ヒール部分には、ダナーブーツではお馴染みのブランドロゴが刻印されている。ここでも「MADE IN USA」の刻印が施され、堂々と光っている。

簡単に取り外し可能なハーフインソールが装備され、そこにはエクスクルーシブモデルであることがわかるスタンプタウンのロゴが表記されている。

シューレースに装着可能なレースインファスナーユニットを搭載することで、日常使いで、脱ぎ履きのしやすさが大幅に向上しているのも魅力だ。

Danner|Klamath

20年以上前に日本の工場で作られていたクラマス。「当時はラギッドソール仕様でしたが、軽さを重視してアップデート。現在も日本製で、長らく欠品が続いていましたが、ようやく入荷しました」40,700円

RED WING|6’Classic Moc #8836

レッドウィング伝統の6インチクラシックモックをベースに、オイル入りラフアウトのミュールスキナーにチョコレートカラーの新色が登場。「擦り傷や雨にも強く、独特の色ムラと深みで男らしさ全開のヘビーな1足に仕上がっています」51,150円

RED WING|9’Pecos #8168

待望の復刻を遂げた名作ペコス。ラフアウトレザー、ホーソーン・アビリーンを採用。「サンドベージュって、汚れが目立ちそうで手を出しづらい色ですけど、汚れてもカッコいいのがペコスです」51,150円

WHITE’S BOOTS|6’Smoke Jumper

分厚くオイルたっぷりなディストレストレザーを使用したスモークジャンパー。「アメリカの職人さんたちから人気の高い革で、ガンガン履きたい人向け。明るめの革で6インチと相まって重くなりすぎず、合わせやすいのがポイントです」207,900円

WHITE’S BOOTS|6’North West LTT

オイルを含ませたレッドドッグラフアウトレザーを採用したノースウエスト。「ボリュームあるフォルムにトラクションソールを装備し、控えめなアーチーズでフラットな履き心地が魅力のブーツです」216,700円

【DATA】
スタンプタウン
渋谷東京都渋谷区神南1-11-5-2F
Tel.03-3477-0658
11AM-8PM

15’12 – Home

(出典/「Lightning 2026年3月号 Vol.383」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

磨き続けた伝統が、新たな定番を生み出していく。「アリゾナフリーダム」の新作に注目

  • 2026.06.03

長く愛される定番には理由がある。そして、その定番を更新し続ける覚悟があるからこそ、プロダクツは生き続ける。今回、紹介する新作は、奇をてらった変化ではなく、受け継がれてきた意匠や職人技を礎にしながら、細部にわたり静かな進化を重ねた美しい作品たち。変わらないために進化し続ける。そこには揺るぎないクラフト...

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

Pick Up おすすめ記事

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

磨き続けた伝統が、新たな定番を生み出していく。「アリゾナフリーダム」の新作に注目

  • 2026.06.03

長く愛される定番には理由がある。そして、その定番を更新し続ける覚悟があるからこそ、プロダクツは生き続ける。今回、紹介する新作は、奇をてらった変化ではなく、受け継がれてきた意匠や職人技を礎にしながら、細部にわたり静かな進化を重ねた美しい作品たち。変わらないために進化し続ける。そこには揺るぎないクラフト...